2016年11月09日

あなたも聴きたくなる!ミクスチャーロックバンド「FLOW」の魅力【アニソン】

アニメNARUTOや映画版ドラゴンボールの主題歌を担当。そしてドラマ「探偵学園Q」の主題歌から、スズキSWIFTのCMソング、海援隊の「贈る言葉」をパンク風にアレンジしたカバーまで。
全て同じバンドのことなのですが、皆さんお分かりでしょうか? そう、ミクスチャーロックバンドのFLOWです。

FLOWとは

メンバーは以下の5人から成る、ツインボーカル形式のバンドです。

  • Vo. KOHSHI:1977年4月22日生まれ。埼玉県出身。
  • Vo. KEIGO:1977年7月1日生まれ。東京都出身。
  • Gt. TAKE:1978年8月31日生まれ。埼玉県出身。
  • Ba. GOT’S:1977年1月26日生まれ。新潟県出身。
  • Dr. IWASAKI:1969年11月21日生まれ。大阪府出身。

Vo. KOHSHI(兄)とGt. TAKE(弟)の兄弟二人が中心となり、1998年結成に結成。2000年に現メンバーとなる。

2003年に「贈る言葉」のカバーにてインディーズデビュー。同年「ブラスター」をリリースし、メジャーデビューしました。
代表曲は「GO!!!」(アニメ「NARUTO」オープニング)、「DAYS」(アニメ「交響詩篇エウレカセブン」オープニング)、「COLORS」(アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」オープニング)など。

「ミクスチャーロック」という在り方

今年でデビューから丸13年経ったFLOWですが、今も精力的にリリースを続けています。多くの作品を世に生み出してきたFLOWの音楽の特徴と言えば、「ミクスチャーロック」。
つまり、ロックを基調としながらもジャンルの幅が非常に広いのです。

例えば、今年の8月にリリースした「風ノ唄」ではバグパイプやストリングスの音によって荘厳な響きに、一方同A面曲の「BURN」はメタル風アレンジで疾走感のある仕上がりになっています。
今年2月リリースの「Steppin’ out」ではEDMサウンドを取り入れ80年代風にしながらも、ソカという南米音楽のリズムや変拍子を採用することで、「日常・非日常」の二面性を表現した曲作りをしています。

他にも「DAYS」ではラストのサビ前に加わったラップがアクセントになっていますし、「ありがとう」などのしっとりとしたバラード、「冬の雨音」のようなラテン調の曲までもレパートリーに入っています。
ほとんどの楽曲は作曲をTAKE、作詞をKOHSHIが務めていますが、こうしてコンスタントに創りつづけられるのも、表現の可能性を探って行く貪欲さがあってのことのようです。

オススメは?どこから聴いたらいい?

さてそれでは、「どんな音楽なのだろう?」と興味を持ってくれた方に向けてアルバムの紹介をしたいと思います。

FLOWはベストアルバムも複数あるのですが、前述の「ミクスチャーロックバンド」という部分を踏まえて、ぜひオススメしたいものがあります。
それは、今年2月にリリースされた「#10(ナンバーテン)」。

タイトル通り、FLOWのオリジナルアルバム10作目となる作品で、上記に挙げた「Steppin’ out」も4曲目に収録されています。ここでのFLOWの挑戦は、収録曲10曲全てでコラボを行うという大胆な試み!参加者はGLAYのHISASHIを筆頭に、津軽三味線ユニットの疾風(はやて)、ヒューマンビートボクサーのAFRAと多岐に渡ります。

これだけ個性的な要素を加えつつも、アルバムを聴き終えて残るのは、「バリエーションに富んでいるのに、どれも紛れもないFLOWの音楽だ」という感想。様々な挑戦をしていけるというのは、このメンバーで長年やり続けてきた確かな土台があるからなのでしょう。

他に有名どころを抑えたい人には、同バンドで一番の有名曲「GO!!!」が入っているアルバム「GAME」、「Answer」(ドラマ探偵学園Q主題歌)や「Around the world」(スズキSWIFTのCMソング)などが入っている「アイル」がオススメです。

GAME
  • メディアCD
  • 出版・メーカーキューンミュージック
  • 発売日2004-05-26
Answer
  • メディアMP3 ダウンロード
  • 作者FLOW
  • 出版・メーカーKi/oon Music Inc.
  • 発売日2013-10-23

ライブがやっぱり一番!

「音源として届けられるのももちろん嬉しいけど、でもやっぱり現場、ライブが一番」とメンバーは口をそろえて言います。

聴き手としてのこちらが楽しいのはもちろん、そんなメンバー自身もとても楽しそうなのがFLOWのライブ! 立場は違えど同じ目線で音楽を楽しんでいるなあというのが実感できます。
そんなこともあって、とにかく熱い! 前述の通り、あらゆるジャンルの曲が次々と繰り広げられていくうちに、自然と盛り上がってしまうこと間違いなしです。
カッコいい本編の反面、MCは笑いを取りにかかったり、悪ふざけをしてみたりするギャップもまた魅力。さすが自分たちを「パーティーバンド」と言い放つだけのことはあります(笑)

また、直近のリリースだけに限らず、新旧織り交ぜて曲を演奏するのもFLOWライブの楽しさです(未だにインディーズ時代の曲を披露することも…)! 
聴く側としては予習が大変なところもありますが(笑)しかし、あの時のこの曲が聴けるなんて…! という感動もありますし、第一予習しきれなくても楽しめるパワーがそこにあります。

ちなみに、昔のアルバム曲以外も知りたい…という方は、まずは「カップリングコレクション」を聴かれてみてはいかがでしょうか。こちらはシングルのカップリング曲を対象にファン投票が行われ、その上位15曲が収録されたものです。個性に溢れた曲ぞろいで、飽きずに聴けるはずです。

ライブハウスは敷居が高くて…興味はあるけどなあ…という方でもFLOWはオススメです。
というのも、FLOWのライブではモッシュやダイブはあまり起こりません(女性が多めなせいでしょうか)。かくいう私も、彼らのライブに行くまでスタンディングライブは未経験でしたが問題なく楽しめました。
一回行くと、また何回でも行きたくなってしまうほどの魅力を持っているのがFLOWのライブです。皆さんもぜひ体感してみてください!

活躍の場は世界にまで

FLOWは昨年「FLOW WORLD TOUR 2015 極」と題し、同バンド初となる世界ツアーを敢行しました。
ホームの日本では大阪、海外では台湾を皮切りに始まったツアーです。海外でのワンマンライブはこの時の台湾が初だったそうですが、見事大盛況となり、その後も南米から北米までを駆け抜け、世界中のファンを沸かせました。

今年も海外でのライブはロサンゼルス、フィリピン、パリ…。さらにはアブダビというあまり聞きなれない中東の地にまで。12月には再び中南米ツアーも予定されています

NARUTOやコードギアスといった有名アニメの主題歌を担当してきたFLOWは、海外でも知名度バツグンです。当時まだリリース前だった「虹の空」を海外で初披露したところ、会場ではコーラスの大合唱が巻き起こったという話も…! 海外でも熱心なファンを獲得しているんですね!

魅力は伝わったでしょうか?

2016年はバンドとして初めて、年内にツアーを2回行ったFLOW。
来年の春にはニューシングルのリリースも決まっています。

次々と新しい音楽を生み出し、それを現場で届けつづけてくれる。どちらの活動もますます熱を帯びている、そんなFLOWに今後も注目です。

皆さんもぜひ、その世界に触れてみてください!

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