2016年10月08日

ステルスゲームの原点「メタルギアソリッド」が今なお傑作であり続ける理由

最新作「メタルギアソリッドV ファントムペイン」で完結したメタルギアシリーズ。最後はゲームを制作した小島監督がコナミから更迭され、実質未完成の状態で発売されたのではないかといった憶測が飛び交い、様々な意味で問題作となった。

いくつものシリーズが発売されてきたが、私は原点とも言うべき「メタルギアソリッド」こそが、最高傑作であると思う。

ステルスゲームというジャンルの創設

それまでゲームの基本は「敵と戦って次に進む」事にあった。しかしメタルギアソリッドは、その基本を完全に覆し「戦わずに隠れて進む」という今まで想像もできなかった手法を取り入れた。

今でこそ「ステルスゲーム」というジャンルが確立されているが、当時そんなジャンルは存在していなかっただけに、メタルギアソリッドの登場はゲーム業界に衝撃を与えたのだった。

映画のような重厚なストーリー

ただ単に「戦わないで隠れて進む」だけのゲームでは地味すぎて、プレイヤーは飽きてしまう。

しかしメタルギアソリッドには、まるで映画のような重厚なストーリーが全体を包み込んでいる。テロリストが占拠する施設に単独潜入するという設定が、ゲームに緊張感とリアリティを与えてくれるのだ。

しかも実際に見つかってしまうと本当に激しい攻撃を受けてゲームオーバーになってしまう可能性が非常に高い。

よく考えれば単独潜入で大勢と戦って勝てるわけがないのだ。リアリティを突き詰めれば、隠れながら極力戦わずに進んでいく事は当然の事。

さらに要所々々に謎が散りばめられているので、ストーリーにもドンドン引き込まれるし、そ時には派手なアクションゲーム要素も加わっていて、ゲームとしての娯楽性を考えつつ、1本の映画をゲームを通して体験しているような感覚にさせてくれる。

ゲームにメッセージがあり哲学がある

そしてこの映画のようなストーリーにはゲームを盛り上げるだけではなく、深いメッセージ性と哲学が存在する。

「反戦」と「反核」そして「遺伝子」がテーマになっていて、ゲームとして楽しさを提供するだけではなく、ある意味では重たいテーマをプレイヤーに投げかけているのだ。

生きるとは何か?戦うとは何か?

そして戦争の恐ろしさ、核兵器の恐ろしさ。さらに遺伝子を通して次世代に伝えるものは?

これほどまでのメッセージ性と哲学のあるゲームはそれまで存在しなかったと言っていいだろう。

クリアした時にただ「面白かった」では終わず、プレイヤーの心に深く訴えかけるものを残すゲームなのだ。

音楽の素晴らしさ

また音楽も素晴らしい。緊張感のあるゲームジャンル、そして重厚な映画のようなストーリーを支える上で、音楽の持つ意味は非常に大きいが、メタルギアソリッドはその点をしっかりと理解している。

ゲームと合わせて是非サウンドトラックを入手して聴いて欲しい。こちらもまるで映画のサウンドトラックのような重厚感があり、感動がある。

エンディングに流れる「The Best Is Yet To Come」は、今も私の心に残る名曲の一つだ。

古いゲームだが今プレイしても面白い

メタルギアソリッドは初代プレイステーションで発売されたゲームなので、ビジュアルは荒いポリゴンで、最近の実写と見間違えるほどのCG技術の高いゲームと比較すると見劣りするかもしれない。

しかし一度プレイすればそんな事は吹き飛んでしまう面白さがある。是非プレイしてみて欲しい。

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