2016年10月29日

「ハイキュー!!」主人公の日向翔陽に、追えなかった青春時代の残像を垣間見た

現在週刊少年ジャンプで好評連載中で、アニメも大人気のバレーボール漫画「ハイキュー!!」。
この作品は少年時代に全力を注ぐ主人公・日向翔陽をはじめたとした部員たちの熱い青春ドラマです。

その一方で現実の私はあまり青春時代にあつい時間を過ごしてきておらず、ハイキューを見て、あの時ああしていればなあと思うこともあります。そんな思いを綴った文章です。

マンガとの出会い

私の好きなものはマンガです。今回は週刊少年ジャンプのハイキューを紹介したいのですが、その前に、私のマンガの歴史について話たいと思います。

マンガは小学5年生の頃から好きで少女マンガだけに限らず、少年マンガも読んでいました。その頃、学校の人間関係や理想の自分とのギャップに悩み、ストレスも相当多かったと思います。中学校になったら大丈夫、きっとクラス替えをするまではなんとかもつ、といった具合な綱渡りで、学校生活は、良いこともあったりもしたのですが、私にとってはとても辛いものだったのです。

そんな中で、唯一救いだったのがマンガでした。少女マンガのリボン、なかよしなどの雑誌は、発売日の朝にコンビニにいき、まだ、付録をつめていないものを見て、おばさんが1セットだけ作ってくれたものを朝の登校の時間がくるまでに読んでいました。

発売日の朝にいつもコンビニに私が来るので常連さんのようになってしまっていて、おばさんもちょっと待っててね。といった具合に習慣化していました。マンガを読んでいる時だけは全てのことを忘れられ幸せな気持ちになりました。逆にオタクのように思われてしまって、辛かったこともあるのですが。その時は悩んでいたのですが、そんなものかなと今は思います。

同級生のイメージは中学生の私で止まっているので、10年以上だった今でも私があのころのままマンガがものすごく好きだと思っている子がいたりしたのですが、3年前くらいに、悩みが多くマンガを読むということ、活字を読むことが苦しくてできないくらいの落ち込みが数年続いた時期があったんです。
そんなとき、マンガを読まなかった時期があり、そんなときでもマンガが大好きでたくさん今でも読んでいるよねと、そう言われ、何だか複雑な気持ちになりました。他に話すことはないのかななんて。10年も連絡とってなかったら話題なんかはそんなもんかなって。思いました。

マンガの世界

子供の頃の私にとってのマンガは、まるで、異世界に連れて行ってくれるみたいで。夢みたいな世界でした。少女マンガの世界ではヒロインは美人で可愛く、友達にも愛され、恋人がいたりして、部活などを頑張っていたりと、まさに、私の理想の送りたかった中学時代や、青春時代そのものだったのです。

実際には、マンガの中にしかない世界なのかもしれないですが、そその物語を読んで、まるで自分がその世界にいるかのような気持ちになれました。とてもその時間は楽しく、部屋にこもり、何度も何度も読みました。
高校生くらいになったらこんな恋愛が出来たり一生の友ができるのかな、高校デビューのように、高校から変わることもできるのかななんて、甘い期待をしていたものは全て破られてしまいましたが。

でも、その時読んだもので、クラスのこと多少会話に混じることができ、よかったなとも思っています。それから10年以上たち、思考が大人に近づくにつれて、マンガの嗜好が少年マンガに近づいてきてしまいました。

多分少女マンガに描かれている姿、高校生のような恋愛に大人になった自分が共感を持てなくなってしまったのかもしれません。それよりは、スポーツなどの部活などを見て、まっすぐな姿や努力に心打たれることが多くなったように思います。恋愛にも努力などはあると思うのですが、3年間などの短い間に、目標を持ち、その間自分をどう向上させるか考える。
そして、仲間との絆を作ったり、レギュラーになれなくても頑張って行ったりする姿。自分が子供のときや、今までの人生でここまで泥くさくなるまで何か自分は頑張りきれたのかなと思うと、才能などの前に、頑張りことができるということに憧れと応援の気持ちを持つことがとても多くなりました。そして、新しいことを知るツールにもなりました。

おすすめの漫画はハイキュー

ここからが本題になるのですが、今回おすすめしたいのは、週刊少年ジャンプで連載している「ハイキュー!!」です。他にもおすすめしたいスポーツマンガはたくさんあるのでとても迷うのですが、アニメも今放送しているハイキュー!!のご紹介をさせていただきますね。

最初はタイトルを見て、そのキャッチーな印象からか、スポーツのマンガだとはまったく想像していませんでした。私は、ある日偶然ハイキューのアニメの放送を見他のがきっかけで見始め、見ていきました。現在はマンガも週刊少年ジャンプも読んでいます。

ストーリーは、ある田舎町の電気屋の前にあったテレビで放送されていた全国高校バレー(春高バレー)を偶然見た主人公が、小さな巨人と呼ばれるエースが活躍している姿を見て、バレーを始めるお話です。

それまで、私は、バレーボールをやったことはあってもあまり詳しく知らなかったのですが、読んでいると引き込まれるような。アニメを見ているとなぜか応援したくなるような。気持ちになりました。

私が送りたかった青春は恋愛とかちやほやされるとか、他力本願のものでは本当は無かったのかなと感じました。本当に送りたかった青春はどっちかと言うと、自分の限界まで挑戦してそれでもダメでも、自分の夢を信じて精一杯努力することだったのかなと思いました。できるできない、周りの目を関係なく努力できるまっすぐさだったのかなと思います。

あれやこれや迷って生きてきた私にとっては、まっすぐな夢や目標を持ち、努力している姿はとてもまぶしく、真似したいけどできない部分でもあったのです。試合に出られなくて、レギュラーになれなくても、体が小さくても、道を切り開いて自分で進んでいく、人にどんなにカッコ悪いと言われようと、一人になっても憧れた道を進んでいく。そんな強さも凄いと感じました。
流されない強さ。これも自分にないものだったんですね。

主人公・日向のひたむきさ

具体的に物語の説明をすると、主人公日向は背が低く、バレーボールをするには少し不利な立場なのですが、小さな巨人のようになりたいと頑張ります。もともと、身体能力は高かったので、ジャンプ力、足の速さなどを使って勝って行きます。

やる前から自分は向いてないや無理だと思って諦めてしまうことも多かった自分にとって、この姿が目標だなと思います。

主人公の日向は中学時代男子バレーボール部の部員が集まらなかったこともあり、一人で練習することになりました。これも、そこまで強い気持ちがあるのか!と、心打たれました。
そこまで自分に頑張れるだけの強い意志があったのだろうかと。一人でもできるのか。きっと思春期だったら、人に馬鹿にされたくないから、人に合わせないと怖いからとか空気よまなきゃとか、格好つけなきゃとか、気にしてしまうのですが、自分がやりたいことをまっすぐやるまっすぐさ、憧れにつかずいていこうとする姿勢に共感を得ました。

そして、小さな巨人と同じ高校である宮城県にある烏野高校に入学するのですが、そこからやっと本格的にバレーボールをすることができるようになります。道のりは長かったです。今まではやりたくてもやれる環境がなかった、だから、ママさんバレーにまじったりしながらやっていたのですが、男子のサーブを最初に受けてみてその違いに驚きます。

努力はしてきたものの、環境というものが少なかったという影響はこれほどまでなのかと感じました。烏野高校の皆さんも凄いのですけどね。このように、徐々にステップを踏んで、技を習得したり、自分がおとりになったりと、作戦も立てながら頑張っていきます。

自分だったらここまで出来ただろうか。頑張れたのかなと思ってしまうこともあります。自分も頑張りたかったのかなもっとと感じます。こんな青春を過ごせたらと一緒になって見ながら応援しています。

主人公の日向にはどんな形になっても、たとえ負けても精一杯やりきって欲しいです。本当に大切なのは勝つことよりも、精一杯やってやってやることだと大人になった今だからわかります。

結局頑張れなかったことは大人になっても、悔やんでしまいますし、頑張りきれたと思えたなら、悔いも残りません。今という自分を最大限発揮して頑張ってほしいです。

今放送しているアニメも毎回欠かさず見ています。毎回ハラハラして、一球が命に思えるほど、とれた時のドキドキが選手と一緒かもしれません。勝つか負けるかの世界、そこには、強者も敗者もない。

挑戦者という戦いで臨むこのクールのアニメは何だか、張り詰めているけどスリルがあり、勝ってほしいけど、そう簡単には勝てない。でも、ほとんどの人が見られなかった夢を見てほしいという気持ちを主人公にたくした回であると思います。

時間のご都合のあう方は是非見てみてください。おすすめです!
もういちど熱い青春をあなたに、一緒に体験して熱くなって見てください。

きっと夢の彼方へも行けそうなくらい、この人たちとならどこへでもいけそうな気分になって来ます。お見逃しなく!

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