2016年10月22日

デッキ構築型カードゲームを知らない? 「ドミニオン」で始めよう!

デッキ構築型のカードゲームをご存知だろうか?

カードゲームであるということ、そしてデッキという言葉を聞いて「マジックザギャザリング」やそこから派生した「遊戯王」や「デュエルマスターズ」を思い浮かべたり、ブシロードが送る「ヴァイスシュバルツ」や「ヴァンガード」などを想像する人は多い。しかし先に言っておくと、これは間違いだ。

先に挙げたゲームは、ご存知の方も多いかと思うが、TCG、トレーディングカードゲームというジャンルのカートゲームであり、デッキ構築型カードゲームとは異なる。

先に挙げたゲームといえば「札束で殴るゲーム」「お金をかけて強いカードを引いて勝つんでしょ?」なんてイメージがある。派生して「カードゲームはお金がかかる」なんて思われていることも多い。
しかし、これらはTCGのことであり、今回紹介するデッキ構築型カードゲームは、この条件には当てはまらない。

誤解のないように言っておくと、TCGを悪いとは思わない。筆者自身、ヴァイスシュヴァルツやWIXOSSで今も遊んでいるし、以前はヴァンガードやデュエルマスターズ、マジックザギャザリングなども遊んでいた。ここではただ、それらのTCGに向けられた固定観念とはまったく別種のゲームである、と前置きしたのだ。

「TCGじゃなくてデッキ構築型ゲーム」と前置きしてなお、「あぁ、知ってる遊戯王とかでしょ? 俺もやってるよ」とか、「金をかけてブースターパックを買いあさるゲームだよね」とか言ってくる人がいるのだ。いや、これ本当に。

デッキ構築型カードゲームとは

さて、前置きはここまでにして本題に入っていこう。

もっとも、今回紹介するのは『ドミニオン』というゲームであって、デッキ構築型カードゲーム全般ではないので、これもまた本題の中の前置きでしかないのだが。

ちなみにこの項目だが、デッキ構築型カードゲームについてをできるだけ公平に書くために意図的に例示を排しているため人によっては分かりにくいかもしれない。そんなときは、この項目を飛ばして「ドミニオン」というゲームそのものの説明を読んでくれてもかまわない。その方がわかりやすい場合もあるだろう。この項目はいわば「型から入りたい人向け」の説明だ。

そして、デッキ構築型カードゲームだが、簡単に説明すれば「デッキを作り、競い合うゲーム」である。この説明だけ聞くと「なんだ、TCGと変わらないじゃん」と思われてしまうかもしれない。だが、ブラウザバックするのはもう少し待って話を聞いてほしい。すぐにでも違うということがわかるから。

なにがTCGと違うのか、それは「デッキを作ること」がゲームの一部である、ということだ。
この説明でもやはり「やっぱり、一緒」と感じるだろうか? 確かにTCGも戦いの前にデッキを構築する時点から戦いは始まっているといえる。
しかしそうではない。「デッキ構築型カードゲーム」は「さぁ、ゲームを始めましょう! 先攻後攻決めたね? じゃあデッキを組み始めよう」と、完全にゲームの一部として組み込まれているのだ。

より具体的に説明しよう。

多くのデッキ構築型ゲームは、いわゆる「場」に、今回使うカードがずらりと並んでいる状態から始まる。そしてゲームにもよるが、大抵はカードを得るための初期リソースが配られる。
あとは自分の手番ごとに、リソースを費やして、「場」からカードを購入して自分のデッキに組み込んでいく。これだけだ。

分かるだろうか? TCGとは違う、いわゆる「買い切り」でそのゲームのパッケージを買えばいいだけなのだ。しかも、ゲームによっては1ゲームのうちに「場」に並べる数よりもカードのバリエーションが多い場合もある。

この場合は「場」に並べるカードを変えることで、前のゲームとは違ったプレイングを楽しむことができる。デッキ構築型カードゲームが「札束で殴り合う」ゲームではないことがわかっていただけただろうか?
ただゲーム内通貨でカードを買っているのは事実なので、通貨を使いまくって強いカードを引くというのは間違ってもいないことなのではあるが。

ドミニオンってどんなゲーム?

ここでようやく本題に入る。

ドミニオンというゲームは、最初は10枚しかないデッキを「場」からカードを買うことで増やしていき、最終的に、デッキ内の得点カードの合計で勝敗をつけるゲームだ。

順を追って説明しよう。この世界にはカードは大きく分けて三種類ある。(わかりやすいように名前は実際の名称と変えている。括弧の中にゲーム内での名称を記す)

  • 通貨カード(財宝カード)
  • 得点カード(勝利点カード)(マイナスのものは「呪いカード」
  • アクションカード

一つずつ説明していく。まずは、通貨カード。
これは、カードを買うのに使うカードだ。基本的には手札にある通貨カードに描かれた値の合計以下のカードを「場」から買うことができると考えればいい。(アクションカードで増やさない限り、基本的に1ターンに1つしか買い物はできない)

次に得点カード。これは、先ほども述べた通り、最終的な勝敗を決めるカードだ。デッキ内にあるこのカードに描かれた値の合計が一番高い人間が勝者となる。二位以下も同様。

最後にアクションカード。これはカードを買う前に使うことができるカードで、相手の妨害をしたり、カードを多く手札に呼び込んだり、無料で「場」からカードを手に入れたりできる。ちなみに、手札にあるカードを永遠にゲームから除外するだけ、というカードもある。そんなカードにどんな意味があるのか、詳しくはまた後で説明しよう。

では次に、ゲームの流れを説明する。

まず、最初に通貨カードと得点カードをすべて「場」に置く。ちなみに、通貨カードと得点カードは数種類ある。通貨カードなら「1」の値が描かれた銅貨、「3」の値が描かれた銀貨等だ。
そして、アクションカードの中からランダムに(もしくは任意で決めてもいいが)決められた数選び、カードの山を「場」に置く。

最後に、各プレイヤーに銅貨(「1」の価値のある通貨カード)を7枚と屋敷(「1」の価値がある得点カード)を3枚を配る。これが各プレイヤーの初期デッキである。
そして、プレイヤーはシャッフルした自分の山札(デッキではなく山札と表記する理由は後述)から五枚引く。これで、ゲームを始める準備はオーケーだ。

自分の手番が来たら、手札の通貨カードを使い、「場」からカードを買う。買ったカ―ドは「捨て札置き場」に置く。その後、手札もすべて捨て札に送り、新たに山札から五枚を引く。
次に自分の手番が来て終わると、山札にカードがない状態になる。そうなったら、捨て札置き場にあるすべてのカードをシャッフルし、それを山札とする。山札とわざわざ書いた理由もそこで、「デッキ」は山札と捨て札を合わせたものと考えてもらえばいい。

分かるかと思うが、二回の手番で買ったカードはそれぞれ、このときにようやく使用可能になる。つまり、買ったカードを使用するには山札をすべて引き切ってからである必要があるので、デッキのカードが増えれば増えるほど買ったカードが山札に反映されるのが遅くなるというわけだ。
 
もう気付いただろうか?
このゲーム、得点カードをバンバン買えばいいというわけではないことに。

得点カードはゲーム終了時に勝敗を決定する以外「役に立たないカード」であり、このカードを最初からたくさん買っていると。「手札が得点カードだけだ! 何も買えない!」とか「得点カード4枚! 通貨カード1枚! ほぼ買えない」なんていう自体になりかねない。

勝つためには得点カードをたくさん持っていたいが、持っていると、邪魔になる。要するに後半に入って買えばいいのだがさてはて、後半とは「いつ」なのか。この辺の駆け引きが楽しい。TCGが好きな人も好きだった人も大抵は駆け引き好き、きっと楽しめるだろうと私は思う。

先ほど触れた「手札から捨てるだけのカード」の意味もこれでわかっただろうか。序盤にだけ有効なアクションカードを除外したり、価値の低い通貨カードを除外することで価値の高い通貨カードが出る確率を上げたりと、「自分のカードを除外する」事にも意味があるのだ。

ドミニオンを今買うべき理由

ドミニオンは海外のゲームである。そしてこの手のアナログゲームは日本ではあまり売れないこともあってかあまり出回らない。

ドミニオンの一部の拡張パックは希少価値でとんでもない値段になっていることもある。
しかし、来る11月ドミニオン基本パックの日本語版が再販される運びとなったのだ。拡張パックも順次再販していく予定らしい。今買わずに逃せば、次に買うのは待っているのは更なる高騰化の波かもしれない。ドミニオンは、待ったなし、今買うべきである!

さらに予想以上に予約が殺到すれば、ローカライズ企業がもっと売ってくれる数を増やしてくれるかもしれないしね!

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