2016年11月06日更新

日本のテレビゲームソフト歴代売上ランキング

この記事を読んでいる皆さんの多くは一度はテレビゲームをプレイしたことがあると思います。
テレビゲームはファミリーコンピュータによって世界に普及し、その後は様々な企業が入り乱れての熾烈な競争が行われ、現在までに驚くほどの進化を果たしています。

30年以上に渡って長く親しまれてきたテレビゲームにはたくさんのソフトが発売されていますが、どのソフトが最も良く売れていたのかを調査して、それぞれのタイトルごとにレビューを付け足しています。
皆さんの思い出のゲームはこの中に入っているでしょうか?

※ランキングは随時追加予定です

1位 ポケットモンスター (赤・緑・青・ピカチュウ)(1007万本)

ポケットモンスターシリーズの元祖

  • 1996年2月27日に発売された
  • ゲームボーイの通信対戦や交換機能によって様々な交流が生まれた
  • 当初はあまり売れないと思われていたが、最終的に国内1000万本を超えるメガヒットに
ポケットモンスター (赤・緑・青・ピカチュウ)

ポケモン赤・緑・青・ピカチュウバージョンまで含めると世界で4500万本以上売れたモンスターゲーム。
発売初週の売上は23万本程度だったが、その後社会現象となる大ブームを巻き起こし、国内でも1000万本以上を売り上げるとんでもない売上を残した。

ゲームボーイの通信ケーブルを使った通信対戦やポケモンの交換、基本的な部分は同じだが異なるパッケージを販売する仕組みはここから始まった。あらゆる意味で先駆者であり、今なおポケモンシリーズはオンリーワンの道を歩んでいる。

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通信対戦では伝説のポケモンではなくケンタロスやスターミーといった素早さの高いポケモンが一世を風靡するなど、一味違った楽しみ方が生まれた。新規タイトルながらそこまで対戦部分までこだわって作っていたのは本当に凄い。
ちなみに当初は300ポケモンの予定だったが容量の都合で150+1ということになったらしい。

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ポケットモンスター  赤
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日1996-02-27

2位 スーパーマリオブラザーズ(681万本)

世界中でテレビゲームの認知度を高めた伝説のゲーム

  • 1985年9月13日発売
  • 世界での売上は4024万本と長らくレコード記録だった
  • 日本のみならず世界におけるテレビゲームの地位を築いた
スーパーマリオブラザーズ

テレビゲームという言葉やその地位を世界中に定着させたと言っても過言ではない。
30年以上前のゲームだけあってグラフィックなどは今と比べることはできないが、ゲーム性は非常に良く練られていて、今遊んでも十分楽しむことができるのが凄い。

容量などの制約がありながら、2Dゲームの礎を築いた宮本茂の才能がいかに偉大だったのかがわかる。
ちなみにスーパーマリオブラザーズは今時の画像一枚よりも小さな容量で作られている。

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3位 Newスーパーマリオブラザーズ(648万本)

2Dのスーパーマリオを14年ぶりに復刻した

  • 2006年5月25日に発売
  • ニンテンドーDSで最も売れたタイトル
  • 国内650万本、世界でも3000万本を超える大ヒット
Newスーパーマリオブラザーズ

ニンテンドーDSはタッチジェネレーションズと称してゲーム離れしてしまった大人や、普段ゲームをやらない若い女性などにもゲームを遊んでもらうことを狙っていた。その思惑が最もヒットしたのがこのNewスーパーマリオブラザーズで、発売されるやCM攻勢で認知度を高め飛ぶようにヒットした。

今で言えばスマホでインスタグラムをポチポチやっているような若い女性が、普通に電車内でスーパーマリオブラザーズを遊んでいたりした凄い時代だった。

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スーパーマリオUSA以来の2Dマリオで、スーパーマリオシリーズは88年のスーパーマリオブラザーズ3以来の作品。グラフィックや曲調も今風のポップな感じにしたことで新しい世代にもすんなり受け入れられた。
思えばこの時代が任天堂の全盛期だった。

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New スーパーマリオブラザーズ
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日2006-05-25

4位 ポケットモンスター 金・銀(608万本)

初代ポケモンから3年の時を経て発売された

  • 1999年11月21日発売
  • 台湾の大震災によって発売が遅れるという騒動も
  • 前作からの正統進化によりポケモンのシリーズ化の基盤を固めた
ポケットモンスター 金・銀

前作のポケモン緑赤につづいて発売されたシリーズ2作目。ポケモンはロングヒットで、通信対戦することで友達と遊ぶことがメインになっていたことから、金銀が発売されるまで初代も現役で稼働していたくらいの社会現象だった。

金銀では現実の時間に合わせて昼夜の概念が追加されたときは衝撃で、昼にしか出ないポケモンがいるので休日は朝からポケモンをやったという人もいるのでは?その他、性別やタマゴといった現在まで続くシステムも追加された。

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シリーズ化するたびに劣化することで人気を失うものが多いが、金銀は正統進化というべき作品で、金銀があったからこそシリーズが進む度に尻すぼみになるようなタイトルではないということを印象づけた。

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ポケットモンスター  金
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日1999-11-21

5位 ポケットモンスター ダイヤモンド・パール(585万本)

待望のニンテンドーDS向けポケットモンスター

  • 2006年9月28日発売
  • ニンテンドーDSの特徴である二画面やタッチ機能に最適化された
  • ワイヤレス機能による通信が可能になった
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール

当時ノリにノッていたDSのプラットフォームで発売されたことで、ポケモンシリーズでも屈指の売上を誇る。DSの性能を活かしてフィールドが3D化するなどグラフィックの向上が印象深かった。

またWi-Fi通信によるワイヤレス機能によって友達と通信対戦や交換ができるようになったが、Wi-Fiスポットのあるイトーヨーカドーやマクドナルドでポケモンをする子どもたちが非常に多かった。今や時代はスマホゲームだったが、当時は外を見ればポケモンばかりだった。

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ポケットモンスター ダイヤモンド(特典なし)
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日2006-09-28

6位 ポケットモンスター ブラック・ホワイト(553万本)

新ポケモンだけで構成された挑戦的な作品

  • 2010年9月18日発売
  • ストーリーに登場するポケモンは全て初登場
  • シリーズで唯一ブラック2・ホワイト2というナンバリングが発売された
ポケットモンスター ブラック・ホワイト

ストーリーに登場するポケモンは全て新しいポケモンで、ピカチュウすら登場しないという全く新しいストーリーとなっている。またナンバリングタイトルを初めて出すなど何かと挑戦的な内容になっている。

またダイヤモンド・パールまではWi-Fi通信で友達としか対戦できなかったが、今回からはオンライン上で全てのユーザーと対戦できるようになった。それにより廃人的なやりこみをする人が増えたり、通信対戦の模様を収録した動画も投稿されるようになった。

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ポケットモンスター ブラック
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日2010-09-18

7位 ポケットモンスター ルビー・サファイア(540万本)

ダブルバトルや性格などゲームシステムが大きく改良された

  • 2002年11月21日発売
  • ゲームボーイアドバンスになったことでグラフィックやサウンドが大きく向上した
  • シリーズで唯一過去作との互換性がない
ポケットモンスター ルビー・サファイア

ゲームボーイアドバンスになったことでハードの性能から可能になったのか、伝説のポケモンであるグラードンもカイオーガがモンスターっぽくなったりとデザインが特徴的になっている。また、ダブルバトルなどの導入などゲームシステムも変更されており、それは現在にも引き継がれている。

ゲームボーイアドバンス自体があまり普及しなかったせいかシリーズの中では売上はさほど多くないが、ゲームボーイアドバンスの中では最も売り上げたソフトである。

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ポケットモンスター ルビー
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日2002-11-21

8位 おいでよ どうぶつの森(533万本)

ニンテンドーDSで発売された「どうぶつの森」

  • 2005年11月23日発売
  • これまでマイナーだったどうぶつのシリーズが一躍メジャータイトルとなった
  • Wi-Fi通信で見知らぬ人の村に行くことが可能になった
おいでよ どうぶつの森

ポケモンシリーズを除くとニンテンドーDSで最も売れた作品。これまでニンテンドー64やゲームキューブで発売されていたが、知る人ぞ知る名作と言われていたものが、一気に世間に知れ渡ることになった。
村で生活して貯めたお金で家をデコしていくというコンセプトが老若男女問わず受け入れられた。また映画化も果たしており、興行収入17億円とヒットした。

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どうぶつの森の攻略サイトでWi-Fi仲間見つけてよくお互いの村に行ったり来たりしていたのを思い出します。今考えると牧歌的で本当にいい時代でした。今はみんな何してるんだろうか。

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おいでよ どうぶつの森
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日2005-11-23

9位 もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング(510万本)

学習ゲームながら世界1500万本を売り上げた脅威のタイトル

  • 2005年12月29日
  • 前作から漢字の問題や計算と記憶力をミックスした問題が追加された
  • 学習ゲームの枠を超えたヒットに、DSを教育用途に使われる動きもあった
もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング

ミニゲーム感覚で脳を鍛えるトレーニングするという内容で、ニンテンドーDSのタッチパネルやマイクの仕組みを使った斬新な方法で国内だけで500万本を超えるヒットになった。まさか学習ゲームがここまでヒットするなんて一体誰が想像できただろうか。

ちなみにこのゲームの監修を行っている川島隆太教授はロイヤリティが12億円受け取れる予定だったが、それを拒否して大学の研究費だけで十分といっている。頭の考える人のことはよくわからんね。まさに聖人です。

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今となっては一時のブームだったが、ゲームとしてはよくできているし、本当に頭が良くなりそうという実感がある。ただし、脳トレで頭は良くならないという批判も多く上っていて、本人も頭が良くなるとは限らないと認めている。

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10位 モンスターハンターポータブル3rd(470万本)

モンスターハンターシリーズ最高の売上を誇る

  • 2008年3月27日発売
  • サードパーティー製ソフトでは歴代最高の売上となる470万本の売上
  • 積極的なメディアミックスにより認知度を高めた
モンスターハンターポータブル3rd

売上面ではモンハン2ndGで一気にマスに普及し、3rdの今作で爆発した。PSPでの最高売上のみならず、サードパーティーのソフトではドラクエやFFシリーズを上回って現在でも最多の売上となっている。

今作を持ってPSPシリーズは終了となり、プラットフォームをニンテンドー3DSに移しているが、やはり個人的にはモンハンといえばPSPの印象が強く、3rdをもって一旦完成を迎えていたような気がする。

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モンスターハンターポータブル 3rd
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカーカプコン
  • 発売日2010-12-01

11位 NewスーパーマリオブラザーズWii(462万本)

Wiiリモコンの特性を活かした新しいマリオブラザーズ

  • 2009年12月3日発売
  • 国内売上450万本以上、世界売上3000万本を記録
  • 4人同時プレイが可能になったほか、ヨッシーも登場
NewスーパーマリオブラザーズWii

ヒットが間違いなく予想されていたタイトルだが、Wiiの中では案外遅く2009年末に発売されている。このあたりがDSとWiiの収穫期の真っ只中にいて、任天堂の株価が日系企業でトヨタの次につけるなど大フィーバーとなっていた。

据置の機能を活かして4人同時プレイや、プロペラマリオなどの新しい変身など、スーパーマリオブラザーズシリーズとしてはこの作品をもって完成され尽くした感が強い。それゆえこれ以降はスーパーマリオブラザーズに新鮮味を感じなくなってしまった要因でもある。

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マリオシリーズにしては初動が早く、瞬く間にミリオンヒットを記録した。
Wiiタイトルの中では国内では1位、海外でもマリオカートWiiに次ぐ2位となっている。

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New スーパーマリオブラザーズ Wii (通常版)
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日2009-12-03

12位 ポケットモンスターX・Y(442万本)

ニンテンドー3DSの性能を活かしてバトル画面も3D化された

  • 2013年10月12日発売で、シリーズ初の世界同時発売
  • バトル画面および一部のフィールドは3D表示に対応
  • 国内ではニンテンドー3DSタイトルで最大のヒット
ポケットモンスターX・Y

ニンテンドー3DSにおける初めてのポケモンシリーズで、メガシンカやフェアリータイプ、コスチューム変更機能などが追加された。またバトル画面も3Dグラフィックになったことで、戦闘の迫力が増している。

相変わらず国内売上400万本を超える大ヒットとなったが、徐々に売上は下降傾向に有り、また同時期には妖怪ウォッチがブームになるなどポケモン人気にも陰りが見えてきたとの指摘もされた。

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メガシンカによってメガガルーラがチートになるなど、バトルに再び地殻変動が起きた作品。初代しか知らない人間にガルーラが最強ポケモンになったことを伝えればほぼ間違いなく驚かれるはず。

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ポケットモンスター X
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカー任天堂
  • 発売日2013-10-12

13位 ドラゴンクエストIX 星空の守り人(430万本)

ドラクエ本編初の携帯機での登場

  • 2009年7月11日発売
  • まさゆきの地図が全国的に流行するなど話題に事欠かなかった
  • 国内では歴代最多売上だが、海外では積極的に展開したものの売上はあまり振るわなかった
ドラゴンクエストIX 星空の守り人

発売が2年も延期されたり、当初予定されていたオンラインでの協力プレイもなくなるなど、発売前からネットでは炎上するほどの騒ぎになっていたが、終わってみれば過去最大の売上に終わり、ルイーダの酒場によるコミュニケーションも最大級に盛り上がった。

最も印象的だったのが「まさゆきの地図」で、これは非常に強いモンスターばかりが登場する隠しダンジョンに入れる地図なのだが、すれちがい通信で全国に広がり、とうとう発見者のまさゆき本人がメディアに登場するほどの騒ぎになった。
おそらくドラクエがこれ以上の盛り上がりを見せることはないだろう。

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ドラゴンクエストIX 星空の守り人
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカースクウェア・エニックス
  • 発売日2009-07-11

14位 とびだせ どうぶつの森(425万本)

ニンテンドー3DSを普及させたヒットタイトル

  • 2012年11月8日発売
  • プレイヤーが村長となり、村作りを行う
  • 4年経過した2016年にも追加パックが配信されるなどロングヒットタイトル
とびだせ どうぶつの森

DS版のヒットの後、Wii版が低調に終わったが、3DSで発売された「とびだせどうぶつの森」は初週から飛ぶように売れて全国でパッケージ版・ダウンロードカード版ともに品切れが相次いで岩田社長自ら出荷の告知をするなどちょっとした騒ぎになった。

また品切れの影響も合ってダウンロード販売数も大きく伸びて、200万本販売時にはダウンロード数が50万を超えるなど、ニンテンドー3DSにとっては異例の売れ行きとなった。
本体の普及も大きく進めるなど、国内のニンテンドー3DS市場における救世主的なソフトとも言える。

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15位 テトリス (ゲームボーイ)(0)

テレビゲームで最も売れたテトリス

  • 1989年6月14日
  • 国内で最も売れたテトリスのタイトル
  • ニンテンドー3DS向けバーチャルコンソールでも配信された
テトリス (ゲームボーイ)

実はパッケージには初期バージョンと後期バージョンの2つがあり、初期バージョンがレアなものになっている。
テトリスの音楽といえば有名なロシア民謡の「コロブチカ」だが、初期バージョンには入っていないためプレミア化しているとか。

しかし色々なプラットフォームで展開されているシンプルなテトリスが400万本以上売れるというのも、今からすると随分牧歌的な時代だと感じる。今や何十億も金を投じても十万本売れるか分からない時代というのに。

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TETRIS
  • メディアVideo Game
  • 出版・メーカーバンダイナムコゲームス
  • 発売日2011-10-20

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