2016年10月17日

「Cartoon Wars/カートゥーンウォーズ」はなぜこれほど「神ゲー」なのか

カートゥーンウォーズというゲームアプリをご存知だろうか。
ジャンルは「タワーディフェンス系」のiPhoneでもandroidでも遊べるゲームなのだが、これがとても、とても面白い。
だから今回はこのゲームついて語ろうと思う

独特なゲームシステム

「ジャンルがタワーディフェンス系」と書いたが、タワーディフェンス系にもいろいろなものがあって、敵が城に攻めてくるのを、砲台を設置して城を守るものだったり、シューティングゲーム形式で一つのものを守るような形式だったりというものがあるのだが、このゲームは一風変わったタワーディフェンス系で、こちらも相手の城を攻めることになる。

一直線上の左右の端に味方の城と相手の城があり、ゲームが始まると、相手側の城から自動的にAIが操作するモンスター(?)がたくさんでてくる。

それを防ぐべく、こちらもAIが操作するキャラクターを次々と召喚し、相手側の城を攻めるのだ。
一直線上で、ばったりあったお互いのキャラは、戦い始める。その戦いに勝てば、次の相手のキャラにでくわすところまで進めるし、負ければ相手に進まれる。

簡単に説明するとそんなようなシステムだ。

わかりやすい操作

操作感も非常に軽快でわかりやすい。
召喚したいキャラをタップするだけ。
そうしたらまもなく選んだキャラが自軍の城から出現し、相手の城にむかって進軍していく。このシンプルさがまたいい。
やはりチュートリアルがめんどくさくてやめてしまうようなことがある人にとってはチュートリアルがいらないゲームというのは非常に魅力性溢れるものなのだ。

巧みなゲームバランス

ゲームバランスについても絶妙かつ精巧に作られていて、自分が召喚したいと思ったキャラを召喚するのにはそのキャラに見合った「マナ」が必要になる。このマナは待っていれば自動的に溜まっていくものなのだが、試合に勝ったときにもらえるお金で、自分をレベルアップさせ、そのマナが増える速度を早めたりすることができる。

このシステムは私の心を非常に強く打った。
向上心が止まらなくなる。
レベルアップする項目も他にもたくさんあって、ああ、この試合に勝ったらこの項目をレベルアップしようかなーどうしようかなー
という葛藤もとても楽しいし、その「レベルアップしたい！」という欲からゲームを延々と続けてしまう。
キャラデザも非常に魅力的でシンプルなものになっている。いやむしろシンプルだから魅力的なのかもしれない。

シンプルなキャラデザ

このアプリをダウンロードした時点でロゴに記されているためわかるかもしれないが、このゲームのキャラは大体が『棒人間』だ。

棒人間でなかったとしてもベースは棒人間。白黒だ。
そのシンプルさから味方か敵かがキャラが向いている向きだけで判断できて今どっちが優勢なのか、あとどれくらい進軍できれば敵軍の城にたどり着くのかが一目ですぐにわかる。

操作性やゲームシステムだけでなくキャラデザまでもがゲーム性を高めてきているのだ。ちなみに敵軍には色がついているので、向きだけでわかるだけでなく白黒かカラフルかという点でも試合の優勢具合がわかる。

圧倒的ステージ数

ステージの数もすごい。
だんだんと敵のキャラの数が増えていくようになっているのだが、そのステージ数は全部で数百を超える。

ちょっとだけ不満もあるよ

ただここにちょっと不満を感じるとすれば、すべてのステージが単調で同じだということだ。
背景を変えるとか、地形がちょっと変わるとかがあってもいいと思うのだが、このゲームは敵がだんだん強くなっていくだけでステージが進んだからといって視覚的な変化は何一つない。そこが数少ない不満点でもある。

『数少ない』と言ったように不満はひとつではない。
これはこれから始まる人には関係ないし、なんなら誰が悪いわけでもないといえばそうなのだが、このゲーム、株式会社LINEに買い取られてちょっとだけリニューアルされたのだが、そのとき、アプリも新調されて、前まで使っていたカトゥーンウォーズは使えなくなった。

ん？と思う人もいるだろう。そう。
ここまでやったセーブデータ全部消えたぁあああああああああああ
このことがあったとき、正直僕はLINEファ◯ク！！！
と思ってしまったが、まあこれは致し方ないこと。
新調されたアプリでは多少の修正なども効いていて、さらにゲームがやりやすく、楽しくなっていたのですぐに怒りも消えた。