2016年11月07日

コンビニバイトは意外と楽!?働きやすい店舗の選び方や面接内容や髪色についても全て紹介します。

コンビニバイトと言えば定番中の定番で、皆さんもよくお客さんとして利用されているでしょうから、実際にどんな仕事なのかはイメージが付きやすいと思います。

ただ皆さんに馴染み深い仕事だけに、ネット上では楽だとか、いやいやキツい仕事だ、なんてよく議論が行われていますが、これからアルバイトをしたいと思っている人にとってはどれが本当なの?と思うかもしれません。

そこでこの記事では、実際にコンビニでアルバイトをしていた方に、これからコンビバイトを始めたい人のために実情をわかりやすく紹介していただきました。良いことも悪いことも全てフラットに書いてあるので参考になるはずです。

応募から面接までの流れ

コンビニバイトの募集は、アルバイト情報誌(タウンワーク等)やWeb上の求人でも見かけますが、大体まずは店頭に求人広告を張り出しています。そこで応募がなかった場合、又は応募があって面接しても不採用だった場合に本社の採用係やWeb募集をかけます。

稀に職場環境が悪く、人の入れ替えが激しい店舗では常時募集しているところもありますが、基本的には上記の流れです。おすすめは店頭に求人広告を出している店舗です。人の出入りが少なく、アットホームな職場環境のことが多いです。

実際に働いてから労働環境が悪いと大変ですから、応募の前からどんな店舗であるかを把握しておくのは重要です。

また、電話での応募が必須になります。中にはWeb応募を受け付けているところもありますが、ほとんどの場合は電話での応募です。私自身アルバイトながら仮責任者の立場にいたことがあり「店頭の求人広告を見て電話しました。」と言ってくれれば話が早いです。

店長ないしオーナーがその場にいれば、面接の日程をそこで決めるので、事前に空いてる日と空いてる時間をチェックしておきましょう。もし責任者がいない場合は、一応こちらから折り返すように伝えますが、応募してきた人から「いつ頃なら責任者の方がいますか?その時また掛け直します。」と言ってくれるとかなり好印象です。

面接の日程を決め、当日には早くても10分前、遅くても5分前という絶妙なタイミングで行くのがベストです。服装は奇抜でなければ何でも大丈夫です。一応メモ帳とペンを持っていきましょう。

レジにいる店員さんに「本日○○時に面接をお願いしておりました○○です。」と言っていただければ、その店員が中に案内するか中から責任者が出てきます。そして中に入ってから面接をします。

面接内容から初出勤までの流れ

面接の際、履歴書を見ながらその内容確認をしていく流れです。書いてある内容が本当か、もしくはその内容を詳しく聞きたい場合に質問しますので素直に答えましょう。
具体的には「今までのアルバイト経験」「週どれくらい何曜日に入ることができるか」「勤務時間帯はどこがいいか」などです。高校三年生や大学四年生等の卒業間近の学生さんにはどのくらいの期間働くことができるかも聞きます。

アルバイト経験は無くて大丈夫です。しかし接客業ですので元気な挨拶が必要になります。したがって面接時には元気にハキハキ答えて尚且つ相手の目を見て話すと好印象です。

どのくらいの日数は入れるかは募集している内容によって異なります。週3以上募集しているのに、週1しか入れないようですと受かる可能性がかなり下がるので注意しましょう。

勤務時間帯ですがコンビニでは早朝・午前・午後・夕勤・夜勤に別れています。中には早朝が無くて午前と夜勤の勤務時間がその分長いところもありますが、自分の希望する時間帯は明確にしておきましょう。

勤務期間について、高校三年生で卒業後も進学して働き続けられる人が求められます。
コンビニで短期の募集は滅多にありません。よって、大学四年生の人は院に進学が決まっている人か就職先が見つからず、それまでアルバイトをするというような人しか採用しません。

面接の結果は原則後日電話で伝える形になり、これはどこのコンビニも同じです。稀にその場で即決してくれる人もいますが、それは直営店ではなくフランチャイズのオーナー店での話です。
面接の結果合格をもらったら、契約書にサインをしに一度勤務先へ行くことになります。必要な持ち物を言われるので必ず持っていきましょう。もしこの時点で印鑑と銀行口座を持っていない人は必ず用意しておきましょう。

契約書にサインしにいく時は、面接の時と同様にいきなりバックルームに入らずレジの店員さんに言いましょう。「オーナー(若しくは店長)さんいますか?」と聞いてくれれば大丈夫です。
この時に、固定シフトなら実際に今後自分が入っていく曜日と時間帯、申告制シフトならシフト申告用紙等をもらいます。そして実際に自分がシフトに入る前に何回か研修があります。研修の日程も決めるのでスケジュールを確認できる状態にしておきましょう。

日程を決めて初出勤、初めましての人には全員自己紹介をしてから、出勤方法や制服の着方、店内設備の説明や商品配置、接客方法やレジ操作、ホットスナック商品の説明にコピー機(セブンならマルチコピー機、ローソンならロッピー)の説明がされます。
コンビニ業務は少人数で多数の仕事をこなさなければならず、覚えることも山のようにあります。メモ帳を用意してわからないこと、忘れそうなことは全部メモしましょう。

時給について

コンビニの時給は決して高くありません。また時間帯によって異なり、高い順から深夜→早朝→その他になります。目安として、各都道府県の最低賃金を歯切りよくした数字くらいです。

夜勤は22:00~6:00が多いですが、稀に早朝まで通しで働く22:00~9:00というシフトがあります。この場合、残業代が出るかどうかはその店によります。ここでの残業代というのは、早朝の時間も夜勤と同じ時給で働けるということです。

夜勤が一人の場合、休憩時間も時給が発生する代わりに残業代は出ません。なので22:00~5:00まで深夜時給で働き5:00~6:00若しくは5:00~9:00は通常時給で働くことになります。
夜勤が二人の場合、休憩時間分はしっかり引かれますその代わりに残業代が発生します。しかし、どこの店舗も一概にそうとは言えないのであくまで目安になります。

コンビニ店員の辛さ

コンビニ店員は基本的に二人体制です。そしてどの時間にもピークというのは存在し、お客さんが大勢並んでいる状態で、アメリカンドッグを注文されたりおでんを注文されたり、また同じように大勢並んでいる中で時間のかかる宅急便をお願いされたり、とにかくスピードと業務の正確さが重要になってきます。

そして、お客さんもみんながみんな良い人ではありません。理不尽なことで長時間怒られることもあり、その間は業務が停止してしまうのでお客さんがどんどん溜まっていきます。

私の経験した中で一番大変だったお客さんの話ですが、かなり酔っぱらった状態で来店してきました。レジに人が並んでいるにも関わらず、その人は割って入り私の目の前に来たのです。並んでもらうよう注意したところ、その人に言われた言葉が「店の外で酒飲んでたらいつの間にか自転車が盗まれた。弁償しろ。」と言われたのです。そんなことで弁償なんてしていないし、本当に盗まれたのかわかりませんから無理だと言い張りましたが向こうも引きません。数分問答したのち、近くにいた優しい人がそのお客さんをなだめて交番まで連れて行ってくれました。

これはあくまで一例ですが、こういうお客さんは結構現れます。

コンビニ店員の仕事内容

以前一人で夜勤のコンビニバイトを行っていた時の仕事内容です。参考にしてください。

  1. 出勤と共にホットスナック全般(おでんや中華まんも)の洗い物をしながらレジ業務
  2. 新聞の返品作業と雑誌の返品作業をしながらレジ業務→雑誌の品出しをしながら、頻繁にレジに戻りレジ業務
  3. 食品(弁当やおにぎり、パン)の納品が来るので検品と品出しをしながらレジ業務
  4. 店内清掃をしながらレジ業務
  5. 休憩をしつつ、人が来たら店内に出てレジ業務
  6. ホットスナックの朝の仕込みとレジ業務
  7. 次の時間帯の人に引き継ぎをして退勤

見ての通り、何をしている時でもお客さんは来るので接客しなければなりません。休憩中もそうです。それがコンビニ店員の一番大変なところでしょう。

コンビニ店員でよかったこと

高校生OKのところは高校生が結構います。

そういったコンビニでは出会いがあるので、学生さん同士が付き合ったり学生とフリーターが付き合うなんていうことはよくあります。
何せ数時間二人きりで仕事をするので、異性と一緒にシフトに入ったらそれは楽しいです。

そして期限切れの食品を食べることができるので生活費を浮かせることができます。

基本的に持ち帰ることはできませんが、店舗によっては許しているところもあります。(持ち帰って食べたものが傷んでいて健康問題になったら面倒ですからね。)
持ち帰りが駄目でも、店内で休憩中に食べることはできます。私は持ち帰りOKのところだったので、一週間毎日コンビニ弁当という生活もよくありました。

身だしなみ

これはピンキリです。

ローソンは比較的緩い傾向にあり、セブンイレブンだと厳しい傾向にあるようですが、私はセブンイレブンに勤めている時に左半分金髪のツートーンにしていてもオーナーは笑っていました。

フランチャイズ店だとオーナーがそのさじ加減を判断するので、気になる人は目星を付けている店舗に行き派手髪がいるのか、少しでも染めている人がいるのか確認しておきましょう。

得たものと失ったもの

私が仮責任者をしていたのはスリーエフというコンビニですが、そこは申告制シフトで私の場合は各時間帯に出勤していて睡眠時間もばらばらでした。
そこで少し不眠症気味になったりもしました。何よりコンビニは24時間365日営業なので、休日の確保が難しくなるのです。
みんなと同じ日に休めないから付き合いも悪くなっていき、友達が何人か離れていきました。

ですが悪いことばかりではなく、コンビニで知り合った先輩たちや同僚、後輩とは辞めた今でも仲良くしています。
同じ業種にいたからこそわかるものがあり、男女問わず今でも遊んだり飲んだりしているので、コンビニで友達を失いましたが、コンビニで友達を得ることができました。

やってみての感想

コンビニバイトは慣れてしまえば業務も楽です。
ただ同じことをこなすだけですし、嫌なお客さんも右から左に流せます。最初だけ難しいですが、私は2か月で慣れました。遅い人でも半年で一人前になれます。

そして夜勤は給料が高い上、住宅街のコンビニなら休憩時間が何時間も確保できる場合があります。そこは穴場と言えるでしょう。

もしコンビニバイトに興味がある方がいましたら、この記事を通じてどんな仕事かは大体は理解してもらえたかと思います。巷で言われるほど酷い仕事でもありませんし、交友関係も充実しているのでおすすめのアルバイトですよ。

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