侍ジャパンの強化試合に向けた28人のメンバー発表!大谷の起用法は?
野球日本代表の愛称である「侍ジャパン」のメンバーが18日発表されました。
WBCをいよいよ来年の2017年に控え、最後のオフシーズンである今年は最終戦力のチェックをかねた選考となっています。
来月11月の10日~13日にかけて、メキシコ代表・オランダ代表との強化試合が控えており、その試合に出場することになる28人のメンバーは以下のようになっています。
【投手】
大谷翔平、増井浩俊、★宮西尚生(日本ハム)、武田翔太、★千賀滉大(ソフトバンク)、★石川歩(ロッテ)、★中崎翔太、野村祐輔(広島)、菅野智之、★田口麗斗(巨人)、山崎康晃、★石田健大(DeNA)、藤浪晋太郎(阪神)、秋吉亮(ヤクルト)【捕手】
大野奨太(日本ハム)、嶋基宏(楽天)、小林誠司(巨人)【内野手】
中島卓也、中田翔(日本ハム)、松田宣浩、内川聖一(ソフトバンク)、菊池涼介(広島)、坂本勇人(巨人)、山田哲人(ヤクルト)【外野手】
柳田悠岐(ソフトバンク)、秋山翔吾(西武)、★鈴木誠也(広島)、筒香嘉智(DeNA)
★は初選出
引用元: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161018-00000518-sanspo-base
菅野、中田、内川といったお馴染みの選手に加えて、千賀、田口、鈴木ら今年台頭した選手も選出されています。初選手の選手にとってはここで結果を出して来年の本選考にアピールしたいところです。
選考の見所は?
何と言っても注目は初選出の選手でしょう。
個人的に注目したいのは初選出ながら2016年シーズン大活躍した選手です。
ソフトバンクの千賀滉大、広島の中崎翔太、鈴木誠也あたりは今シーズン大ブレイクを果たし、リーグ屈指の成績を収めた選手です。
ロッテの石川歩はここ数年安定した成績を残しており、最優秀防御率にも輝いたため初選出となっています。
これらの選手はリーグ戦での活躍を同じように国際試合でも発揮できるのならば、来年のWBCでも新戦力として活躍が期待されます。
巨人の田口麗斗、DeNAの石田健大はチームでは先発ローテーションの一角を担っていますが、やや意外性のある選出と言えるでしょう。
また外野手が4人しか選出されていないのですが、これには何らかの意図があるのでしょうか?
中田翔、内川聖一がかつては外野を守っていたとはいえ、どうしても手薄なポジションになってしまうような気がします。
選ばれなかった有力選手
今回選ばれなかった有力選手もピックアップしたいと思います。
まずは今シーズン首位打者に輝いたロッテの角中勝也選手です。
高いアベレージの期待できる選手ですが、残念ながら外れていまいました。
次に、オリックスの糸井嘉男選手。
今シーズン盗塁王に輝くなど第2のピークを迎えて充実していました。
さらに楽天のエースの則本昂大選手。
好不調の波が激しいものの、楽天の絶対的エースで、これまでも侍ジャパンの強化試合で活躍してきました。
人材豊富なプロ野球では28人に選ばれなかった選手でも、日本を代表する選手はたくさんいます。
もしかしたら本選考では選ばれるかもしれないので、期待したいですね。
不安要素は?
不安要素としては前回大会の阿部慎之助選手のような絶対的な捕手がいないことではないでしょうか。
日ハムの大野選手始め、所属球団としては不動のレギュラーの選手たちですが、阿部慎之助選手のような打てて守れる捕手がいないので、バッティングの厚みがなくなってしまうかもしれません。
またプレミア12では韓国戦での敗因に小久保監督の采配があげられたことがあったように、監督の経験不足を指摘する声があります。
監督はおろかコーチ経験もなく、いきなりWBCの大舞台で、トーナメントでは負けたら終わりの勝負のなかで好采配ができるのかは不安要素かもしれません。
WBC本大会に向けて
今回は日本のプロ野球に所属する選手のみが選考対象となっていますが、来年のWBCではメジャーリーグの選手も選考対象となるとのことです。
第一回、第二回大会ではイチロー選手を始めメジャーリーガーも多数選出されていますが、前回大会では所属球団との兼ね合いのため一人も選出されませんでした。
今回大会はどのようになるか不明ですが、早くもダルビッシュ投手が所属するレンジャーズが難色を示すなど難しい交渉になりそうです。
小久保監督としては現地に出向いてでも選びたいと言っており、またヤンキースの田中将大投手は出場したいという意思を表明しているので、今後メジャーリーガーの選考にも注目です。
ちなみにメジャーリーグの球団が難色を示している理由としては、WBCは国別で世界一を決めるという趣旨ですが、メジャーリーグからすれば自リーグこそ世界中の人材を集めて世界一の球団を決めるという形式であるため、WBCプライオリティを置いておらず、アメリカなどはほとんど有力選手が出場していないという事情があるのです。
注目の大谷翔平の起用法は?
今回、大谷翔平投手が選出されていますが、球団としては二刀流の起用は容認しているようです。
ですが今回の強化試合では二刀流ではなく代打かDHでの起用になりそうです。
本職は投手ですが、打者としても今シーズン22本塁打を打つなど日ハムのクリーンナップを任されており、オールスターでもホームラン競争で優勝するなど、屈指のスラッガーです。
大谷選手の起用法にも注目ですね。