2016年10月20日

世界に羽ばたくJAM Projectの魅力を紹介

昨年の紅白に深夜アニメで放送されたラブライブの声優ユニットμ'sが出場するなど、近年のアニメやサブカルチャーに対する認知度が高まってきています。
今回は、そんなアニメブームを支え、牽引してきたアニソンユニットを紹介したいと思います。

JAMProjectとは

JAMProjectは、2000年に21世紀の日本に古き良きアニソン魂を残していくという、趣旨の元で結成されたユニットです。
結成当時のメンバーといえば、アニソン界の帝王「水木一郎」、ドラゴンボールなどで知られる元Lazyのミッシェルこと「影山ヒロノブ」、ANIMETALの「さかもとえいぞう」、ガオガイガーやアバレンジャーの「遠藤正明」、ポケモンのサトシで知られる声優の「松本梨香」という誰もが一度は声を聞いたことのあるアニソンシンガー達でした。

今見ても、誰もが一度は声を聞いたことのある超豪華なメンバーで、初期の頃はJAMの活動を色々な人に認知してもらうべく、当時の人気番組「THE夜もヒッパレ!」で懐かしのアニソンメドレーや話題曲の歌唱で出演するなどしていました。ちなみに、その頃の様子はYouTubeに動画が残っています。

リアルタイムで観ていた記憶がありますが、子ども心に真剣な大人の格好良さを見せつけられ、感動していたことをよく覚えています。私自身がJAMに夢中になるのは、それから何年も経ってからですが、ヒッパレでのパフォーマンスももしかしたらきっかけの一端を担っていたのかもしれません。

ちなみに、現在はメンバーも少し入れ替わり、さかもとえいぞう卒業、水木一郎と松本梨香は休止、ワンピースの「きただにひろし」、武装錬金やマクロス7の「福山芳樹」、遊戯王や90年代アニメのエンディングを数多く手がけた「奥井雅美」が加入しています。

音楽の傾向

JAMProjectの音楽メンバーの入れ替わりはありましたが、JAMの活動コンセプトは現在も古き良きアニソン魂を残すことであり、音楽にもその傾向がよく現れています。
一口にアニソンと言っても、水樹奈々やμ'sのようにアイドル要素を取り入れた可愛らしい所謂萌えソング、進撃の巨人で話題となった紅蓮の弓矢のようなダークな楽曲など、その音楽性は多彩です。

JAMの場合は、特撮やヒーローものの主題歌を手がけることが多いため、情熱的でアップテンポなロック調の曲や、短調なハードロックが代表的です。

そのような曲調であるためメンバー達も、シャウトやハイトーンボイスを頻繁に用いています。しかし、JAMの売りはロックばかりではありません。彼らはグループでありながら、個々が大御所アニソンシンガーです。それ故に歌唱力も並外れています。

その点も踏まえると、JAMの最大の魅力は、メンバーの奏でる重厚なハーモニーだと私は思っています。繰り返し響くハイトーンボイスを不協和音を生み出すことなく低音で支え、またある時は低音でダークに歌い上げるメインを高音のサポートで聴き手に強く意識させる手法を用いて、激しいながらも決してうるさくならない楽曲を生み出しているのです。このようなアーティストは日本でも限られています。

また、ダークで重厚感のある曲だけでなく、ケロロ軍曹では小さな子どもでも歌いやすい楽曲を、ニコニコ動画などでは、「思い出はおっくせんまん」や「もってけ!セーラーふく」などをコミカルにカバーするなど、アニソンの幅広さを自らアピールするように多種多様な曲調を自由に歌い上げるのも彼らの大きな特徴です。
インターネット上では、JAMの情熱的なイメージから、どんな静かな楽曲でも熱く歌うと定評があり、松岡修造と並んで、熱血系アーティストとして紹介されていることが多いですね。

オススメの楽しみ方

最後に私がオススメするJAMの楽しみ方を紹介しようと思います。
どんなアーティストでも、好きになれば皆さんはコンサートやライブに行くと思います。JAMの音楽も、絶対に生で聴くことをオススメしています。

先程も書きましたが、メンバーたちはアニソン界の神たちです。ライブでは、そんな神々が自分の持てるハイトーンや発声量を全てファンにぶつけてきます。それにも関わらず、音程が崩れることはほぼなく、CDと同じような厚みを感じられるのです。

それだけではありません。メンバーたちは何年か前からライブの間にアコースティックコーナーを設けており、メンバーが手拍子や楽器を使ってファンとコール&レスポンスを楽しみます。

そして、最後は神曲GONGとSKILLで、ファンと一体になって歌って締めるという流れが基本になっており、ファンでなくとも、その熱さと近い距離感に満足できるというものなのです。
しかも、これを平均年齢が48歳になったメンバーが1年間に20公演以上するものですから、衝撃です。

ということで、ここまでJAMについて語らせていただきましたが、彼らの魅力は文章だけではきっと伝わらないと思うので、是非一度YouTubeやニコニコ動画の公式配信動画を見てください!

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この記事は、運営チームとユーザーの投票によって「おすすめ」された邦楽アーティストを、ランキング形式で紹介しています。それぞれのタイトルページには、ユーザーも投稿可能な、各アーティストの評価、レビュー、感想などがコメントの形で表示されています。 この記事をきっかけに、一人でも多くの日本のミュージシャンを知ってもらえれば幸いです。

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