2016年10月28日

『浜村渚の計算ノート』は革新的な小説

『浜村渚の計算ノート』という小説をご存知だろうか。
私がこの世で一番面白いと思ってる小説だ。
え?お前が面白いと思ってるかどうかはどうでもいいって?
いやいや!「面白い」っていうのも大事な情報でしょうよ
もちろんここからこの『浜村渚の計算ノート』がどんな読み物なのか具体的に書いていくぞ。

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)
  • メディアKindle版
  • 作者青柳碧人
  • 出版・メーカー講談社
  • 発売日2012-10-18

テロリストと戦う女子中学生の話

この本は、あるテロリストとそれに向かって戦う女子中学生(以下jc)の話だ。
そのテロリストとは、数学で世界を征服しようとする(文字列で見るとなんだこれ)数学テロリスト『黒い三角定規』という組織なのだが、この設定がとてもいい!


まあ確かにこの単純な説明では意味不度がぱないことになっているが、ネタバレを気にして書くのがとても難しいので、テロリストに関する説明はそこまで明確にはできない。
明確に説明しすぎると、私の熱が文に移って詳しく書きすぎた結果、そのせいであなたが読んだ時の感動が薄れてしまうのが怖い。


だから、黒い三角定規についてのことよりも、主人公の数学大好きの天才jc、浜村渚について語ろうではないか。

数学好きの中学生「浜村渚」

読み方は”はまむらなぎさ”。”はまむら”が名字で”なぎさ”が名前。
この浜村渚は、登場シーンからもう数学好き、数学の天才という特徴的極まりない様相を呈していた。
その登場シーン、詳しくは言わないが、数学テロリスト『黒い三角定規』と戦う部隊に配属された浜村渚は、その部隊の中の、クロスワード好きな大人とクロスワードパズルバトルをすることになった。

だが、バトルがスタートして、相手となったクロスワード好きの大人が書き始めても、浜村渚はなぜか書き始めずに、数分後にいきなり書き始めた。それも右上から下へ綺麗に空いてるますを順々に埋めていって、みごと圧勝。

書き始めてから30秒くらいで終わったのだ。
つまり書いてここはこうかなー?とか言ってちょっとずつわかりそうなところから埋めていく常人のやり方ではなく、頭の中で全面完成させてから一気に書くという「あ、天才だ」って一瞬でわかるような超絶スカッとする面白い展開。
しかもその相手のクロスワード好きの大人が、ちょっとやなやつだったからそれも相まってチョー気持ちいい。

読んでて気持ちい。
どっかのスカ◯とジャパンとかいう番組よりもずっとずっとスカッとしたね。うん。
そんな感じで登場シーンから天才な主人公、浜村渚なんだけど、この数学テロリスト『黒い三角定規』に対抗する部隊に配属された後も精力的な活躍を見せていく。

黒い三角定規が行うテロ行為は全部数学に関するテロ行為。
それを浜村渚は持ち前の数学技術、数学知識でばったばったと解決していくのだ。(ちなみにこの主人公浜村渚、数学はめっちゃ得意でも他教科(国語とか)はめっちゃ苦手なのよ)

数学の勉強にもなるミステリー

他のミステリーとは違って数学の勉強にもなるよね。
すごい量専門用語出てくるから。「え、何語?」って思うような専門用語が大量に。
それを分かりやすく解説しちゃう浜村渚ってすごいね。(あれ、国語力ないのに数学の説明はできるんだ・・・・もしかして・・・ただ好きじゃなくてやる気がないだけで国語も得意なんじゃ?)

はい、十分にこの本「浜村渚の計算ノート」の魅力が伝わったと思います。
え?伝わってないって?
ああ、僕も渚と一緒で国語が苦手なんだなぁ。
やっぱり読むしかないよ。読んで、どうぞ。

私の説明では語りきれなかった面白いところがまだまだたくさん、やまほどあるから。
この作者『青柳碧人』もまた魅力的なんだ。ちなみに浜村渚の計算ノートは、今冊出ていて、「浜村渚の計算ノート」、「浜村渚の計算ノート2さつめ」って感じでちょっと独特な巻数の書き方だから気をつけて。
ではでは、楽しいはまむらなぎさワールドを。

浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト (講談社文庫)
  • メディアKindle版
  • 作者青柳碧人
  • 出版・メーカー講談社
  • 発売日2012-10-18
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