おすすめの漫画をランキング形式で紹介 (51位~100位)
この記事は、運営チームとユーザーの投票によって「おすすめ」された、人気の漫画を、ランキング形式で紹介しています。
1位から順に表示され、スクロールするほどランキング下位になります。読みたいと思える漫画探しのお役に立てれば幸いです。
52位 シグルイ / 山口高由
「駿河城御前試合」で戦う剣豪の物語。片腕のない剣士と盲目の剣士の闘いを描く。闘いに入る前を回顧していく話なのだが、その圧倒的な表現力はマンガ表現の最高峰とも言われている。絶対に読むべし。
- メディアKindle版
- 作者山口貴由
- 出版・メーカー秋田書店
- 発売日2016-08-23
53位 ダンジョン飯/九井諒子
ダンジョンに出てくるモンスターを料理して食べるという、すごい発想の漫画。ゲテモノ好きの主人公が色んなモンスターを調理します。異世界モノ、ゲーム風の漫画、TRPG、料理漫画が好きな人と、多くの層にリーチするからか、漫画の評価はとても高いです。
めっちゃ面白い。RPGのダンジョンに出てくるモンスターを調理して食べる料理漫画。
世の中にはいろんな料理漫画があり、面白いのだけど、見るだけで実際には食べられないという欠点がある。その点、この漫画に出てくる料理は「絶妙に食べたくない」のだ。
ファンタジー料理漫画としては、その食べたく無さが、見ている側からすると心地よい。飯テロなしの料理漫画であり、RPG好きにもヒットする良作。
- メディアKindle版
- 作者九井 諒子
- 出版・メーカーKADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日2015-01-15
54位 風の谷のナウシカ / 宮﨑駿
国民的なアニメ映画「風の谷のナウシカ」だが、宮﨑駿自身はあのラストシーンには納得していなかったらしい。できれば多くの人に原作を読んでもらいたい。漫画としても最高レベルの作品になっている。漫画版のナウシカはアニメ版以上にかっこいい。
なかなか書店などにはうっていないが、アマゾンであれば新品でも中古でも買えるだろう。
- メディアコミック
- 作者宮崎 駿
- 出版・メーカー徳間書店
- 発売日1987-07
55位 ベイビーステップ (Baby steps)
典型的優等生のエーチャンが高校テニス、そしてプロへの道を駆け上る
- 週刊少年マガジンで2007年46号から連載開始
- リアルで緻密なテニスの試合描写はプロ選手も絶賛
テニス漫画というとテニスの王子様のイメージが強いが、ベイビーステップはまさにそれの正反対。どちらが優れているかというわけではないが、ベイビーステップでは超人的な必殺技も突然の覚醒もなく、全ての描写に理由がともなっている。
作中でエーチャンは凄まじい速さで成長していくが、それも突拍子もなく成長するのではなく、理屈っぽいエーチャンだけに読者にも納得の行く成長描写になっている。
試合では単純な力比べではなく、心理戦まで丁寧に描かれており、錦織圭を初めたとしたプロ選手にもファンは多い。テニスをやっている人なら必ず読んでほしい作品。
- メディアKindle版
- 作者勝木光
- 出版・メーカー講談社
- 発売日2012-09-28
56位 ゴールデンカムイ/野田サトル
北海道を舞台にした歴史漫画で、2016年のマンガ大賞にも選ばれた作品です。アイヌという少数民族を扱っていて、「シャーマンキング」のホロホロを思い出しました。冒険バトル漫画ですが、料理漫画の側面も持っていて、作中に出てくるアイヌ料理が妙に美味しそうです。アイヌの文化について学ぶこともできるいい漫画だと思います。
- メディアKindle版
- 作者野田サトル
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2015-02-19
57位 封神演義 / 藤崎竜
卑屈な「頭脳派」主人公が活躍する、紀元前11世紀「殷」の末期の中国を描いた大人気ジャンプ漫画。悪知恵を働かせる主人公が当時は斬新だった。藤崎竜の絵がとても好きで、妲己にはお世話になりました。竜吉公主も可愛かった。
- メディアKindle版
- 作者藤崎竜
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2013-12-20
58位 DRAGON QUEST ダイの大冒険 / 三上陸・稲田浩司
大人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の世界観を描いた名作バトル漫画
- 王道バトル漫画だが、キャラクターの成長に共感するファンが多い
- 敵キャラクターの挫折や成長もしっかりと描かれている
バトル自体は王道で誰が読んでも楽しめる内容なのだが、敵味方問わず登場するキャラクターがどれも魅力的。単に強いキャラが唐突に現れるのではなく、一人ひとりにドラマがあり敵キャラであっても思わず応援したくなるな奴らばかりです。
中でも準主役のポップの成長ストーリーは漫画史に残るくらい劇的で、ラストの展開に涙する人は多いと思います。
ドラゴンクエストのメディアミックスのような作品だが、かなり良く出来ている。ゲームではちゃんとレベル上げをすれば楽に倒せる魔王だが、漫画の大魔王バーンはかなりの魔王らしさがあった。ポップやバトラーなど、出てくるキャラが魅力的なのも特徴。
- メディアKindle版
- 作者三条陸
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2013-01-19
59位 烈火の炎/安西信行
超面白い王道の能力系バトル。
烈火の炎技や、魔道具の設定などが最高すぎる。作者がエッチな人で、サービスシーンが多々あるのも素晴らしい。
色々と思い出深い最高の漫画です。「鋼金暗器」を使う小金井に憧れてた。
バトルマンガとして最強の面白さ。
キャラクターが魅力的だった。「石島土門」みたいな微妙にかっこいいキャラクターがでてくるマンガはなかなかないと思う。
- メディアKindle版
- 作者安西信行
- 出版・メーカー小学館
- 発売日2013-01-01
60位 らんま1/2 / 高橋留美子
高張留美子が描くドタバタ恋愛コメディ。「漢」を目指す男性でありながら、水をかけられると女になってしまう体質の「らんま」が主人公。
登場するキャラクターが全員可愛い。火中天津甘栗拳や爆砕点穴など、少年漫画らしい必殺技が出てくるのも魅力。
- メディアKindle版
- 作者高橋留美子
- 出版・メーカー小学館
- 発売日2013-06-14
61位 サムライカアサン
絵柄的に「よし、これを読もう」とはなりづらいですが、読んでみれば一発で印象が変わります。
一話完結型のコメディー漫画なのですが、笑いあり涙ありで、結局のところ感動する漫画という印象に落ち着くと思います。
子供を想う親の立場と、母の愛情を知る子供の立場、両方の立場からでも読めるので、大人でも子供でも世代関係なく読める作品だと思います。サムライカアサンことオカンはうっとうしいですが、そんなのがどうでもなくなるくらい愛情にあふれていて気づいたら感動してしまいました。
全8巻ありますが、一話完結型のストーリーなのでどこから読んで楽しめますよ。
絵柄とは対照的に感動的させられることが多くて本当に印象深い漫画です。
- メディアKindle版
- 作者板羽皆
62位 ピンポン / 松本大洋
松本大洋ワールド前回のスポーツ漫画。表現、演出、セリフ回しなど、それも説明できない素晴らしさがある。
多くのスポーツ漫画に出てくる高校生は、やっぱりファンタジーであり、ほとんどが「超人」なのだけど、ピンポンに出てくるスマイルとペコは、等身大の高校生だ。ここまで完成度の高いスポーツ漫画は他にない。映画化もアニメ化も大成功した稀有な作品でもある。
- メディアKindle版
- 作者松本大洋
- 出版・メーカー小学館
- 発売日2012-09-25
63位 斉木楠雄のΨ難
シュールな超能力ギャグ漫画
- 週刊少年ジャンプで2012年24号で連載開始
- 超能力者の高校生・斉木楠雄に様々な災難が降りかかる
超能力者の斉木楠雄は無口だが、なぜかヘンテコなクラスメートばかりと仲良くなって、色んな災難が降りかかる。ギャグ漫画だけに作中に登場するキャラクターは大体突拍子もなくてネタが尽きない。
絵に描いたようなダメ親父だったり、金持ちのキャラだったり、ケツアゴだったりとキャラクターが変な意味で個性的で面白い。画力が高くないのが残念だが照橋心美さんがやたら可愛い。
- メディアKindle版
- 作者麻生周一
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2012-12-04
64位 金色のガッシュ!!
日曜の朝9時から放送していたアニメで、同じ世代の少年少女なら名前くらいは知っているのではないでしょうか。魔物と人間の熱い友情物語です。人間が呪文を叫ぶことで魔法が撃てるという設定はポケモンなどに比べて納得感がありますね。
- メディアKindle版
- 作者雷句誠
- 出版・メーカー講談社
- 発売日2016-07-15
65位 最強伝説黒沢/福本伸行
自分が底辺だと思ったときに読んでもらいたい漫画です。めちゃくちゃ不器用なのに努力する、不遇な中年男の哀愁が描かれています。水中で平泳ぎをする女性を追跡するシーンは、福本漫画の大仰な演出がバカバカしくて笑ってしまったと同時に、男のつらさ、寂しさに涙しそうになりました。「矜持」を取り戻したいときにはこの漫画を読み返します。
ダメ社会人を絵に描いたような黒澤が、ドタバタ劇を繰り広げながら、同僚の信頼を手にし、不良の舎弟ができ、なぜかホームレスとともにヤンキーと闘うというヘンテコなストーリー。
くだらないんだけど、黒澤に妙な人情味があって、黒澤が何をでかすのか目を離せなくなる隠れた名作。
- メディアKindle版
- 作者福本 伸行
- 出版・メーカーフクモトプロ/highstone, Inc.
- 発売日2013-07-20
66位 サンクチュアリ
極道と政治家のダブル主人公が聖域を求めて懸命に生きる
- 原作は史村翔(武論尊)、作画は池上遼一という大型タッグ
- 極道と政治家という対極にいる二人が熱い絆で結ばれ、お互いの立場から日本を動かしていく
濃ゆい絵柄で人を選びそうな作画だし、話の内容も血なまぐさい極道や汚い政治の世界を赤裸々に描いているので、万人受けする内容ではないが、ストーリーの核は王道そのもの。まさに友情、努力、勝利という週刊少年ジャンプの王道を真っ直ぐ突っ切っている。
カンボジアの戦乱を生き抜いた二人の男が、ジャンケンで政治家と極道どちらになるかを選び、固い友情で結ばれつつ二つの世界から日本を着実に動かしていく。どちらも一筋縄ではいかない世界で、何度も命を狙われながらも、相手の寝首をかいてのしあがる緊張感は他では味わえない。
全12巻ながらずしりと響く内容になっているので、漫画から異なる人生観を味わいたいという人には真っ先におすすめしたい。
武井壮が人生のバイブルと語る漫画という紹介を見て読んだ所、それが誇張ではないくらいの衝撃を受けた作品です。最初は取っ付きづらいなと思ったのですが、気づいたらあっという間に最終巻まで読んでしまいました。
バブル時代の作品で、これから日本が世界の覇権を握っていくと人々が本気で信じていたり、平成の世を生きる人にとっては当時の息遣いを知る歴史的な価値もあると思います。
- メディアKindle版
- 作者池上遼一
- 出版・メーカー小学館
- 発売日2013-01-01
67位 家庭教師ヒットマンリボーン
何をやってもダメなツナをマフィアのボスにするべく家庭教師がやってくる
- 週刊少年ジャンプで2004年~2012年に連載された
- テレビ東京系列で2006年~2010年にアニメ化
- 初期は1話完結型のコメディだったが、途中から本格バトル展開に
当初は一話完結型のギャグコメディだったのですが、徐々にバトル展開にシフトしていき、最後は完全なるバトル漫画になります。最初のギャグ要素が好きだったという人もいれば、バトル展開が好きという人もいます。
主人公の沢田綱吉は何をやってもダメで「ダメツナ」と呼ばれていましたが、度重なるバトル展開を経てどんどん逞しくなってツナがいなければ勝てない、というくらいに成長します。今思えばNARUTOと結構近いものがありますね。
また家庭教師のリボーンとの信頼関係もだんだん深まっていき、友情とも違う不思議な関係性も好きです。
- メディアコミック
- 作者天野 明
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2013-03-04
68位 あひるの空
- 週刊少年マガジンで2004年から連載
- 高校バスケを題材にしたギャグスポーツ漫画
- 3Pシュートが得意な身長149cmの車谷空が主人公
けっこう本格的なバスケ漫画で、リアリティを重視している。
作者の日向が、バスケ漫画を描く以上は井上雄彦の「スラムダンク」には勝てないので、それを踏まえてどうやっていくか……みたいなことをどこかで読んだ記憶があるけど、高校生の心情とか、体育館の光沢とか、バッシュの拘りとか……スラダンより優れてる部分は色々あると思う。
千秋兄弟の設定など、ギャグとリアリティの境目を自由に移動できるのは、他の漫画には見られない稀有な才能だと思う。最近の展開はちょっとだらだらしすぎだと思うが、なんだかんだで見てしまう。
厨二ポエムがところどころに挟まれるバスケ漫画
設定が非現実的すぎるし、みんな高校生なのに意志とか考え方とかが完成しすぎな感があるが、そこらへんは他のスポーツ漫画に比べればマシなほう
横浜大栄との試合結果を先に出してからダラダラ引き伸ばしを続けるのは謎すぎる
- メディアコミック
- 作者日向 武史
- 出版・メーカー講談社
69位 遊☆戯☆王/高橋和希
センス抜群のカード漫画。この漫画に登場したカードゲームが、「遊戯王カード」として、未だに遊ばれている大人気トレーディングカードゲームになる。
ブルーアイズホワイトドラゴンとか、ブラックマジシャンとか、シンプルだけどいい感じに厨二病っぽいデザインが秀逸だった。
- メディアKindle版
- 作者高橋和希
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2016-04-01
70位 もやしもん/石川雅之
- 2004年から2013年8月まで『イブニング』で、2013年3月まで『月刊モーニングtwo』で連載
- かわいい「菌」たちを肉眼で見ることができる沢木が主人公
- 農学部の学生たちのキャンパスライフを描く
菌が可愛くて、読むたびに知識も増えていきます。
農学部でこういう大学生活をおくりたい人生だったなー。
- メディアコミック
- 作者石川 雅之
- 出版・メーカー講談社
- 発売日2005-05-23
71位 世紀末リーダー伝たけし!
リーダー的存在「たけし」がアホなことをしたり、バトルしたりする
- 1997年~2005年にかけて週刊少年ジャンプおよびスーパージャンプに掲載された
- ギャグがベースだが、中盤以降は無駄にスケールの大きなバトル展開がメイン
一時期はジャンプの中でONE PIECEの次に人気があり、低迷していたジャンプを復活させた原動力の一つでもある。今となってはウソのような話だが。
序盤は下らないけど心温まるリーダー的話が多いが、ネタがキレるたびにバトル展開→ネタがもどったらギャグ→またバトルという展開を繰り返した。ただバトルは苦し紛れ感が強いので、初期のギャグパートが最も評価が高い。
作者が連載中に逮捕されてしまってジャンプでの連載は打ち切られたことで、未完と思っている人が多いが、スーパージャンプでバーバリアン編が最後まで書かれている。
初期のポッポ小学校でのギャグ・コメディが最高に面白い。濃密ゆえにすぐネタ切れになったけど、最初の数巻だけなら他のどの漫画より面白いので、まずは1・2巻あたりを読んで欲しい。
- メディアコミック
- 作者島袋 光年
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2011-02-15
72位 シャーマンキング/武井宏之
子供の頃にめちゃくちゃハマった漫画です。打ち切りになってしまったのは悲しいけど、それでもアニメを何度も見たしゲームも何回もやりました。世界の美しさや人間のちっぽけさを感じさせてくれる漫画で、民俗学や呪術的なテイストが入っていたことも今思い出すと魅力でした。
- メディアKindle版
- 作者武井宏之
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2012-10-16
73位 舞姫 テレプシコーラ
- 2000年から2006年まで雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載
- 第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞
- バレエの世界で葛藤し成長する少年少女達を描く
バレエ漫画の最高峰であることは誰も疑わないでしょう。
漫画でもわかるほどの動きがとても素晴らしく、心理描写も完璧です。
作品として完成度が高いぶんだけ、生半可な気持ちで見るとつらいことになるかもしれません。
とにかく、今まで読んだ漫画のベストのうちの1つです。
いじめや虐待など、人間の醜さと、それと対比されるバレエの美しさ。
本当にすごい作品。
74位 ダイヤのA
10年以上続く野球漫画の新しい王道漫画
- 週刊少年マガジンで2006年から連載開始
- 選抜甲子園出場を決めた第一部は47巻まで刊行
- 高校野球を熱く描いており、プロ野球選手のファンも多い
ジャンプ漫画にありがちな超人系ではないが、かといって凄くリアルというわけでもない。ただ高校野球独特の熱く、時に空回りしてしまう息遣いを丁寧に描いていて、それがリアリティとして臨場感が伝わる要因になっている。
主人公は130キロに満たない平凡な球速に、変化球も投げられないほど未熟だったが、天性の肩と手首の柔らかさから来るムービングファストボールを武器に、1年生にして強豪校の1軍の座を勝ち取っている。
その後も突然覚醒することもなく、一つずつ課題をクリアしていくという野球漫画にしては堅実な成長曲線を描いている。
むしろ鮮やかな活躍は先輩や同期のエースなどによく見られる。
野球推薦組と一般受験組で意識のズレが生じるなど、一枚岩でないところまでもしっかりと描いている所が凄い。
登場人物はもれなくコテコテの体育会系だが、それでも周りの意見を聞く耳はあってどこか憎めない。
- メディアKindle版
- 作者寺嶋裕二
- 出版・メーカー講談社
- 発売日2012-09-28
75位 トリコ
美食がテーマのインフレバトル漫画
- 週刊少年ジャンプで2008年から連載中
- 2011年~2014年にフジテレビ系列でアニメ放映した
グルメ漫画ではあるが、現実に役立ちそうなグルメ要素はなく、「食運」という特殊能力がテーマになっている。
バトルはだんだんスケールがでかくなり、ラスボスは地球を握りつぶそうとしたり、戦闘力的にはドラゴンボールに匹敵するレベルになりつつある。
敵がえげつなかったり、エグイ描写もあって、バトル漫画としてはかなり迫力がある。
グルメ要素は小松の無双状態。
世紀末リーダー伝たけし!との直接のつながりはないが、キャラクターがこっそりでてきたり、普通にたけしが妖怪として登場したりもする。まあおまけ程度なのであまり期待するものではない。
- メディアKindle版
- 作者島袋光年
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2012-10-12
76位 I"s (アイズ)
ジャンプの王道恋愛漫画
- 週刊少年ジャンプで1997年~2000年に連載、単行本は全15巻
- 全て主人公視点で話が展開され、サイドストーリーは描かれていない
- 名前の由来は頭文字が「I」の登場人物によるストーリーのため
ジャンプによくあるラブコメディではなくて、王道の「恋愛漫画」がI''sです。
そのためハーレムものでもないし、主人公も性に無頓着ではなく、性欲に負けて押し倒してしまったりとめちゃめちゃリアルです。
彼女ができても会えない内にフラストレーションが溜まってきたり、あの時ああしていればみたいな葛藤があったりと、並みの恋愛漫画とは一線を画しています。中高生にとってはバイブルになりうる作品なので読むべし。
最終巻のクライマックスはかなり心にズシンと響くので単なるエッチな漫画だと思っているとやられてしまう。
恋愛描写もいちいちリアルで生々しく、既視感を覚える人も多いのでは?
- メディア文庫
- 作者桂 正和
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2014-11-26
77位 アイシールド21
パシリの小早川セナが俊足を活かして高校アメフト界に旋風を起こす
- 週刊少年ジャンプで2002年~2009年に連載、コミックス全37巻
- 異例のアメリカンフットボールを題材にした作品
- 一芸に秀でた仲間たちの個性を集結して、強豪チームと戦う
屈強な男たちがぶつかり合うアメリカンフットボールの世界において、貧弱な小早川セナが俊足を武器にチームの勝利に導いていく話です。
主人公が所属する泥門デビルバッツの特徴は、何でもこなせる天才的な選手はおらず、一人ひとりが尖った個性を持っていて、それをキャプテンのヒル魔らが統率して、強豪チームを破るというところにカタルシスが有ります。
一方でリアリティがあって堅苦しいものではなく、必殺技が飛び交っていて、その必殺技をいかに打ち破るかみたいな見立てで試合が進行するのであまりスポーツに興味がない人でもハマる人が多いです。
蛇足的な展開もあったけれど、少年誌におけるスポーツ漫画としては究極的な作品で、後世に語られるべきものの一つだと思います。
- メディアKindle版
- 作者稲垣理一郎
78位 ピューと吹く!ジャガー
突き抜けたシュールさが売りのギャグ漫画
- 週刊少年ジャンプで2000年~2010年に連載、コミックス全20巻
- ジャンプの巻末固定という特権的な地位を築いた
アンケート結果に応じて掲載順が目まぐるしく変わるジャンプにおいて、巻末固定という特権的な地位を築いたギャグ漫画。ちなみにそれは現在の磯部磯兵衛物語に活かされている。
作風はシュールの一言で、常人には理解できない行動を登場人物が取りまくる(ピヨ彦除く)。ただ随所にうすた京介の妙なセンスがあり、人によってツボは違えどどこかしらに爆笑するポイントが織り交ぜられている。
個人的には真夏の暑い時期に、あえて毛布にくるまることで出た瞬間の「一瞬の涼を得る」という着想が妙に面白くて印象に残っています。
- メディアコミック
- 作者うすた 京介
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2010-12-01
79位 みどりのマキバオー
ギャグとシリアスの両端を行く異色の競馬漫画
- 週刊少年ジャンプで1994年~1998年に連載、単行本は全16巻
- 普段はギャグテイストだが、レースシーンはシリアスで息を呑む展開
マキバオーが所構わず排泄したり、観客が全員ハゲで全裸という強烈な作風とは裏腹にレースシーンは白熱していて、競馬漫画としては完成されていると思う。
こう見えて結構悲しいお話があって、マキバオーも挫折しては乗り越えて強くなるという王道展開もあり、ギャグ要素もストーリー要素もどちらも面白い。
馬をはじめ、動物と人間が会話できるという大分ズルい設定だが、ギャグチックな作風のせいかあまり違和感がなく、それゆえ他の競馬漫画よりもドラマチックな展開を作れているように感じる。
自分はマキバオーを読んでから今でも競馬は毎週欠かさずチェックしているが、競馬そのものへの関心も引き立ててくれる。
- メディア文庫
- 作者つの丸
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2012-02-01
80位 山田くんと7人の魔女
問題児である山田に次々と魔女が襲いかかるドタバタ恋愛コメディ
- 週刊少年マガジンで2012年から連載中
- 2013年にフジテレビ系列でドラマ化された
- 魔女と呼ばれる超能力者が学園内で様々な騒動を起こす
超能力を持った魔女と呼ばれる女の子が次々と登場して、どのキャラクターも個性的で可愛いので、読みやすいです。
また案外、超能力を使った伏線や謎解きの要素もあってハラハラする展開もあってよく出来ていると思います。
ただ問題点としては、実は魔女は7人だけでなくもっとたくさん出てきて、どのキャラクターがどの超能力だったかを思い出せないまま話が進んでいくので収拾がつかなくなるということがあります。
単行本で一気読みしたほうが面白く読めるかもしれません。
- メディアKindle版
- 作者吉河美希
- 出版・メーカー講談社
- 発売日2013-02-15
81位 SAND LAND
老人と戦車を書きたくて始まった鳥山明の短期集中連載
- 週刊少年ジャンプで2000年に14話に渡って連載された
- 保安官の老人と悪魔の王子がタッグを組んで、砂漠の世界に水を行き渡らせるべく度に出る
鳥山明が一線級の漫画を書いていた末期時代に連載されていた。14話だけだが非常にクオリティが高く、無駄なシーンが一切なく、少年漫画としては極地に達しているようにすら感じる。
この後のネコマジンシリーズからは鳥山明が書きたいように書くという路線に入ってしまい、一般受けする作品ではなくなってしまったので、自分にとってはSAND LANDが最後の名作だと感じている。
当時はアンケートでも毎週トップの方に来ていて、アマゾンレビューも8割以上が☆5と、とても高く評価されている。鳥山明に莫大な資産がなければこんな作品がもっとたくさん見れらと思うと、少し嘆かわしい。
- メディアKindle版
- 作者鳥山明
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2014-04-04
82位 テニスの王子様
超絶エクストリームテニスバトル漫画
- 週刊少年ジャンプで1999年〜2008年に連載、コミックス全42巻
- 女性人気が高く、ミュージカル化も成功
- テニス漫画とは思えないほど、余りにもインフレした展開も話題にあった
主人公の越前リョーマが所属している青春学園だけでなく、敵チームのキャラクターも続々と人気が出るなど、好きになれるキャラクターがたくさん登場するのが良いです。
魅力的なキャラクターがどんどん殻を破って成長していく所がとてもおもしろいし、手塚部長のように怪我を抱えながらプレイする人もいて、ハラハラしながら読んでいました。
テニスの王子様を見てテニスを始めた友人がいたのだが、途中でギャグ漫画のようなインフレ展開になっていたことに本気で怒っているのを思い出した。真剣にテニスをやっていた人にとっては苦々しい作品だろう。
逆にやっていない人にとっては最高のギャグ漫画だと思う。
- メディアコミック
- 作者許斐 剛
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2011-02-04
83位 モンモンモン
おさるのモンモンが運だけで活躍する「つの丸」節全開の作品
- 週刊少年ジャンプで1992年~1993年に連載、コミックス全8巻
- マキバオーのつの丸の初連載作品
- ほとんど猿しか登場しないシュールな世界観
今まで読んだ作品の中でも最も下らない作品。ここまで下らないことを徹底すると逆に芸術のようにすら感じる。
つの丸と言えばマキバオーで逆テイストが強いことでも知られているが、モンモンモンのギャグはその比ではない。例えば初戦のボス戦の撃破など、相手が武器を振りかぶったら天井に突き刺さり、天井が崩落したことで勝利するのだが、ほとんどの戦闘シーンがそんな感じで、主人公のモンモンは何もしないまま勝手にのしあがっていく。
そのくせ弟思いではあり、最終回はモンモンが男を見せて…まさかの感動展開が待っている。
8巻打ち切りということであまり世間に走られていないが、つの丸の原点といえる作品でもあり、2016年には申年記念として2週連続復活掲載を果たすなど一部では評価が高い。
- メディア新書
- 作者つの丸
- 出版・メーカー集英社
- 発売日1992-09
84位 魔人探偵脳噛ネウロ
謎を主食とする魔神のネウロが女子高生の弥子と共に様々な難題に挑む
- 週刊少年ジャンプで2005年~2009年に連載
- 「暗殺教室」の松井優征の連載デビュー作
暗殺教室でスターダムにのし上がった松井優征ですが、作者の個性としてはこちらの方がより出ていると思います。
ネットで有名なドーピングコンソメスープや、ドラッグ中毒などエグい描写もあって、記憶に鮮明に残る作品です。
謎解きということで頭脳戦もありますが、残虐な相手を対峙することもあって、キーパーソンが死んでしまったりと結構重い展開もあります。少年誌ながら色んな意味でズシリと響く内容で印象深いです。
- メディアKindle版
- 作者松井優征
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2012-10-12
85位 ライジングインパクト
飛ばし屋に憧れるガウェインがゴルフに出会い、世界の強豪と戦う
- 週刊少年ジャンプで1998年~2002年に連載、コミックス全17巻
- 一度は短期打ち切りになったものの、読者の強い要望により数カ月後に復活するという異例の事態となった
鈴木央といえば今ではマガジンの七つの大罪がヒットしたことで有名だが、出生作はジャンプで連載されていた「ライジングインパクト」だ。
ゴルフを題材とした漫画だが、小学生でも平気で300ヤード、400ヤードと飛ばすインフレ系の漫画でもある。ふとした拍子に主人公のガウェインが覚醒するなど、世界編では読めない展開ばかりで驚かされました。
キャラクターが多くて、個人戦ではそれぞれしっかり終えていたので、一人ひとりのキャラクターに感情移入できるのが良かったです。
- メディアKindle版
- 作者鈴木央
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2014-05-02
86位 溺れる吐息に甘いキス
会社の上司と……というありがちな展開の恋愛漫画ですが、やっぱりオフィスラブっていいですネ
上司である湯川の強引さにキュンキュンしちゃいます!
- メディアKindle版
- 作者如月ひいろ
- 出版・メーカー小学館
- 発売日2014-04-21
87位 To LOVEる -とらぶる-
少年誌の限界に挑み続けたラブコメ漫画
- 週刊少年ジャンプで2006年~2009年に連載
- スピンオフ作品「To LOVEる ダークネス」は連載中
- 少年誌におけるエロ描写の先端を走り続けている
少年誌としては越えてはいけない一戦を超え、表現規制のボーダーを引き続けた伝説的なエッチな漫画。最初はラブコメ要素もあったのだが、だんだんエロのためのラブコメになりつつある。
ハーレムとかそういう言葉がチャチに思えるほど主人公のリトにエロいトラブルが起き続ける。万有引力の法則すら無視するリトさんの吸引力に驚かされるばかりだ。
矢吹健太朗は前作のBLACK CATにパクリ疑惑があって散々叩かれていたが、To LOVEるで神と呼ばれるほどに評価を上げた。もともと画力は評価されていたが、こうも舵を切るとは作者の人間ドラマを見ているようだ。
- メディアKindle版
- 作者矢吹健太朗
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2012-09-14
88位 先生!
実写映画化も決定した超人気恋愛少女コミックです。
高校生と先生の恋愛モノは鉄板ですね。響ちゃんが先生を好きになるということに説得力があって、はまり込めます。受験勉強の話が出て来るのもいいですねえ。
不器用な先生にLOVEです?
- メディアKindle版
- 作者河原和音
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2016-10-28
89位 ホイッスル!
Jリーガーを目指し、ひたむきに戦い続ける青春スポーツ漫画
- 週刊少年ジャンプで1998年~2002年に連載、コミックス全24巻
- 2016年には舞台化もされるなど根強い人気を誇る
青春スポーツ漫画の中心を突き抜けた漫画。
小柄で運動神経にも優れず、試合にも出られなかった風祭将が強豪校との試合などを通じて技術を磨いていき、いつしかナショナルトレセンに選ばれるようにもなり、選抜戦を勝ち抜いていく。
限界を超えた戦いを続けていった風祭は最後に思わぬことが待っているが、その描写はスポーツ漫画にしか描けない素晴らしいものになっている。
ジャンプで中堅の下位に位置しており、さほど注目されていたわけではないが、2016年になって舞台化するなど再評価されつつある。
- メディアコミック
- 作者樋口 大輔
- 出版・メーカー集英社
90位 いちご100%
2000年代を代表するラブコメ漫画
- 週刊少年ジャンプで2002年~2005年に連載、コミックス全19巻
- ラブコメ作品としては長い連載期間で、発行部数は800万部
- 優柔不断な男がモテまくるハーレムもの
優柔不断な主人公である真中が、魅力たっぷりの女性陣からアプローチを受けてはあっちこっちへフラフラと心が揺れ動くという、ある種典型的なハーレムラブコメものです。
まあそのおかげで、ヒロインたちの出番が増えて見せ場が増えたので良しとしましょう。
ストーリーとしてはちゃんと一続きになっていて、映画監督を目指す真中が映画研究会を作って、そこにヒロインたちが加わるというもの。意外とラブコメ要素を除いても読める内容になっています。
- メディアコミック
- 作者河下 水希
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2010-01
91位 COWA!
鳥山明による絵本風の短期連載作品
- ドラゴンボール終了後に鳥山明が書いた全1巻の短編作品
- 鳥山明は「人生の中で一番好きな作品」と語っている
お化けの主人公パイフーと、親友のポセ、元力士で腕っ節の強い丸山が、モンスターの出る危険な道を冒険するというお話です。絵本風のタッチで、話のテンポも鳥山明特有のちょっと間の抜けたやりとりで進んでいきます。
ヤンチャだけど無鉄砲なパイフーと、口下手で不器用だど根は優しい丸山のやりとりが好きでした。
全体的にはコメディタッチですが、終盤にはバトルシーンもあって起承転結が全く無駄なく作られていて素晴らしいです。
- メディアKindle版
- 作者鳥山明
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2014-04-04
92位 武装錬金
核鉄と呼ばれる新しい命を授かった武藤カズキが戦いに身を投じる
- 週刊少年ジャンプで2003年~2005年に連載、コミックス全10巻
- 連載期間は短いが日米で人気を博した
- アニメのOP「真赤な誓い」が動画サイトで話題になった
和月伸宏といえばるろうに剣心ですが、それに続く作品がこの武装錬金です。残念ながらジャンプのアンケートはそれほど振るわず10巻で打ち切りとなってしまいましたが、熱い展開でコアなファンが多く記憶に残るものになっています。
るろうに剣心とはまるで違う世界観で、ギャグもあり戦闘もありラブコメ展開もありで少年漫画の要素をいっぺんに詰め込んでいます。ただやっぱり戦闘描写が一番板についています。
主人公の武藤カズキは特別な才能を持った戦士ではなく、ただただ正義感が先行してしまうのですが、何度敵に屈しても諦めずに立ち向かっていく展開が胸熱です。まさに「真赤な誓い」の世界観そのままですね。
- メディアKindle版
- 作者和月伸宏
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2012-08-10
93位 Mr.FULLSWING
スポ根とギャグ要素が融合した「野球ギャグ漫画」
- 週刊少年ジャンプで2001年~2006年に連載、コミックス全24巻
- テニスの王子様のようなぶっ飛んだ必殺技が多数出現する
初期は「ギャグ漫画のついでに野球をしている」と評されるほどギャグテイストが強かったが、段々インフレバトル化していき、強大になりすぎた敵を倒すために終盤は野球シーンがメインになってくる。
リアリティのある野球漫画とは正反対だけれど、野球を通じて愚直に努力し続ける姿は青春ものとしてよく出来ています。個人的には凡人だけど飽くなき努力で這い上がってきた子津くんが好きでした。
野球が分からなくても楽しめる(というか知らないほうが楽しめるかも)ので、ビビッときたら読んでみてください。
- メディアKindle版
- 作者鈴木信也
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2013-04-19
94位 エム×ゼロ
魔法が使えない九澄が魔法学校で学園一のエリートとして過ごす
- 週刊少年ジャンプで2006年~2008年に連載、コミックス全8巻
- 魔法学校が舞台で、魔法を使った学園祭や上級生とのバトル展開も
- ラブコメ展開もあり
叶恭弘によるプリティフェイスの後の連載作品。ジャンプでは中堅どころとして一定の支持を得ていたが打ち切りとなってしまった。
女性キャラを描くのが得意な作者だけでお色気シーンが取り上げられやすいが、魔法を使えない九澄がいかにエリートとして振る舞うために機転を効かせるかの展開がなかなかおもしろい。特にクラスマッチでボスである大門を倒すシーンは見所満載だ。
打ち切り作品だが、最後までクオリティは保っていたし、もう少し見たい作品だった。
- メディアコミック
- 作者叶 恭弘
- 出版・メーカー集英社
95位 BOY
ハードロックなヤンキー漫画
- 週刊少年ジャンプで1992年~1999年まで連載、コミックス全33巻
- 80~90年代に流行したヤンキー漫画の代表作の一つ
- ロックバンドを結成するストーリーも
今となってはジャンプに掲載されていたのか!というほど見慣れない作品だったが、当時はろくでなしBLUESなどの不良漫画が流行っていた時代背景もあり、BOYも不良漫画として不動の地位を得ていた。
主人公の日々野晴矢は典型的な不良少年で、世界征服を胸に凶悪な敵と戦っていく。今では描けないような薬物中毒者と戦ったりと、まさにハードロックな戦闘シーンが凄い。
名前の由来は80年代に一時代を築いたロックバンド「BOØWY」から取っている。
- メディアKindle版
- 作者梅澤春人
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2012-06-22
96位 プリティフェイス
事故に遭った主人公が目を覚ましたら想いを寄せていた少女の顔になっていた
- 週刊少年ジャンプで2002年~2003年に連載、コミックス全6巻
- 可愛い女性キャラで評判の叶恭弘による初連載作品
空手の達人で腕っ節の強い主人公の乱堂がバス事故に巻き込まれてしまい、九死に一生を得たが、持っていた写真の女の子の顔に勝手に整形されられてしまう。その女の子は片思いの人だったのだが、その子には双子の姉がいたせいで、乱堂は姉と間違えられて共同生活することになります。
当然、女性になりきって生きていくと大変なことがたくさんあり、それを描いているのがこのプリティフェイスです。
ドタバタ学園コメディとしてよく出来ていて、最後まで面白かったのですが、作者がスケジュール的に限界となってギブアップしてしまったそうです。
もっと長期に渡って見たい漫画だったので残念ですが、完成度の高いラブコメとしておすすめです。
- メディアコミック
- 作者叶 恭弘
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2002-10-04
97位 新・優駿たちの蹄跡
名馬たちのノンフィクションを描いた作品
- 「優駿の門シリーズ」のスピンオフ版で、競走馬のリアルをノンフィクションで描いている
- リアルな描写は競馬ファンからの評価が非常に高い
みどりのマキバオーのようなストーリー漫画ではなく、実在の競馬に興味のある人向けに描かれたガチの競馬漫画。絆編、飛翔編、熱誠編、愛惜編とシリーズ化されており、様々な名馬たちの軌跡が克明に描かれている。
競馬はそんなに見ないけど、見てみたいというくらいの人にもぜひ読んでもらいたい。競馬のロマンが余すところなく描かれた名作なので、もっと知られて欲しい作品。
- メディアコミック
- 作者やまさき拓味
- 出版・メーカーエンターブレイン
- 発売日2012-10-25
98位 風のシルフィード
競馬漫画の先駆けとなった作品
- 週刊少年マガジンで1989年~1993年に連載、単行本は全23巻
- 主人公の森川駿と競走馬シルフィードの友情と成長を描いた作品
母馬の命を引き換えに生まれたシルフィードだが、生まれつき足に故障があり、薬殺処分されそうになったが、主人公の駿がそれを阻止し、自ら騎手になってシルフィードをG1、そして凱旋門賞へと導いていく。
マキバオーは海外編が尻すぼみのようになってしまったが、シルフィードは凱旋門賞まで丁寧に描いており、そこが物語のクライマックスになっている。どんどんスケールが大きくなる舞台をしっかりと描いており、競馬漫画の原点にして最高の作品だと思っている。
競馬漫画といえばマキバオーというのは確たるものになっているが、その礎を築いたのは紛れもなく風のシルフィードでしょう。実際にマキバオーはかなり多くの設定を風のシルフィードから持ち込んでいるので、既視感のあるシーンがたくさん出てきます。
- メディアコミック
- 作者本島 幸久
- 出版・メーカー講談社
99位 ごっちゃんです!!
大関の息子と勘違いされたごっちゃんが高校相撲部に入り…
- 週刊少年ジャンプで2003年~2004年に連載、コミックス全5巻
- マキバオーのつの丸による独特なギャグテイスト
- 大関の息子と勘違いされ、それを隠すドタバタ劇
つの丸作品でいうと「重臣 猪狩虎次郎」の次に来る作品。重臣 猪狩虎次郎は余りにもスカしてしまったが、ごっちゃんです!!はなかなかつの丸節がハマっていて面白い。相撲描写は案外しっかりしていて、スポーツ漫画としても見れる。
ライバル校に関脇の息子が入ったから大関の息子を連れてこい、と無茶振りされた相撲部員が自称大関の息子のごっちゃんを連れてくるが、実は居酒屋の「大関」の息子というとんでもない勘違いをするが先輩にバレると何されるのか分からないということでそれを隠し続ける。
幸いごっちゃんは負けん気とここ一番の怪力は大関レベルでなんとかごまかし続け、試合でもそんな潜在能力を発揮することになる。
- メディアKindle版
- 作者つの丸
- 出版・メーカー集英社
- 発売日2014-07-18
100位 花さか天使テンテンくん
天使のテンテンと小学生のヒデユキの交流と才能をテーマにしたギャグコメディ
- 週刊少年ジャンプで1997年~2000年に連載、コミックス全15巻
- 天使のテンテンと小学生のヒデユキの交流と才能をテーマにしたギャグコメディ
テンテンくんはサイダネと天翼じょうろを使って人の才能を開花させる天使なのですが、主人公である桜ヒデユキにサイダネの代わりに梅干しの種を入れてしまい、ヒデユキの本当の才能を探すために地上に降りてきたというお話。
一話完結型の心があたたまるギャグ漫画なのですが、テーマとして「人の才能とは何か」という問いがあり、私のようにあまり才能を持たずに生まれてきた人間にとってどう生きればよいのかを考えさせられる漫画でもあります。
- メディアコミック
- 作者小栗 かずまた
- 出版・メーカー集英社
序盤は医療の実態を暴くことで、既存の医者漫画にありがちな医者=聖人という幻想をぶち壊しにかかっていく展開が多いのですが、次第に人間ストーリーの要素が強くなっていきます。
障害者を持った親の心境だとか、ガン患者やその家族がどう考えるか、という誰にでも訪れうる大きな出来事をリアルに描写していて、自分だったらどうするだろう、と考えさせられます。漫画としても面白いし、人生の教訓にもなる素晴らしい作品です。
コミックスの売れ行きも順調で、ドラマも高視聴率を取るなど社会現象にもなった作品ですが、作者の周囲で色々あったせいで、なんと著作権フリーで無料で配信されています。
有料の時代から一冊100万部くらい売れていた作品なので、無料なら読まない理由はないでしょう!