ディズニーがみんなの心をつかむ理由
ディズニーの世界は私たちの心を魅了します。映画を見た後、ディズニーリゾートで過ごしているとき、幸せな気分になる人が多いのはなぜでしょうか。
現代を見据えたメッセージが込められている
毎日を同じリズムで同じサイクルで過ごしていると、退屈になってきてしまう方は多いと思います。
退屈で済めばまだいい方で、ストレスを貯めてしまう方にとっては解放されたくて仕方ないのではないでしょうか。
辛く苦しいとき、励ましがほしいときもあります。そんなとき、ディズニー作品を見ると、今の自分の立場、感情といったものが重なるファンタジー作品に包み込まれます。それは今の自分に必要な理想形が詰まっているからではないでしょうか。
子供のころからディズニーに親しんでいる人は子供の時の気持ちを思い出すことにもなります。ディズニーは現代に合った作品を常に生んいるのです。ディズニーはヒットだけを目標にしているのではなく、今の私たちに大切なことを作品の中に必ずとりいれています。
例えば「ズートピア」では偏見のある現代、そしてそれを払拭していこうというものです。生きることはつらくて苦しいことだけどそれでもがんばっていこうというメッセージも込められています。
現実を忘れられる
ディズニーはファンタジーです。実現不可能なこともたくさん詰まった作品になっています。しかしそれは届きそうで届かない現実ではなく、絶対にありえない世界です。
私たちが今の自分から解放されたいときというのは、今を忘れたいときです。ディズニー作品の中に入り込むと、自分の嫌なところに重なることが少ないのですっきり忘れることが出来ます。そして私たちの想像を超えた世界がそこにあるので、簡単にストーリーに入り込むことが出来ます。
キャラクター設定が細かく、現実にいる人のよう
ディズニーキャラクターの設定はとにかく細かいです。
世界観やストーリーが現実とかけ離れていても、周りにいそうな、いたら楽しそうなキャラクターの性格が設定されています。そのため、とても親近感がわき、この点でも作品に入り込むことが出来ます。
例えば「アナと雪の女王」のアナは、王女としての上品さはなく元気さが目立っています。おてんばで少し身だしなみにも無頓着で、でも恋愛にあこがれる…お城の方は完璧さが目立つはずが不完全さがありつつ恋愛はしたい!という人柄がよくわかります。
これは私たちととても似た姿なのです。アナは初恋の人に裏切られながらも最終的にいい人に恵まれます。少し手を抜いたり楽をしたりしながらも楽しく暮らし、いい人に巡り合いたい、そういう人はたくさんいるのではないでしょうか。
ディズニーリゾートでの世界観
ディズニーの世界は作品の中だけではありません。ディズニーリゾートでは作品の中の世界がそのまま現実になっています。
働いているキャストさんは、私たちゲストに不快感をもたらすことはありません。それはキャストさんすべてが仕事をパフォーマンスとして私たちに素敵な時間を提供してくれるからです。
ディズニーの世界観を崩さないようふるまい、私たちを楽しませてくれます。