ゲーム実況者「塩と胡椒」がニコ厨から受けたあまりにも理不尽な仕打ち【コミケDVD炎上問題】
塩と胡椒DVD問題とは?
詳しくは「ニコニコ大百科」を参考にしてください。
概略を言うと、「塩」と「胡椒」という二人組の大人気ゲーム実況者がいて、彼らはコミックマーケットで自身の旅の動画をDVDにして販売しました。(旅動画はゲーム実況ではありません。)
それが大炎上して、一連の騒動は「塩と胡椒DVD問題」や「実況者コミケDVD販売騒動」などと言われました。
おそらく、昔のニコニコ動画を知らない人は、これがどうして炎上してしまうのかわからないと思います。
ゲーム実況者が次々とチャンネルを開設し、キヨが年収2億超えと噂され、レトルトも軽く1億は超えてそうで、もこうですら小銭稼ぎをしているのに、なんで自分たちのゲームに関係ないDVDを売っただけでこれほど炎上するのか?
ニコニコ動画の嫌儲文化
ニコニコ動画には、2ちゃんねると同じくらい、あるいはそれ以上に強い「嫌儲(けんもう)」の文化がありました。
理屈としては、「すべてのゲーム実況者は親告罪という形で、他社の版権であるゲームを楽しく二次利用させているのだから、ゲーム実況で得た人気を使って自分の利益になるようなことをするべきではない」となっています。
これはこれで筋が通っていますね。
そして、DVDはゲーム実況を撮ったものでなかったけれど、「ゲーム実況を通して得た人気をDVDの収益という形で金銭に還元するような行為は許されない」という理屈で、塩と胡椒(主に投稿をあげている塩)への大バッシングが始まりました。
同時に、ニコニコ大百科を見ればわかりますが、「塩と胡椒DVD問題」について様々な議論が噴出したのです。
今となっては……
今となっては、まったく論じるに値しません。
塩が悪いとされる理由は
- ゲーム実況で得た人気を収益に還元している
- 旅館や観光地の許可をとらずにDVDを作った
の2つですが、
①に関しては、現在は堂々と公式のゲーム実況チャンネルで年収億超えのプレイヤーもいるし、「クリエイター奨励プログラム」で、再生数に応じてお金を貰っている投稿主もいます。
②に関しては、今となってはイチャモンとしか言いようがなく、「じゃあYouTuberはどうなんだよ!」とマジレスの叫びをあげたくなるレベルです。
嫉妬も多かった……
塩と胡椒の騒動でアンチとして騒いでいた人達は、まともに議論しようとか、問題を提起しようというのではなく、ほとんどが嫉妬で塩と胡椒を攻撃していたように見えました。
塩の彼女らしき人のブログが2ちゃんで晒されたり、動画に酷い言葉を書いて荒されたりと、見ていて非常に可哀想だと思いました。
実況者の塩は、高学歴イケメンで、喋りも面白く、女性人気もあったので、慢性的に嫉妬と不満を抱えているニコ厨達は、お題目が示されると一斉に攻撃し出すのです。
炎上後の塩と胡椒
騒動を受けて、塩と胡椒はしばらくの間程度活動を自粛してしまいました。
ただその間に、嫌儲を口封じし、クリエイターを活かすような制度がどんどん整えられていきました。
もし、DVDの炎上騒動がなく、塩と胡椒が普通にゲーム実況を続けていたら、今はチャネルを開設して、年収数千万円は固かったと思います。(当時の塩は、アブやセピアに勝るとも劣らない人気を持っていました。)
時代を先取りしすぎた
塩は、豪快な喋り方をしますが、実は非常に頭の良いことが動画を見ていればわかります。
おそらく、目をつけるのが早すぎたのでしょう。運営の数歩先を行ってしまったからこそ、コンプレックスを持て余した嫌儲達の餌食になってしまいました。
時代を先取りしすぎた男達の悲劇です。
「わらたみん」や「つわはす」や「ふぅ」の炎上は自業自得なのですが、塩と胡椒は別に悪いことはしていないので、今でも理不尽に感じます。
現在、塩と胡椒は、更新頻度は高くありませんが、動画をちょっとづつ上げ始めています。やはり実況は面白く、視聴者もかなりの数がいます。
これからチャンネルを開設することなどがあれば、全力で応援していきたいと思っています。
ニコニコの嫌儲文化は終わった
かつてはあれほどメインストリームだった「嫌儲」の勢力は、ニコニコ動画からはすっかり姿を消してしまいました。
嫌儲最後の砦と言われていた実況者「ふぅ」もアヘ顔闇堕ちコースを辿り、嫌儲的な価値観を引き継いだ大物はニコニコを追いやられそうになっています。
そして、これからは「アイドル実況者」の時代がやってきます。
「キヨ」さんの圧倒的な年収の前に、モテないニコ厨たちはひれ伏すしかないのです。