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小説の記事 7件
「一瞬の風になれ」。この小説を手にしたきっかけは、暇さえあれば漫画を読むか携帯電話でラインをしてるかばかりの娘に、本を読む楽しさを知って欲しかったからです。
中学で陸上部に入り、100メートルの短距離選手として頑張っている娘にぴったりの小説だろうと思いました。この小説は全三巻からなり、「第一部 イチニツイテ」「第二部 ヨウイ」「第三部 ドン」となっています。ためしに第一部を一冊買って来て、娘に読ませる前に自分でまずは読んでみました。読み始めるとついつい夢中になってしまい、娘のために買ったことも忘れてしまうぐらい私がはまってしまったのです。
2016年11月02日
横光利一は文学の神様といわれるほどの作家です。
横光利一は最初の妻が病気にかかってしまい大変に苦労しました。妻との闘病を描いた作品としては、「春は馬車に乗って」や「花園の思想」などがあります。新感覚派の小説家として川端康成と並んで高い評価を受けています。
私は小説家ですが、横光利一の影響を強く受けました。今回は私が好きな横光利一の小説「赤い着物」の感想文を記事にします。
2016年10月30日
小説やエッセイを読むと単調な繰り返しの毎日がドラマチックに見えてきます。満員バスで体を寄せ合う人、外回りのサラリーマンや子どもを連れて歩く母、目の前に広がる光景を小説の一場面に置き換えて彼らの過去や現在を妄想し、街中の雑踏が一瞬にして小説の世界になります。小説やエッセイとの出会いは読んでいる時だけの楽しみではなく日常生活の面白さの発見になります。私にそのことを気づかせてくれたのが作家の奥田英朗さんでした。
2016年10月28日
『浜村渚の計算ノート』という小説をご存知だろうか。私がこの世で一番面白いと思ってる小説だ。え?お前が面白いと思ってるかどうかはどうでもいいって?いやいや!「面白い」っていうのも大事な情報でしょうよもちろんここからこの『浜村渚の計算ノート』がどんな読み物なのか具体的に書いていくぞ。
2016年10月28日
『次郎物語』は、そのタイトルの通り、次郎という名前の少年の成長を描いた物語です。昭和11年から、作者である下村湖人が亡くなる直前の昭和29年まで連載されました。
一般的には子供向けの、児童小説と思われがちな作品ですが、大人にとっても充分に価値のある小説だと言えます。子供や若者は主人公である次郎の目線で読み進めることができますし、子供のいる大人ならば次郎を通して我が子の内面に触れるような気持ちがすることでしょう。
作中には立派な先生が何人も出てきて、まるでお説教じみた話をする場面もあるので、ちょっと堅苦しくて敬遠してしまいたくなるかもしれませんが、一度手に取ってもらえれば、きっとその面白さの虜になること請け合いです。2016年10月現在、Amazonのサイト上での評価は、上巻・中巻が5点満点中の5点、下巻が4.5点となっています。
2016年10月27日