2016年10月20日

いよいよ任天堂のNX情報が初公開!これまでのリーク情報まとめ

2017年3月発売という事以外は、一切ベールに包まれていた任天堂の新しいゲーム機「NX」が今夜(10月20日)の23時より初めて公開されることが、任天堂の公式Twitterで明らかになりました。

そもそもNXとはどんなハードなのか?これまでどのような情報が噂で上がってきたのか、説明していきます。

NXとは?

NXとは任天堂がWii Uもしくはニンテンドー3DSの後発として開発している新しいハードの「仮称」です。過去の経緯からして発売される時には名称が変わっているものと思われます。

2015年の3月に任天堂とDeNAが業務提携を発表する記者会見で発表されたのが初出です。
その会見では任天堂がスマホゲームへの本格参戦を表明しており、それにより任天堂がコンシューマゲームから撤退するのではないかという見方に対する反論材料として当時の岩田社長が提示したことで明らかになりました。

それ以来、現在に至るまで発売日が2017年3月を予定していること以外、価格やスペックどころか、それが据置機なのか携帯機なのかも明らかにされてきませんでした。
世界的に注目されている任天堂ハードだけあって、国内外から噂やリーク情報がこれまでたくさん報道されてきましたが、任天堂は一貫して情報を公開せず、今年のE3でも出展することはありませんでした。

それでも任天堂の発表から明らかにわかることとして、少なくともNXは据置機であることは確かです。
なぜなら今年の決算報告にてWii Uの生産を近いうちに打ち切る見通しだと発表しているので、NXがWii Uの後継ハードであることは間違いありません。

また携帯機を兼ねているのではないかという見方もあり、日経新聞などではそのような推測がされています。
また現世代のニンテンドー3DSは2011年2月に発売されてから既に5年半以上が経過しており、本来なら次世代ハードが発表される頃合いであるにも関わらず、NX以外の情報は明らかになっていないため、NXが後継になるのではとも言われています。

どのような仕組みになるのかはわかりませんが、据置機と携帯機とのハイブリッド型であるという見方もあります。持ち運び可能な一方で、テレビなどのディスプレイに出力可能な仕組みがあるということでしょうか。

NXのリーク・憶測

NXはこれまで全く情報が公開されていないことから、様々な憶測や、果てはデマ情報が飛び交ってきました。ここではその中から有力なリーク及び憶測を紹介したいと思います。

曲面のタッチディスプレイ搭載

実際に任天堂からアメリカでこのようなユニークなゲーム端末の特許が出願されているのが明らかになっています。
側面や背面に物理ボタンが就いており、正面はスマートフォンのようなタッチディスプレイになっており、コントローラーのように持ってタッチ操作をすることができるというものです。

しかし特許出願されたからと言って、これがNXに採用されるのかはわかりません。
曲面ディスプレイはシャープが得意としている技術であり、任天堂は長らくシャープの技術を利用してきたことから、利用されるのでは?との味方もあります。

光学ディスクではなくカートリッジ採用

アメリカのウォールストリートジャーナルによって報道された内容で、NXのソフト供給媒体は一般的な光学ディスクではなく、カセット方式のカートリッジを採用する見通しとのことです。

据置機の場合はコストや容量の問題からブルーレイディスクなどの光学ディスクが採用されるのが通常ですが、これが本当ならば携帯機である可能性が高まります。(携帯機の場合はサイズの問題から光学ディスクの採用が難しいことから)
容量はニンテンドー3DSのカートリッジよりも4倍以上との噂もあり、大容量ゲームにも対応しているようです。

これは任天堂の携帯ゲーム向けのカートリッジ製造を請け負う半導体メーカー・マクロニクス社が決算説明会で、任天堂ハードの次世代ゲーム機が発売することで収益が改善するということを受けて浮上したもので、個人的には信憑性が高いのではないかと思っています。

スペック面は?

Wii Uは据置機としてはスペックが低く、それによってPS4やXbox One向けに提供されるハイエンドな大型タイトルをサードパーティとして迎い入れられなかったことが敗因とも言われています。
そのためNXはそれよりもハイスペックになるのではとも言われていますが、一方で携帯機であることもあることから、PS4よりもスペック面で劣るのではないかとも推測されています。

実際にどのようなCPUを採用するのかは一切明らかになっておらず、憶測ばかりが飛び交っていますが、ニンテンドーアメリカ社長のレジナルド・フィサメィ氏によれば、NXはハイスペックにこだわらず、コンテンツ重視の姿勢であるとのことから、現世代機よりもスペックで劣るのではないかとの見方が有力です。

参考: 任天堂のトップ、次世代ゲーム機NXについて「我々のフォーカスはスペックではない」

価格は?

こちらも有力な情報は入っていませんが、「299ドル説」「399ドル説」など複数の憶測が飛び交っています。
これまで任天堂のハードはソニーなどのハイエンドなハードよりも価格を抑えてきたことから、あまり高い価格にならないのではないかという見方が一般的です。

また宮本茂氏は過去のインタビューでWii Uは価格が高くなったことでユーザーの心を掴めなかったので、その反省を活かしたいとも言っており、もしかしたら低価格路線なのかもしれません。
しかしWii Uはベーシックモデルで25,000円と他のハードよりも安価だったため、これ以上抑えられるのかは懐疑的です。

まとめ

このようにNXはリークや憶測が飛び交っているのみで、確定的な情報は全くないのが現状です。
その中でも「カートリッジ説」「据置・携帯のハイブリッド説」などは一定の根拠はあるように感じられますが。

いずれにせよ本日23時からの公式映像により一定の情報が明らかになります。
ただし映像はわずか3分なので、詳細なことは明らかにならないかもしれませんが…。

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