音楽配信アプリ「AWA」がおすすめの理由
音楽ストリーミングサービスは老舗のSpotifyをはじめ、IT業界の巨人たちがリリースしたApple Music、Google Play Musicなど熾烈な競争が行われている分野です。
そんな中、国産アプリとして高く評価されているのが「AWA」です。
先進的なUIや歌詞機能など多くの魅力があるAWAについておすすめのポイントを紹介しています。
2015年から大手会社がこぞって音楽配信アプリを提供し始めました。
サイバーエージェントとエイベックスによる「AWA」、メッセージアプリでおなじみのLINEによる「LINE MUSIC」、iPhoneを販売しているあのAppleによる「Apple Music」、さらには検索最大手でAndroidを開発しているGoogleによる「Play Music」と国内外の名だたる企業が時を同じくして次々と音楽配信アプリをリリースし、さながら現在は音楽配信戦国時代です。
これらのアプリはどれも月額料金を支払うことで音楽が聴けるのが特徴ですが、従来のように音楽を買い切りでダウンロードしたあとは自分のPCやスマホから聞くのではなく、新しい曲はその都度オンライン上からダウンロードしながら再生するという点で「音楽ストリーミングサービス」とも呼ばれます。
もともと音楽ストリーミングサービスはスウェーデンのSpotifyというサービスが元祖にして最大のサービスでした。これまでiTunesがそうであったように音楽コンテンツはダウンロード販売が主流だったのに対して、Spotifyは買い切りではなく月額料金を支払うことであらゆる曲が聴き放題というサブスクリプションモデルを構築しました。
またSpotifyの場合は月額料金を支払わなくても、広告が表示・再生される代わりに無料で聴ける会員プランもあり、世界で1億人を超えるユーザーに親しまれてきました。
このSpotifyの急激な成長によって音楽コンテンツの販売形式は徐々にダウンロードからストリーミングに変わっていき、その流れに追随したのが冒頭に上げたようなアプリなのです。
Spotifyは現在でも世界最大の有料会員数と楽曲数を誇るサービスで、先日ようやく日本に上陸しましたが、今の所は招待コードを持っているユーザーしか利用できないようです。こちらも一般開放されるのが楽しみですね。
さて、このように現在はストリーミングアプリが乱立している状態なのですが、今回はサイバーエージェントとエイベックスの共同出資によって設立されたAWA株式会社が提供している「AWA」がなぜオススメなのかを紹介していきたいと思います。
AWAとは?
これまでも紹介してきましたが、AWAはサイバーエージェントとエイベックスというインターネットと音楽界の大手企業によって作られたアプリです。
PC向けにも専用のアプリが配信されていますが、スマートフォン向けアプリがメインなので、今回はスマホアプリを軸に紹介していきたいと思います。
ちなみにAWAという名称には深い意味はないらしく、左右対称の文字列ということでサイバーエージェント社長の藤田晋さんが名づけられたようです。藤田さんは他にも自社サービスのネーミングを行うなど、ネーミングセンスの高さも伺えます。
不思議と巷でブログを見ているとAWAは楽曲数が少ないのがネック、と書かれていることが多いのですが、実はそうではなく楽曲数は3000万曲で競合するLINE MUSICよりも多くなっています。LINE MUSICは公表していませんが、「LINE着うた」のリリースにて楽曲数1800万と謳っていたので、AWAの方が6割以上多いことになります。
なにしろあのエイベックスが共同出資しているわけですから、楽曲数に関しては海外の他のサービスにも見劣りしません。
ダウンロード数は900万となっており、LINE MUSICは2016年3月時点で1000万ダウンロードを突破したそうなので、LINE MUSICよりは劣っています。
ただLINEという圧倒的な知名度がある利があるのが主な要因だと思うので、必ずしもAWAが劣っているわけではありませんよ!それにダウンロード数が多くても有料会員がどれだけいるのかはわかりませんからね。
ちなみになぜ楽曲数に差があるのかというと、音楽ストリーミングサービスでは、楽曲提供してもらう際に一再生辺りいくらという契約を結びます。音楽レーベルによってはストリーミングに提供することでダウンロードやCD販売が落ちる可能性があるということで、これくらいの料金でないと受けないというように契約がこじれることがあります。
実際にSpotifyではその再生単価が低いことから、このままでは音楽業界は滅んでしまうという批判の声が上がっていたように、配信サービスとレーベルとの間で熾烈な契約交渉が行われているわけです。
その点でエイベックスがバックについているAWAはLINE MUSICよりも楽曲数が多くなっているのではないでしょうか。ちなみにApple MusicにせよPlay Musicにせよ、どこかしらのストリーミングアプリに全ての曲が入っているということではなく、それなりにメジャーな曲であってもそもそもストリーミング用には提供しないというスタンスを取っているところもあるので、案外見つからない曲も多かったりします。
ですからユーザーにとっては楽曲数が多いほうが、自分が目当ての曲が見つかる可能性が高いということで、サービスを選ぶ時の基準になるわけですね。
ただし楽曲数がいくら多いと言ってもほとんどが洋楽で、邦楽が必ずしも多いわけではありません。個人的な印象として海外サービスよりは国内サービスの方が多い印象がありますので、全体の楽曲数が多く、邦楽も安定して供給してくれそうなAWAが日本のユーザーにとっては優位かなと思っています。
UIがイケてる
自分はあまりUIに拘りがない方だったのですが、それでもUIがイケてる!と驚くくらいに洗練されています。視差効果としって、スクロールと背景を意図的にずらしているところなんかは近未来感すらあります。
メニューが全て英語なので、もしかしたら英語が苦手な方には取っつきづらいかもしれませんが、いかにもクールな世界観があって個人的には好きです。
強いて言えば標準的なアプリのUIとは大分違っているので、最初は操作に戸惑うかもしれません。ただリッチな表現にも関わらず、動作は軽快ですし、アプリの触り心地はダントツでAWAがイケてます。
Apple MusicやLINE MUSICのアプリも出来が悪いわけではないのですが、良くも悪くも普通というか、あまり驚きがないのですがAWAは一目見ただけで「おおっ」と思わせるだけのUIになっています。
歌詞表示機能がある
これは国産アプリの特徴で、LINE MUSICにもあります。
実はSpotifyが日本上陸が遅れた理由として、日本はカラオケ文化が強いので、歌詞機能が強く求められているということで、日本版だけ先行して歌詞機能をつけたことがあげられています。
さらにApple Musicなどでも歌詞機能を後追いしているのですが、ほとんどの曲には歌詞機能が対応しておらず、まだまだこの分野は国産アプリの方が一日の長があります。
しかも歌詞機能はただ歌詞が表示されるだけでなく、現在流れている曲がどの歌詞の部分に対応しているかを常にハイライトしてくれているので、本当によく出来ています。
リコメンド機能とプレイリストで知らない曲に出会える
リコメンドとは「おすすめ」という意味で、利用中のユーザーに合った曲をサービスが提示してくれる機能です。AWAでは自分の視聴履歴に応じて、サービス側が「こんな曲はどうですか?」というおすすめをしてくれます。
実はリコメンド機能自体は他のどのサービスにもついているのですが、AWAは個人のプレイリストが豊富なのが特徴的です。これは一般のユーザーが自分がおすすめしたい曲をプレイリストに追加して、一般公開できる機能で、Apple Musicなどにはこの機能がなかったりします。
私は専ら他人のプレイリストを聴いている事が多く、それもリコメンドされたものなので、何となく自分が好きそうな曲ばかりが入っていて快適に聞くことができます。
プレイリストの良い所は自分で曲を探さなくてよいことと、自分が知らない曲に出会えることです。
私は音楽は好きな一方で常にアンテナを張っているわけではないので、有名所でも知らない曲が多く、そんなときはプレイリストを流しっぱなしにしておいて、気に入った曲をお気に入りリストに入れて後から聞き直すということをしています。
こうしていると自分が知らないけど世間では定番の曲だった、というものに多く巡り会えて流行の音楽にもついていくことができます。何より自分が探さなくていいというのが楽でいいですね。
プレイリストは勝手に次のものに移動してくれるので、延々と流しっぱなしにしたまま作業する事が多いです。
またMOOD(ムード)というカテゴリがあり、今の自分のムードに合わせておすすめのプレイリストを提示してくれる機能があるのですが、集中したい時、テンションを上げたい時、などその時の気分に合わせておすすめの曲が聞けるのがAWAの良いところです。
音楽ストリーミングサービスは素晴らしい
ここからはAWAというよりも、ストリーミングサービス自体へのおすすめになるのですが、やはり世界の流れがストリーミングサービスに傾いているだけあって私もストリーミングサービスの虜になっています。
これまで気に入った曲はレンタルしたり、ダウンロードしてきたのですが、いかんせん自分で曲を探さなくてはならないのが億劫で、そのせいで流行の曲がわからなくなる、ということがあったのですが、ストリーミングサービスを使えば勝手にそのような曲が流れてくるので大変便利です。
料金に関しても月額980円と全く別の有料サービスと比べても安いわけではありませんが、聴き放題でこの価格というのはこれまで音楽に大分お金を使ってきた人からすれば大分安上がりになるのではないでしょうか。
サブスクリプションとなると一旦契約してしまうと、わざわざ解約しようと思わないので、よくできたビジネスだなあと思いますが、自分は契約してから一貫して使い続けているので損をしたということはありませんし、非常にサービスに満足しています。
AWAは30日間の無料体験期間がありますので、気になった方はまずダウンロードして体験してみてください。きっと音楽体験がガラリと変わりますよ。