2017年02月16日

Hulu(フールー)に登録するのはお得なの?評判、契約してみた感想、メリットとデメリットを徹底解説

日テレが運営するHulu(フールー)というサービスを利用して、1年半くらいになります。

個人的な感想を言えば、生活を大きく変えたサービスです。
ドラマや映画が身近なものになり、色んな知識が増えました。

Huluの登録は、メリットもあればデメリットもあります

ここでは、一体Hulu(フールー)がどんなサービスか、契約すると何を見れるようになるのか、なぜ「見放題」なのか、どういう仕組みで運営されているのか、など、多くの方が疑問に思いそうなことを解説していきます。

基本的にHuluはおすすめのサービスですが、必ずしもメリットばかりとは限りません。どういうデメリットがあるかも、丁寧に書いていくつもりです

Huluに興味がある方、登録しようかどうか迷っている方にとって、本記事が有用な情報になりましたら幸いです。

Hulu(フールー)とはどんなサービスなのか?

月額933(税込みで1008円)支払えば、中にある動画が見放題というサービスです。
動画は、パソコンの中にダウンロードするのではなく、「ストリーミング」という読み込みながら見る形式によって視聴します。

分かりやすく言ってしまえば、有料版YouTubeですね。

「YouTube」は無料で見れる代わりに、素人が投稿した動画が多いです。
一方で「Hulu」は、月額料金が必要ですが、プロや企業が作った映画やドラマやテレビ番組を見ることができ、動画再生中に広告などは一切必要ありません

このようなサービスは、SVOD(Subscription Video on Demand)= 定額動画サービスと言い、2010年代で世界中で流行し出し、日本では2016年頃から広まりました。

もともとHuluはアメリカのサービスで、YouTubeに対抗するための有料サービスとして誕生しました。
しかし、本場では経営が立ち行かなくなり、日本版「Huluジャパン」を、日本のテレビ局「日本テレビ」が買収して、日本国内で大ヒットサービスになりました。

ハリウッドのメジャースタジオとのコネと、地上波であるテレビ局の宣伝力とが組み合わせって、非常に充実したサービスになっています

現在、Docomo携帯の加入と同時に契約させられることの多い「dTV」が会員数がNo.1ですが、dTVは月額500円のサービスであり、月1000円代のサービスでは、実質的にHuluがナンバーワンと言っても過言ではありません。

Huluに登録すると何が見れるの?

映画やドラマやバラエティ番組を視聴することができます。

どのような動画が視聴できるかは、登録せずとも一覧を見たり検索することが可能です。
ここで紹介するよりも、実際にサイトに行ってみたほうが早いでしょう。

フールーの公式サイトはこちらから!

(当サイトでは、Huluで見れるおすすめの動画をランキング形式でいずれ紹介していく予定です。)

Huluに登録する方法と解約する方法

Huluは、2週間の無料トライアルが可能です。

契約して2週間は一切お金がかからず、2週間以内にサービスを解約すれば一切お金がかかりません。

動画配信サービスの中には、「ツタヤディスカス」や「ゲオチャンネル」のように、無料トライアルさせておいて解約が変わりにくいという悪質なものもありますが、Huluは一切そんなことはありません。

退会の方法は非常に分かりやすく、「アカウント」という項目に「登録をキャンセル」があるので、そこから進めば好きなときに退会することができます。

Huluに登録する際には、Eメールアドレスとパスワードが必要になり、また無料トライアルを利用するためにはクレジットカードの登録が必要になります。
2週間で退会すればお金はかかりませんが、何度も無料トライアルを繰り返して無料で見続ける行為を防ぐために、最初にクレカや利用者登録が必要になります。

ただ、Huluを使うのにクレジットカードが必須というわけでもなく、「Paypal」のような電子マネーや、「ドコモケータイ払い」、「auかんたん決済」のような方法でも支払うことができます。

Huluは「お得」なのか?

何を持ってして「得」として、何を持っていて「損」とするかは人ぞれぞれなので、難しい問題ですが、以前までのレンタルビデオ店でDVDなどを借りていた状況と比較してみましょう。

例えば、TSUTAYAなどのレンタルビデオ店では、一番安い場合で、旧作のDVDが1枚100円です。
映画であれば、10作品見ることで、大体元がとれるようになります。

ドラマの場合ですと、1枚のDVDに2話か3話ほど入って、一番安くて1枚100円です。ドラマを見る場合ですと、1月に20話から30話ほどを見て、元がとれます。

これはDVDレンタルを一番安く設定した場合であり、準新作などは250円であり、映画なら4話、ドラマなら10話ほど見ると、元がとれます。

Huluの良いところは、わざわざ借りて返すという手間が一切かからないところです。うっかりしていて高い延滞金を払うということもありえず、どれだけ見ても月額1000円なので、安心して視聴することができます。
「手軽さと安心」というのが、動画配信サービスの大きなメリットの一つです。

そこそこドラマや映画を見ようとする人にとって、Huluは非常にお得なサービスと言えそうです。

Huluにしかできないこととして、作品をちょっとずつ見て、気に入らなかったらすぐに辞めて別の作品を見る……というのが可能なことです。
自分が本当に見たい作品を探しやすいです。

レンタルビデオ店では、つまらない作品でも、借りたなら見なければいけない……という状況に陥りやすく、「パッケージだけ面白そう詐欺」に引っかかってしまうこともありますが、Huluではそのようなことがありません。気に入らなかったら、すぐまた別の作品を見ればいいだけです。

Huluは、「見放題」だからこそできる視聴方法が楽しめるのです。

なぜHuluのようなサービスが可能になるのか?

Huluのサイトに行って視聴可能なコンテンツを眺めてみると、「なぜこのような豪華なラインナップが見放題なのか?」と驚いたり、不審に思ったりする人もいると思います。

これができるのは、情報のデジタル材という特徴に因ります。

ストリーミングの動画サービスの「内容」は、すべてダウンロードする情報です。これを個別のユーザーに届ける際には、サーバー代くらしか必要なものがありません。在庫に抱えるコストがほぼゼロなのです。

これが、何かの「食べ放題」のようなサービスだったとしたら、各食材に原価があるし、在庫を抱えるコストもあるし、店舗に並べるコストもかかります。
レンタルビデオ店にしても、物理的なDVDを並べる置き場所や、それを整理する人件費に、大きく費用がかかってしまいます。

一方で、インターネットの動画配信サービスの場合、作品を並べる場所代が要らず、作品が物理的な形をとらない完全なデータなため、ほとんどコストをかけずに配信できるのです

となれば、Huluのような動画サービスに必要なのは、コンテンツを所持している権利者との契約になります。
どのコンテンツをどれだけの値段でHuluに引き入れるか交渉が、どういう形で行われているかはわかりませんが、各サービスが、できるだけユーザーを惹き付けるコンテンツをサービス内に取り入れようと、苛烈な競争を繰り広げています

Huluに関しては、元がハリウッド系のプラットフォームなので、映画や海外ドラマに独自のコネを持っていることと、日テレが主催しているので、バラエティ番組や日本のドラマが豊富なことです。
つまり、ユーザーを惹き付ける上で、かなり充実したラインナップを備えていると言えます。

他サービスと比較して、Huluに登録するメリットは?

動画の圧倒的なラインアップを見る限り、Huluに登録するメリットは明白だと思います。

しかし、他にも動画配信サービスはたくさんあるので、それらと比較する形で、Huluにはどのようなメリットとデメリットがあるのかを述べていきたいと思います。

月額1000円ですべて見放題!

「dTV」や「U-NEXT」や「Amazonプレイムビデオ」といったサービスは、定額の料金にプラスして、PPV(ペイ・パー・ビュー)と呼ばれる、作品ごとの課金があります
多くの動画を無料で見放題なのですが、人気動画を見る際には追加でお金を払う必要があったりします。

Huluの一番のメリットは、このようなPPV方式をとっておらず、登録すれば月千円で、すべて完璧に見放題だと言うことです。
このような仕組みのほうが、公平感があり、ユーザーにとってもわかりやすくありがたいものだと思います。

王道のラインナップを追求

まず、Huluが強いのは、映画・海外ドラマ・国内ドラマ・バラエティ番組と、コンテンツの王道を揃えていると言えます。
例えば競合サービスの「dTV」は、作品数がNo.1を謳っていますが、「音楽」や「ショートショート」と言ったジャンルの動画を数に含めており、まともな作品の数でNo.1と言えない可能性があります。

その点、フールーは人気ジャンルの厚みが強く、変に数の水増しをせず、わかりやすいシステムで、わかりやすいコンテンツの面白さで勝負しています。

とにかくユーザーを登録させてお金を稼ぐというのではなく、信用とブランドを重視している運営だと思います。

海外ドラマが強い

元がアメリカのハリウッド系の会社だけあって、海外ドラマのラインナップが非常に強力です。

特に、ワーナー系のケーブルテレビ局「HBO」が制作しているドラマは、国内の動画配信サービスではHuluでしか見れない場合が多いです。
具体的には、ドラマ版「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ボードウォーク・エンパイア」や「ゲーム・オブ・スローンズ」のような作品です。

これらは、海外では非常に人気があり有名な作品ですが、レンタルビデオ店にも置いていないことが多く、国内でもっとも手軽に見る方法はHuluに登録することです。

テレビドラマやバラエティが豊富

Huluの運営は日テレがやっています。日テレはテレビドラマやバラエティを制作しているので、当然ながらコンテンツをHuluに流すことができます。

「東京タラレバ娘」のような人気ドラマの見逃し配信や、「有吉反省会」や「マツコ会議」のような人気バラエティ、「笑点」や「エンタの神様」のような終わり番組など、テレビ系コンテンツが非常に充実しています。

また、AKBや乃木坂のライブ放送や舞台の裏側映像、お笑い芸人のオリジナル番組など、とにかくテレビ好きなら絶対満足するラインナップを揃えてきています。

時事ネタや特集が充実

Huluは、その時その時の流行している映画などの関連動画を、特集として組みます。
例えば、『シンゴジラ』が流行しているときは、歴代のゴジラ作品が見放題だったし、ハリポタ新シリーズ『ファンタスティックビーストと魔法使いの旅』の放映記念時には、映画『ハリー・ポッター』8作品がすべて見放題でした。

「劇場公開関連作品」という特集を常にやっていて、例えばティム・バートン監督の新作『ミス・ペレグリトンと奇妙な子ども達』が現在公開されていますが、Huluでは同じ監督の過去の名作『チャーリーとチョコレート工場』などが放映されています。

このように、時事ネタに沿った特集を組んでくれるので、流行に追いついたり、休みの日にデートで見る予定がある映画をより詳しく見れるようになったりします。

総合的にコンテンツが充実

硬派でシリアスな海外ドラマから、テレビ好きのための裏側番組まで、幅広く押さえていて、Huluにさえ登録しておけば時流を知ることができます。

Huluに登録したけど、気にいる作品が一つも見つからない、といったことはまずないと思われます。

知る人ぞ知るマイナーな名作というよりも、王道の人気作といったラインナップですが、これほどあらゆるコンテンツが流行する時代に、「Huluにある作品なら大抵見たぜ」という方はほぼいないと思います。

他サービスと比較して、Huluに登録するデメリットは?

 ここからはデメリット、Huluの良くないところを挙げていきます。
メリットとデメリットの両方を比べた上で登録するかどうかを決めてください。

動画のラインナップが永続的なものではない

個人的に考える、Huluの最も大きなデメリットがこれです。
動画のラインナップが消えることがあるのです。権利側と◯◯日まで、という契約をしているのでしょう。

もちろん、頻繁にラインナップが入れ替わるわけではないし、「大作ドラマを見ていたけど、急に見れなくなった!」ということはありません。もし期限が終了する予定がある場合は教えてくれます。
しかし、「久々にこれ見返したいな〜」と思っていた動画が、いつのまにか無くなっていることも過去にありました。

具体的には、

『ブレイキング・バッド』という傑作海外ドラマ


『サバイバルゲーム MAN vs. WILD』という海外の傑作ドキュメンタリー

は、Huluで以前普通に視聴することができたのですが、現在は見れなくなってしまっています。
頻繁にラインナップが入れ替わるわけではないのですが、時事ネタの特集系などはサービス期間が終わると見れなくなってしまうことが多いです。

ラインナップ変更は、何もHuluに留まらず、他の動画配信サービスでも普通に行われています。
ただ、Huluの場合、月千円で完全に見放題な代わりに、ラインナップが入れ替わることがよくあります。

サービス開始時からずっとある作品もあれば、比較的すぐに消えてしまう作品もあります。
どれくらいの期間見れるかは作品によってまちまちで、そこらへんは少しわかりにくいところがあります。(再生数が少ない動画は消えていく……というのもありそうです。)

個人的な感覚ですが、好きな作品が消えてしまう寂しさのようなものを感じてしまいます。

倍速機能や画質等はBlu-rayに劣る

Huluは基本的に高画質に対応していて、最高画質は720pです。
ブルーレイなら可能な、フルHDと言われる1080pには劣ります。

ただ、720pと1080pの違いがわかる人はそれほどはいないと思います。ほとんどの人が十分に高画質と感じると思われます。

ただ、Huluには、ビデオができるような倍速機能がありません。これに関しては、ストリーミング配信という形式をとっている以上は難しく、他の動画配信サービスも同様に不可能です。

同時に複数端末での視聴はできない

 これは当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、複数の端末で同時に視聴することは不可能です。

Huluは家族で使うこともでき、パソコンで見たりスマホで見たりと、端末も自由です。
一方で、一つのアカウントで、同時に違う端末同士からアクセスすることは不可能です。

まあ、こんなことができたら、家族のみならず親戚同士、友達同士でアカウントの共有が起こって商売上がったりになってしまいます。

基本的に、一家に一アカウントで十分に楽しめるのですが、誰かがテレビで番組を見ているのと同じ時間に、誰かがスマホでアクセスするということはできなくなっています。
そのようなことがしたい場合は、2つ目のアカウントに契約しましょう。

全体的に不満点は少ないが……

サービスの登録も解約も操作方法も分かりやすく、全体的にしっかりとしたレベルの高いサービスだと思います。ほぼ唯一にして最大の欠点が、ラインナップが安定しないことでしょうか。

これに関しては、1000円で完全に見放題であるのとバーターと言えなくもないです。

無料お試し期間がある

動画サービスは、とりあえず使って試してみるのが早いです。

登録しなくても、第1話だけお試しで見れるドラマなどがいくつかあるので、そこで使い勝手などを試してみることをおすすめします。

 フールーの公式サイトはこちらから!

Hulu,dTV,GYAO!…おすすめはどれ?動画配信サービス比較ランキング
Hulu,dTV,GYAO!…おすすめはどれ?動画配信サービス比較ランキング
この記事では、運営チームとユーザー投票によって選ばれた、おすすめの動画配信サービスを、比較とランキング形式で紹介していきます。 ここで扱うネットの動画配信サービスは、「VOD(ビデオ・オン・デマンド)」と呼ばれ、視聴者が、好きな時に好きなものを、要求に応じて(On Demand)見ることができるサービスです。 これまで、動画はテレビという媒体でしか見ることができなかったので、規定の時間帯にテレビの前に座っている必要がありました。しかしインターネットによって、選んだ動画を自由に見る環境が整ったのです。 あるいは、この種のサービスは、「SVOD(サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド)」ともよく言われます。Subscription(サブスクリプション)とは、「定額」を意味し、ネットの動画配信サービスは「月額◯◯円で見放題」というものが多いです。 また、月額とは別に、作品ごとに課金するPPV(ペイ・パー・ビュー)という形式もあり、どれくらいの値段で、どれくらい無料で見ることができるのかは、サービスごとに異なります。 本記事では、各サービスのメリット・デメリットを比較していく形で、ユーザーも投稿可能なコメントと共に、動画配信サービスを皆様に紹介しています。 多くのものが映画やドラマをメインに据えていますが、中にはスポーツやアニメや演劇に特化しているものなどがあり、必ずしも第1位が万人にとってのベストとは限りません。 あなたにピッタリの動画サービスが見つかりましたら幸いです。

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