Bリーグ注目の選手ランキング
Bリーグ(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)とは、2016年9月22日に開幕した日本の男子プロバスケットボールリーグです。
これまで日本のバスケットボールのトップリーグはJBLからbjリーグが独立したことで、2リーグが存在する状態となっていました。これに懸念を示した国際バスケットボール連盟(FIBA)が統合を促すも叶わず、国際試合出場停止という制裁を課しています。
これを受けて両リーグの統合を含む諸問題を解決するため、Jリーグチェアマンとしても知られる川淵三郎氏がチェアマンを務める「JAPAN 2024 TASKFORCE」が発足され、TASKFORCEが主導となって両リーグの統合が実現し、Bリーグが設立されました。
BリーグはJリーグ常務理事を務めた大河正明をチェアマンとし、Jリーグと同様に厳しい財務体制のチェックを行なったり、5000人以上を収容できるホームグラウンドを確保することを義務付けるなど、様々な改革を行なっています。
ソフトバンクがトップパートナーとして4年で120億円の大型契約を行い、インターネット放映が決まっているほか、NHK BSでの放映権契約を結んだりと、Bリーグはメジャーなプロスポーツとして成長っするためのステップを踏んでいます。
この記事では、皆さんがBリーグに興味を持ってもらうための入り口として、Bリーグに所属する選手の中からオススメの選手をランキング形式で紹介しています。
9月22日に開幕を迎え、今後ますます成長していくと予想されるBリーグに対して、この記事を通じて関心を持っていただければ幸いです。
1位 比江島慎 (シーホース三河)
日本屈指の得点能力を持つ日本のエース
- 1990年生まれ
- 190cm, 88kg
- 未来の1億円プレーヤーとして期待されている

2位 田中大貴 (アルバルク東京)
Bリーグ期待で最注目の新星
- 1991年生まれ
- 192cm, 93kg
- 新たに発足したBリーグでは注目選手として度々ピックアップされている

長崎西高校では1年生からスターターに選ばれ、ウインターカップ、インターハイに出場している。東海大学でも1年時から主力選手として活躍し、3、4年時にはインカレの連覇を果たし、さらに自身も2年連続でMVP、MIP(最も印象的な選手)に選ばれる活躍をした。
2014-15シーズンにはルーキーオブザイヤーにも選ばれており、順調にステップアップを果たしている。新たに発足したBリーグでも、優勝候補と呼ばれるアルバルク東京の中心選手として期待されている。
3位 竹内公輔 (リンク栃木ブレックス)
- 1985年生まれ
- 206cm,98kg
- 双子の弟、譲次と共に「竹内世代」と呼ばれる

二卵性双生児の弟に竹内譲次がおり、共に2メートルを超す長身と、高い運動能力を併せ持つ。「竹内世代」として、この世代は黄金世代と呼ばれた。
弟の譲次とは別の大学に進み、慶応大学ではインカレ優勝に貢献し、自身もリバウンド王に輝いた。プロ入り後も活躍し、日本代表でも高い実績を持つ。2016シーズンからリンク栃木ブレックスに移籍している。
4位 田臥勇太 (リンク栃木ブレックス)
日本人初のNBAプレイヤー
- 1980年生まれ
- 173cm,75kg
- 高校時代に史上初の9冠を達成した

日本人初のNBAプレイヤーとして高い知名度を持つ、日本バスケ界の生きる伝説。能代工業高校時代には3年連続でインターハイ、国体、ウインターカップの3大タイトルを制する史上初の9冠を達成した。ウインターカップでは東京体育館に1万人もの観客が詰めかけるほどであった。
世界ジュニア選抜に日本人として初めて選ばれるなど海外でも評価され、2003年にNBAに挑戦し、見事契約を勝ち取っている。出場時間こそ短かったが、日本バスケの歴史に燦然と輝いている。
35歳になった今もなおトップ選手として君臨しており、2015年シーズンにはアシスト王、ベスト5にも選ばれている。
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- 作者朝日新聞
- 出版・メーカー朝日新聞社
- 発売日2016-01-08
5位 富樫勇樹 (千葉ジェッツ)
- 1993年生まれ
- 167cm,70kg
- 田臥勇太に次ぐ日本人2人目のNBA契約

日本人では田臥勇太に次ぐ二人目のNBA契約を勝ち取った選手。
中学では全中優勝を果たし、高校ではアメリカにバスケ留学をしている。アメリカでも実力を発揮し、NCAA一部大学からの誘いもあった。bjリーグでの活躍後2014シーズンにNBA挑戦を行い、見事マーベリックスとの契約を勝ち取った。
167センチと日本人の平均体格を下回るが、抜群のテクニックとスピードでそれをカバーする。2016シーズンは千葉ジェッツでプレイをすることが決まった。
6位 五十嵐圭 (新潟アルビレックスBB)
- 1980年生まれ
- 180cm,70kg
- バスケ界きってのイケメンでDVDや写真集も出している

バスケ界きってのイケメン選手として数多くのメディアにも出演し、最も知名度の高い選手の一人。プライベートでも元フジテレビアナウンサーの本田朋子さんと結婚して話題になった。
持ち前のスピードを武器に日本代表にも選ばれたことも。2016年シーズンから新潟アルビレックスに移籍しており、看板選手としてbリーグ開幕に華を添える存在として期待されている。
7位 折茂武彦 (レバンガ北海道)
- 1970年生まれ
- 190cm,77kg
- 46歳にして現役を続けるレジェンド

46歳にして現役を続ける鉄人。トップリーグ出場601試合、通算8823得点は最多記録となっている。ピークが早いと言われるバスケットボールの世界において、40歳を超えてなおリーグ2位の平均得点数を叩き出すなど常識を超えた活躍を続ける。
所属するレバンガ北海道は自身が創設したクラブで、現在選手兼オーナーとなっている。出場機会こそ減っているものの、精神的支柱として活躍が期待される。
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- 作者折茂 武彦
- 出版・メーカーベースボールマガジン社
- 発売日2011-12
8位 竹内譲次 (アルバルク東京)
- 1985年生まれ
- 207cm, 98kg
- 双子の兄、公輔と共に一時代を築いた

双子の兄の公輔と共に、2メートル超えのツインタワーで洛南高校時代にウインターカップ、国体を優勝している。
大学では兄とは別の東海大学に進み、インカレ優勝、最優秀選手にも受賞している。
1984-1985年生まれの選手は竹内世代と呼ばれるほど、一時代を築いた選手。2016シーズンは新天地のアルバルク東京でプレーをする。
9位 太田敦也 (三遠ネオフェニックス)
- 1984年生まれ
- 206cm,112kg
- 外国人に引けを取らない屈指のビッグマン

206センチ、112キロという日本人離れした体格を持つビッグマン。bjリーガーとして唯一日本代表入りしていたこともある選手で、持ち前の体格を武器に、外国人選手が相手でも一歩も引かないディフェンス能力が売りの選手。
一方でオフェンス能力に難があり、平均得点が2点台というシーズンが続いていたが、オフェンス能力も向上してきており、スキのない選手に成長しつつある。
10位 アイラ・ブラウン (サンロッカーズ渋谷)
- 1982年生まれ
- 193cm,105kg
- MLBと契約したことのある元プロ野球選手
- 2016年に日本国籍を取得

高校時代には野球をやっており投手として活躍し、ロイヤルズと契約している。マイナーリーグまで昇格するも肩の故障のため2005年に引退している。
その後、大学に入学してバスケットボールに転向した。
メキシコ、フィリピン、アルゼンチンと各国を渡り歩き、2012-13シーズンから日本のbjリーグに所属。高い得点能力とリバウンド能力で好成績を残している。
2016年8月には日本国籍を取得し、日本代表入りを果たした。
11位 岸本隆一 (琉球ゴールデンキングス)
- 1990年生まれ
- 176cm,75kg
- スリーポイントも得意な点取り屋

バスケ王国沖縄出身の選手で、現在も沖縄のチームに所属しています。北中城高校でインターハイ出場、大東文化大学でインカレ出場を果たしています。
176センチと小柄ですがチームきっての点取り屋として琉球キングスのbjリーグ優勝に貢献しました。スリーポイントシュートの成功率が高いのも特徴です。
12位 城宝匡史 (富山グラウジーズ)
- 1982年生まれ
- 183cm,83kg
- 高いシュート精度による屈指の得点能力

高校時代には国体でベスト8、大学ではインカレで関西大学選手権を優勝し、2年時には最優秀選手にも選ばれている。
多くのシーズンで平均得点15点以上を叩き出す高い得点能力を持っており、特にミドルシュートの精度が高い。2015-16シーズンには日本人初のプロ通算6000得点を記録した。
2015年にはタレントで元グラビアアイドルの長尾麻由と結婚した。
13位 田口成浩 (秋田ノーザンハピネッツ)
- 1990年生まれ
- 184cm, 84kg
- スリーポイントを武器とする高い得点能力

今では日本代表に選ばれるまでに成長したが、もともと中学まで野球をやっていて、高校からバスケを始めている。高校では全国大会には出場していないが、能代工業から29得点を上げるなど早くから才能を発揮した。
選手としての特徴は高いスリーポイントの成功率で、2013-14シーズンでは44.5%を記録し、スリーポイント成功率1位のタイトルを獲得している。現在はチームのキャプテンであり、中核選手として活躍中。
14位 相馬卓弥 (大阪エヴェッサ)
- 1991年生まれ
- 182cm、78kg
- 3ポイントを得意とするチームの得点源

大阪エヴェッサ加入後4シーズン目となる中心選手。
天理大学次代には関西学生バスケットボールリーグで優勝し、最優秀選手にも選ばれている。
安定感抜群の3Pシュートを武器に、外国人選手が得点源となっているチームの中で、日本人選手チーム屈指の得点力を誇る。
15位 志村雄彦 (仙台89ERS)
- 1983年生まれ
- 160cm,65kg
- 160センチの小柄ながらチームを牽引する大黒柱

160センチとバスケでなくとも非常に小柄な体格ながら、高校時代には国体、ウインターカップ優勝を果たし、慶応大学ではチームを45年ぶりのインカレ優勝に導き、自身もMVPに輝いている。
類まれなるスピードとディフェンスを武器に、bjリーグでもアシスト王に輝くなど活躍するなどチームを牽引している。
16位 桜井良太 (レバンガ北海道)
- 1983年生まれ
- 194cm,75kg
- 日本人離れした身体能力、卓越したボールハンドリング力

四日市工業高校時代に、常勝軍団である能代工業を相手に51得点7ブロックという大活躍をして勝利した試合はYouTubeでも百万再生を超え、スラムダンクの流川楓のようだと話題になった。
194センチという長身と、それに見合わない身体能力、高いボールハンドリング力を併せ持ち、NBAに最も近い日本人とも呼ばれ、日本代表にも度々選出されている。
現在は33歳でベテラン選手の域だが、チームの中心選手として活躍している。
17位 多嶋朝飛 (レバンガ北海道)
- 1988年生まれ
- 173cm,73kg
- イケメンで女性人気も高い

北陸高校時代にはインターハイ優勝、東海大学では関東大学リーグ優勝に貢献し、MIP(最も印象的な選手)も獲得している。
小柄だが持ち前のスピードとディフェンス能力でチームを牽引する。ルックスが良く、女性人気が高い。
18位 満原優樹 (サンロッカーズ渋谷)
- 1989年生まれ
- 198cm,102kg
- 現役日本代表

高校時代は能代工業でインターハイ優勝、東海大学ではインカレ準優勝を果たしている。
チームでは竹内譲次や外国人選手との熾烈なポジション争いがあったが、その中で結果を出し現在日本代表に選ばれている。
19位 松井啓十郎 (アルバルク東京)
- 1985年生まれ
- 188cm,83kg
- 日本人として初めてNCAA一部でプレー

コロンビア大学時代に日本人として初めてNCAAの一部でプレーしている。高校時代にNBAを目指して単身渡米をしたチャレンジ精神を持つ。
どんな場所からでも放てるスリーポイントが武器で、成功率も40%以上の高い数値をキープしている。20位 川村卓也 (横浜ビー・コルセアーズ)
- 1986年生まれ
- 193cm,92kg
- 抜群の得点能力を武器にNBA挑戦したことも

日本を代表するシューターとして圧倒的な得点能力を誇る。
高校時代から卓越した得点能力で活躍し、NBA選手からも高い評価を受けた。また、日本初の高卒プロ契約を結んでいる。
JBLでも持ち前のシュートを武器に得点を重ね、日本代表でも活躍した。2013年にはNBAに挑戦したが失敗に終わった。
2016年には横浜ビー・コルセアーズに移籍しており、活躍が期待される。
21位 狩野祐介 (川崎ブレイブサンダース)
- 1988年生まれ
- 178cm,77kg
- スピードと高いディフェンス能力

北陸高校でインターハイ優勝、日本大学ではインカレ優勝と、高校・大学で全国優勝を果たしている。ポイントガードとしてチームの司令塔として活躍しており、川崎ブレイブサンダースのNBL優勝に導いた。
28歳を迎えた2016年には日本代表にも選出されており、これからの飛躍に期待がかかる選手である。
22位 金丸晃輔 (シーホース三河)
- 1989年生まれ
- 192cm,88kg
- スリーポイントを得意とする高い得点能力

全てのシーズンで平均15得点以上をマークしている、屈指の点取り屋。
打点の早いクイックなスリーポイントシュートはブロック困難であり、成功率1位のタイトルを2度も獲得している。
日本代表でも持ち前の得点能力で活躍していたが、リオ五輪の最終予選メンバーからは外れてしまった。
23位 辻直人 (川崎ブレイブサンダース)
- 1989年生まれ
- 185cm、84kg
- スリーポイントシュートが武器

洛南高校、青山学院大学と各カテゴリにおいて全国優勝に導いてきた。大学3年、4年時には2年続けて関東大学選手権の優勝および、個人でも3ポイント王、MVPを獲得するなど輝かしい経歴を持つ。
東芝ブレイブサンダースでも1年目から取得選手として活躍し、JBL新人王を受賞。翌年のプレーオフ・ファイナルではMVPを受賞するなど活躍を続けている。
日本代表でも高い得点能力を武器に主力として活躍している。
24位 岡田優介 (京都ハンナリーズ)
- 1984年生まれ
- 185cm,80kg
- 公認会計士の資格を取ったことが話題に

得点の多くを3ポイントが占めているほど、3ポイントを得意とする選手で、日本代表にも選出されている。
また、有力選手でありながら、公認会計士の資格を取ったことが話題となった。監査法人の非常勤として公認会計士業務を行っていたこともある。
百道中学校、洛南高校、青山学院大学と強豪校を渡り歩き、高校時代にはウインターカップ3連覇、大学ではインカレ2連覇および優秀選手受賞という華々しい経歴を歩んできたエリート選手。シーホース三河でもルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど順調にステップアップを重ねてきた。
190センチという長身に見合わない俊敏さを武器に、1対1で絶対的な強さを誇る。得点能力は日本でも屈指であり、日本代表でもエースとして活躍している。
フジテレビで放送されているスポーツバラエティの「スポーツジャングル」では、大河チェアマンから未来の一億円プレイヤー候補ナンバーワンに指名されるなど、今最も注目の選手と言っていいだろう。