おすすめの洋画、邦画とその感想をまとめてみました
映画は約2時間という濃縮された時間に多額の制作費用をかけて、高いクオリティの映像を楽しむことができる、歴史あるエンターテインメントの文化です。
これまで筆者が見てきた、たくさんの映画の中から印象深かったものをピックアップし感想をまとめています。
海外の映画
小さい頃からテレビでは、よく海外の映画を観た記憶があります。
映画館へ行って一番最初に観たのが「E.T」 。これは凄く感動しました。
初めての映画館というのもありますが、その「E.T」 の宣伝効果は凄くて、あの宇宙人と少年の自転車に乗っているシーンを観たら、早く映画館へ行って観たくなりました。字幕版でしたので、観るのに結構大変ではありましたが、少年とE.Tとの出会いから、涙無くしては観れなかった感動のラストシーン。少年とE.Tが人差し指を合わせるシーンは当時の流行でしたね。
この宇宙人を題材にした映画はいろいろ続きましたが、記憶に残っている中では「未知との遭遇」
があります。もうだいぶ前の作品で内容ははっきり覚えていませんが、鮮明に覚えているのがあの音楽です。宇宙人と人間が交信に使った音楽は今も口ずさめるくらいに記憶に残っています。
その後は「インデペンデンス.デイ」「エイリアン」「プレデター」など。
宇宙を題材にしたのでは、「猿の惑星」も有名ですね。これを観た時は結構衝撃的でした。
猿が人間と同じ様に話したり生活していたり、それだけならまだしも、動物園で見る光景とは全く逆で、人間が猿に捕まっている、という何とも可笑しなシーンが展開するのですが、今観ても面白い発想だと思います。
そして有名過ぎるものに「スターウォーズ」これは何故か私には内容が難しくて、この最初のシリーズしか観ていないのです。でもこの映画の音楽は素晴らしい楽曲で、最初の音だけで、鳥肌が立つくらいの素晴らしい曲だと感じました。
宇宙戦争が繰り広げられる内容の映画ですが、これに出てくるキャラクター達は、ずっと人気者で、人形やグッズにすらなってます。
それから観ていて楽しい映画の中ではジャッキー・チェンのシリーズです。
「酔拳」「プロジェクトA」「大福星」「キャノンボール」「スパルタンX」など。
この方の作品は、あの素晴らしいカンフーと、コメディを混ぜた観ていてスカッとしたり、ハラハラしたりの部分と、冗談を言い合う部分とのバランスが絶妙で、観ていて引き込まれる作品が多数あります。
そして、スタントを使わず自らがアクションを演じているのには、毎回眼を見張る場面ばかりで、あの身体能力の凄さには感心するばかりです。
恐怖映画も数多くあります。「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」「シックスセンス」「サスペリア」「オーメン」など本当に怖い映画ばかりです。
海外の恐怖映画に出てくる殺人鬼や化け物のキャラは、すぐに真似をする人が出てくるほど印象深いです。でも何故か恐怖映画なのに、ストーリー的には奥が深く、その恐怖の原因になるものにはいつも何かしらの、悲しい話が付いているように感じます。
海外の映画では、ユニークで不思議な世界観を描いた作品も多くて、「パイレーツオブ.カリビアン」「チャーリーとチョコレート工場」「アリス.イン.ワンダーランド」などです。
このシリーズの作品は不思議な世界観をもった作品で、子供向けというよりは、大人が子供にかえった気持ちになって観れるストーリーだと思います。
チョコレート工場へ行って、チョコレートの川を船で渡るとか、いっぱいのキャンディーがあったり、海賊が出てきて財宝を巡り戦ったり、その中には、現実ではみた事もない様な大きな生物がでてきたり、「アリス」の世界は馴染みがあるはずなのに、この映画に出てくるキャラクター達は、どれも不思議な姿形をしていて、なんとも不思議な世界へ入っていく様な感じのストーリーになっています。
どの作品にも必ずどの言っていいほど、素敵で強い女性が出てきます。
それは同性から見ていても、とてもスッキリするというか、カッコイイ女性で、憧れてしまう対象の人物です。そういうところも、面白く観れるひとつになっています。
ファンタジーの世界で一番印象深かったのは、「ネバーエンディング・ストーリー」。これはファンタジー映画の代表と言っても過言ではないとおもいます。ファルコン、という大きな白い龍が出てきて、それがまた話をするのですが、これもまた夢のある白を基調とした綺麗なシーンの多い作品だった記憶があります。
そして、この映画の曲もまた耳に残る素敵なメロディーの曲で、ストーリーを盛り上げるものの一つになっていました。
あとは、これもファンタジーなのでしょうか、「バッドマン」「スパイダーマン」「スーパーマン」。
この作品達は皆怪しい姿をしているのだけど、悪と戦う正義の味方、というストーリーで、「スーパーマン」や「スパイダーマン」に関しては、元は人間なのにいざ何か良くない事が起きると、其々が変身して、ビルからビルを飛んで移動したり、方や空を飛んだりだと、これも子供心をくすぐる、スケールの大きさを強調した海外映画ならではの作品達です。
日本の映画
日本の映画を観る様になったのはごく最近で、何故昔は観なかったかと言うと、日本映画はどこかしら暗いイメージがあったからです。
これは、勝手な思い込みだとは思うのですが、全体的に静かな作品が多く、あとは人情物の映画だったりで、個人的に観たくなる作品がありませんでした。
初めて日本映画を映画館で観たのが「あゝ、野麦峠」 で、これを観たのはまだ小学生だったと思いますが、理解出来ていたのか、どうだったのかは記憶にはないですが、今でもこの映画のシーンが頭に残っているので、小さいながらも、しっかり観たんだと思います。
製糸工場の女工として、まだ10代の子達が親元を離れ、雪の降る寒い山道を歩いて工場まで行き、寒い板張りの部屋で大人数で寝泊まりしながら毎日繭から糸を紡ぐ仕事をして働くシーンはや、仕事が辛くて家に帰りたいけど、帰れないでいるシーンには、幼心に自分と重ねて観てしまい、涙が出たのを覚えています。
この作品からもう何年も経ってから、久しぶりに観た映画は、テレビでしたが、「世界の中心で愛を叫ぶ」「おくりびと」「八日目の蝉」など。
まだ観た映画はあったとおもいますが、この「おくりびと」は、チェロの楽曲が素晴らしかったのと、亡くなった方を綺麗に整えて送る という仕事があるんだと、この映画を観て初めて知ったのと、この仕事というのは凄く尊い仕事の様な印象を受けました。主役の俳優さんの所作が綺麗だったせいもあるかもしれません。
そして、子供を持っている方だと、共感出来る部分があるんではないかと思って観たのが「八日目の蝉」 です。
赤ちゃんを誘拐してしまう話なんですが、それだけではなくて、その誘拐犯と誘拐された赤ちゃんとの間には親子の様な絆が生まれていた、という本当ならあってはならないストーリーなんですけれども、小さい頃から自分の為に必死と働く大人を側で見ていたら、ヒヨコが卵からかえって、最初に見たものを親だと思って付いて回るのと同じ事、やはり人間にもあるのだと。産んだ本当の親はもちろん、でも愛情があれば育ての親であれ、親には変わらないんだいう何とも複雑な話だけれど、その1人の子供へのした事の罪は大変重大な罪だけれど、愛情には嘘はないというストーリー展開が、胸を打つ作品でした。
他にも 「世界の中心で愛を叫ぶ」 「ウォーターボーイズ」 「神様のカルテ」 「0」。
このあたりは、今若手で売り出し中の俳優さん達が次々と出てきたときの映画で、最近もそうですが、原作本が漫画だったりするのが結構多くて、中・高校生の方達には馴染みのある内容の話を人気のある俳優さん達が演じていて、ただし話の内容は、シリアスな物もあったり、中には戦争映画にジャニーズの方が出ていたりと、時代だな、と思う作品があったりします。
戦争映画はこれも昔から数多くありますが、暗くて怖いイメージがあり、「八甲田山」は観た事はありますが、冬の八甲田山での過酷なシーンがとても怖くて、人間の限界を観た様な気がした映画でした。
いろいろなドラマが毎日テレビで放送されていますが、映画という2時間等の決まった時間の中でのストーリー展開は毎回1時間の放送を9回ぐらいに分けているテレビドラマより、より内容を詰めながらのストーリー展開で、それでも観ている人達に感動を与えていく作品に作り上げていくのは大変な作業なんだと思います。
だから映画というのはビックリするような展開があったり、ドラマとは違うスケールの大きな物が観えたりと、そして、またスケールの大きさというか、映画の要にもなっているんではないかと思うのが、映画に使われている挿入歌や曲です。
それは、その映画の印象をも左右するのではないでしょうか。本当に素敵な曲があり、その曲によって、思い出される映画はたくさんあるに思います。