「アイマス」って一体何なの?大人気美少女ゲーム「アイドルマスター」の歴史を振り返ります
誰もが巷で「アイマス」という言葉を聞いたことがあるでしょうが、それが一体どのようなものなのか、実態を掴みかねている方は多いと思われます。
「アイマス」とは、バンダイナムコエンターテインメントの人気美少女ゲーム(リズムゲーム)である「アイドルマスター(THE IDOLM@STER)」の略称です。
しかし、今まで発売されたゲームが多すぎることや、色んなタイトルに同じキャラクターが出演していることなど、ずっと追っているファンでなければとっつきにくかったりします。
この記事では「アイマス」が一体何なのか、その歴史を振り返る形で、皆様にご紹介していきます。
目次
圧倒的な歴史を持ったアイドルゲーム
実は、このアイドルマスターというゲーム、ものすごく歴史を持っているのです。
初作品となるアーケードゲーム「THE IDOLM@STER」の発売が2005年ですが、2001年から構想・開発・オーディションなどの準備がなされていたようです。
現在は2016年で、10年以上もの間人気をキープしてきた老舗のアイドルグループと言えそうです。
そして、現在スマホゲームの「デレステ」が大流行、さらにPSVRで二次元のライブを体感することが可能になったりと、時代を経ても飽きられず、人気を絶好調に保っているのは脅威的と言えます。
そのようなアイドルマスターの栄光の軌跡を振り返っていきます。
THE IDOLM@STER(アーケード)
2005年の7月に稼働を開始したアーケード用シミュレーションゲームです。
この頃からネットワークで繋がったライバルたちとランキングを競うという仕組みがありました。
もともと、「リライタブルステージ」の第2段として開発がスタートしました。マーケティングのための戦略として女の子を呼び込みに使おう……という発想から、「アイドルゲーム」というコンセプトが生まれたようです。
2002年秋の「アミューズメントマシンショウ」に「(仮称)アイドルゲーム。」という形で参考出展しましたが、具体的な形になるまで3年の歳月が必要でした。そして2005年の7月にリリースされ、人気に火が付きます。
メンバーを選んでユニットを作り、レッスン、コミュニケーション、オーディションを繰り返し、ユニットを人気アイドルにしていくゲームです。
2005年のアーケードゲームはさすがに高性能で、現在のスマホゲームにも引けを取らないゲーム性のある内容になっていました。
それぞれのメンバーには、「ボーカル」「ダンス」「ビジュアル」というパラメータがあり、早熟タイプか晩成タイプか、テンション管理が難しいか易しいかなどの指標もありました。
たとえば、この「高槻やよい」は、ボーカルもビジュアルもダンスもステータスが低いですが、テンション管理が易しく、晩成型のキャラクターです。
THE IDOLM@STER (Xbox 360)
2005年発売のアーケードで人気になった「アイマス」ですが、2007年には「Xbox360」でソフトが出ました。
アーケード版からの移植ですが、システムの微調整に加え、新しいメインヒロイン「星井美希」がプロデュース可能になっています。
また、家庭用ゲームになったことで、アイマスのアイドルたちの動画を編集した「MADムービー」が盛り上がりを見せました。これは、「独自の文化」として海外からも注目されました。
また、追加の有料ダウンロードコンテンツ(DLC)という新しいビジネスモデルのもっともわかりやすい成功例になります。なんと、売上が2008年時点で3億円を突破し、世界第3位を記録しました。
経済的に圧倒的な成功してしまい、ここまで行くと続編を作らないわけにはいきません。
「Xbox360」で、次回作の「THE IDOLM@STER LIVE FOR YOU!」が発売され、これも人気を博しました。
THE IDOLM@STER SP
2009年の2月に、「THE IDOLM@STER SP」がPSPにより発売されました。ついに「アイマス」が携帯機ゲームでも遊べるようになったのです。
本作の特徴は、各アイドル達の物語を重視したストーリープロデュースモードにあります。
綿密なストーリーや描写によって、よりアイマスの世界が広がりました。
6、7年前のゲームですが、モバマス、デレステに比べると、グラフィックが芋っぽいのが印象深いです。もちろん、この芋臭さが良いのではないか、と主張するオタクも多いです。
この頃のオタクのイメージは、ファッションに興味がなくてキモい、というのが一般的でした。当時を振り返れば、かなり差別されていたようにも思えます。
まだそれほど時間が経ったとは思えないけど、女の子が普通に「デレステ」を遊ぶようになっているから、恐ろしいものです。
アイドルマスターモバイル
略称は「アイモバ」で、携帯向けのブラウザゲームとして、アイドルマスターが遊べるようになりました。
携帯性を帯びることによって、ますますアイドルたちが生活の一部になっていきます。
アイマスの可能性を広げるきっかけになったタイトルだと思います。
THE IDOLM@STER 2
2011年の2月にXbox版、同年の10月にPS3版が発売されました。
2011年の2月にXbox版、同年の10月にPS3版が発売されました。
初めてのナンバリングタイトルですが、これまでのシリーズとのストーリーの繋がりは一切なく、初めて遊ぶプレイヤーが存分に楽しめるようになっています。
ゲーム性などはシリーズ最高峰だと言う人も多いです。
グラフィックというか、操作感的な意味で、この頃からけっこう垢抜けてきたなあ、という印象を私は持ちました。
アイドルマスター シンデレラガールズ
通称「デレマス」と呼ばれる、基本料金無料のアイテム課金制のゲームです。
Mobageのプラットフォームで、Cygamesが開発・運営しています。
ゲーム性は非常に単純ですが、もともと人気のあるタイトルであり、「ガチャ」によって大儲けしました。
また、島村卯月、渋谷凛、本田未央をはじめとする「ニュージェネレーションズ」が登場するタイトルになりました。
単純なカードゲームですが、与えたインパクトは大きく、後のゲームアプリに飛躍するステップにもなっています。
アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ
そして、現在、圧倒的なクオリティと人気によって、スマホゲームのトップを争っているのが、「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」、通称「デレステ」です。
本作は、今までのアイドルマスターシリーズの良いところを引き継ぎ、さらに音ゲーとしての面白さも追求しました。
質も人気も高く、男性人気のみならず女性人気もあります。個人的にも、アイドルマスターシリーズの最高傑作は「デレステ」だと思っています。
「お願い!シンデレラ」を始めとする楽曲の質も非常に高く、今までのアイマスの歴史が積み上がった傑作と言えそうです。
そしてVRへ
世間を賑わす新ハードである「プレイステーションVR」のタイトルが「アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション」です。
2016年の10月13日の発売で、まるで二次元のライブを本当に観戦しているみたいな臨場感が味わえるそうです。
これは正直、ゲームをしているというよりはライブを見ているだけのものですが、「アイドルマスターシリーズ」のポテンシャルを見せつけるタイトルと言えるのではないでしょうか。
スマホアプリを使って育てた自分のアイドルが、VR画面でライブを踊ってくれるようになる……みたいな、夢のような環境が実現しないとも限りません。
10年以上の歴史を持ち、オタクたちからじゃぶじゃぶ金を搾り取り、そのある程度をユーザーに還元してくれることにも定評のある「アイマス」を、私はこれからも応援していこうと思います!
ちなみに
最近の私の推しメンは「諸星きらり」です。
SSRはまだ持っていません。