2016年11月10日

児童館のアルバイトの時給や仕事内容、人間関係について経験者が紹介!

公立の児童館でアルバイトをされていた方の体験談です。
子供と触れ合うことが主な仕事内容ですが、公立の施設だけあって普通のアルバイトとは人間関係はなかなか特殊です。
興味がある、もしくはどんな仕事か知ってみたいという方はぜひ読んでみて下さい。

応募から面接、採用に至るまで

私が大学生の時に複数掛け持ちしていた中の一つのアルバイトです。

私立では異なりますが、私の場合は公立の児童館でのアルバイトだったので、いわば公務員のアルバイトです。そして募集は役所のホームページに掲載されていて、担当の課に電話して応募しました。

電話では、希望の勤務地があるか聞かれ、私は無いと答えました。
次に住所を聞かれたので答え、その上で最寄の児童館がちょうど募集していたのでそこに決め、面接の日程も、何時にその児童館に行くようにと電話で指示があったのでその通りに従い面接に向かいました。

服装や頭髪等の指定が無かったのですが、子供と接するため一応髪を黒くしてできる限り清潔感のある服装で面接をしました。ですが、面接というより採用にあたっての注意点や契約内容の確認しかなく、児童館に行った時点で採用が確定しているような雰囲気でした。

私の地域では、公務員のアルバイトは年間で6ヶ月以上働いてはいけない決まりがあったのですが、私の場合は大学の長期休暇の時限定での契約なので問題ありませんでした。

時給と仕事内容

具体的な時給は言えませんが、当時の最低賃金より100円程高い時給で働いていました。

月毎の申告制のシフトらしいのですが、アルバイトの人は固定シフト制で、事前に言えば休日申請も可能でした。私は週3日半日の勤務で、月にだいたい4~5万円の給料をいただいていました。

仕事内容ですが、これが非常に楽です。

基本的には子供が安全に遊べるように手助けをするだけで、具体的に言うと危ない時だけ注意して、後は一緒に遊ぶか見守っているかのどちらかです。私はいつも暇だったので、懐いてくれた子供たちと一緒にボードゲームやトランプ、ウノ等をしていました。
もちろんそれだけではなく、館内の清掃、雑巾やタオル等の洗濯等の雑用もありますが、一日の中で雑用をする時間は数十分くらいしかありません。

子供たちから信頼や人気が出てくると、紙芝居や絵本をみんなの前に立って読み聞かせることもあります。ですがそういうのを聞くのは小学1~3年生までなので、大して緊張することはありませんでした。

児童館の中には、一般に遊びに来ている子と、ちゃんと申請を出してもらって預かっている子がいるのですが、夕方5時になると一般の子は帰らないといけないという決まりがあり、そうではない預かっている子供は6時まで預かり、その間に親御さんに迎えにきてもらうことになっています。
そして親御さんが迎えに来るまでの1時間は宿題や自習といった勉強の時間があり、子供たちの学習の手助けもします。直接答えを教えるのではなく、上手く理解してもらえるように教えるので、小学校教諭を目指している人にはぴったりなアルバイトかもしれません。

児童館バイトの楽しさ

一番は子供と触れ合えることです。

私は子供が好きで、小学生向けの地域活動もやっていたので、そこに参加してくれている子供も児童館にいたおかげですぐにみんな懐いてくれました。
更に私のように若い人が少ない職場なので、子供たちは若い先生がやってくるとみんな興味津々になり、自然と人気が出るので楽しいです。

仕事内容が子供と遊ぶことが多いというのもこの仕事の楽しいところです。
高学年になると勝手に遊んでいたり、持参したゲームをやっている子ばかりなので相手は低学年になります。3~4年生は年齢的に、日本語がしっかり理解できてきて、尚且つ素直で可愛げ溢れています。

子供が好きな人にはぜひ一回やってみてほしい仕事です。

児童館バイトの辛さ

思い詰める程の辛い経験はありませんでしたが、いくつがあげるのであれば一つは言う事を聞かないことです。
大学生のバイトで若い先生は、他の先生とは違うしこの人の前なら多少悪さしても大丈夫と、小さいながらにちゃんとわかっています。わかっているって言い方は少し間違ってますが、簡単に言うと子供になめられるのです。

体験談を一つ話しますと、小学6年生の男の子で一際背の高い、周りより成長の早い男の子がいたのですが、とにかく悪がきでした。閉館時間が迫り、私がトイレのスリッパを前屈姿勢で整えている時に彼は私のお尻を蹴飛ばしてトイレの戸を閉めました。
私は結構短気なところがあり、そして普段地域活動で声を張り上げているせいかよく通る低い声です。なので小学生が怖がるであろう声色で怒鳴ったことがあります。

結局その子は、私が別室に連れて行き1時間たっぷり説教したのですが、その後にさすがに説教時間が長すぎると副館長に説教をされました。
ですが、その後の職員の皆さんの反応は良好でした。やはり一度は怖い部分を見せないといけないらしいです。もし児童館バイトを始めるのなら覚えておきましょう。

髪色や身だしなみ

これは冒頭で言ったように特に指定はないのですが、職員の方はみんな染めていません。

年配の女性で、白髪染めをする際に真っ黒にせず茶色にする人が多いと思いますが、そういう感じの茶髪な人がいるだけで基本的にはみんな黒髪です。職場の雰囲気から察するに、ほんのり茶髪くらいならOKなのでしょうが、それは女性の話であって私を含め男性の染色には少し厳しそうでした。

服装について、アルバイトの年配女性が数人いたのですが、皆さん地味な私服にエプロン姿でした。
私はいつも無地のジーパンと無地のシャツを着用し、極力目立たないようにしていたのですが、特に目立たない服装で来るように等とは言われていませんでした。

児童館で働くことを考えている人はその児童館に直接問い合わせてみると良いでしょう。

人間関係や出会い

先に言いますが、私以外はみんな私より二周り以上年上で、定年を控えている人もいました。それくらい高齢な職場です。こ
中には若い方もいるのですが、非常勤の場合が多いため基本的に一緒になるのは年配の方です。そして、男性は館長一人だけでした。

職員自体は10人程度いるのですが、その中でも男は館長だけです。そしてその館長も、会議があったりと出掛けていることが多いので、男性はいつも私一人でした。
このことからわかるように、年齢さえ気にしなければすごいハーレムなのですが、基本的には皆さん自分の母親くらいの年齢なので出会いもありません。

しかし、私の友人の女性は大学生の時に児童館でアルバイトをしていたので、中には女子大生や女の子の専門学生もいるかもしれません。
その年上ばかりの職場で、自分で言うのも変な感じですが結構可愛がられていました。よく考えれば、厳しくない職場環境で同僚や先輩、後輩に至るまでみんな年配の中に若い学生が入ってきたらそれは性別問わず可愛いでしょう。

これはどこの児童館でも、公立なら同じようなものだと思います。

最後に

近年モンスターペアレントなんて問題になっていますが、子供と触れ合う活動・バイトをたくさんしてきた私はそのような親に会ったことがありません。

たまたま運が良いだけかもしれませんが、もしそれが気がかりでこのバイト若しくは類似のバイトに手が出せない状況であるならば、全然そんなことないので勇気を持って応募してみましょう。

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