「アサシンクリード2」の面白さとは?
ゲーム大国と言われている日本ですが、近年では外国発のゲームも国内で大変な人気を誇っています。その一つが『アサシンクリード』シリーズです。
アメリカで作られたアクションゲームですが、ハリウッド映画さながらの大胆なストーリーと爽快な暗殺アクションという点が新鮮で、世界中で人気になりました。
「アサシンクリード1」は革命的かつ実験的な作品でしたが、2はアクションもストーリーも洗練され、多くのファンを生み出し派生作品もたくさんあります。根強いファンの多い『アサシンクリード2』の面白さをご紹介しましょう。
『アサシンクリード2』の壮大なストーリー
元々アサシンクリードシリーズは現代アクションではなく、歴史アクションゲームとして売り出されています。1は12世紀末の第三次十字軍が派遣されたエルサレムが舞台でしたが、2は時代が進んで15世紀のイタリア、フィレンツェから物語が始まります。
主人公はエツィオ・アウディトーレという17歳の青年です。貴族の生まれでしたが、政治的な陰謀により家族を殺害されてしまいます。妹と母と共に生き残りますが、家はほぼ滅亡状態。やがてエツィオは父がアサシンだったことを知り、自分にもアサシンの血が流れていることを知ります。そして陰謀の裏にはアサシンと長い間対立していたテンプル騎士団の存在が…エツィオがアサシンとなり復讐のため立ち向かうという王道な復讐劇です。
ストーリーはエツィオの青年期から壮年期にかけて長い期間で展開します。その間の歴史の動きや主人公の成長が、このゲームの話の魅力です。
15世紀ルネサンス期のイタリアを再現した街並み
このゲームの最大の特徴として、パルクールのように街中を縦横無尽に駆け回れるという点があります。本作は専門家を呼んで時代考証しただけあって、屋根の瓦や建物の造形、衣装だけでなく街並みそのものもかなり緻密に作られています。歴史好きなら一度は想像する「あの時代のこの街を歩いてみたい」という願望をこのゲームは叶えてくれるわけです。
特にそれを感じられるのが聖堂です。聖堂の壁画や紋章が細かく、観光用ガイドブックでは見られないような場所まで作り込まれています。
爽快な暗殺潜入アクション
本作の主人公はアサシン(暗殺者)ですので、ターゲットや敵兵の暗殺が主なアクション要素になります。主要な武器は仕込み剣のアサシンブレード、投げナイフになりますが、このアサシンブレードによるカウンター攻撃や空中からの刺し攻撃がスタイリッシュでかっこいいのです。コツを掴むまで時間はかかりますが、タイミングなどを把握できればすんなり出来るようになります。
外国のゲームはチュートリアルが不親切とよく言われますが、本作は独特で癖のあるアクションや、前作には無かったアクションが非常に多いためチュートリアルがかなり親切です。初心者でも安心してプレイできる仕様になっています。
まとめ
『アサシンクリード2』は魅力的なキャラクターも多く登場し、アクションだけでなくストーリーも楽しめるゲームになっています。15世紀と言ったらあのレオナルドダヴィンチが生きていた時代です。本作では武器の改造や暗号解読をする天才キャラとして登場します。また、実在したメディチ家や法王なども登場し、世界史好きは思わずニヤリとしたくなるルネサンス期特有のドロドロした展開を楽しめます。
現代編とイタリア編と交互に話が進められ、どちらもテンプル騎士団の陰謀が深く関わって来ています。これは前作からの続きですので、前作をプレイしていないとよく分からない部分がありますが、やっていくうちになんとなく把握できてきますので問題ありません。
2017年にアサシンクリードの映画も日本で公開されるとの話も出ていますので、公開前に是非一度ゲームの方もプレイしてみてはいかがでしょうか?