2016年10月20日

いよいよドラフト会議直前!投手大豊作の中、各球団の1位指名は?

本日10月20日にいよいよドラフト会議が開催されます。
ドラフトは17:00から始まりますが、地上波でも放送されます。毎年TBS系列で放送されており、今年も16:53~17:50にかけて放送予定です。

TBSのスポーツ中継全般に言えるのですが、選手個人のスキルよりも家族愛などにフォーカスされてしまうので、野球ファンにとっては実は評判が悪かったりするんですよね。
ただ世間受けはよくて、毎年高い視聴率を獲得しているのが話題にもなります。

昨年は豊作と言われながらも大本命不在と言われていましたが、今年は創価大学の田中正義投手と初め、明確なドラフト1位候補が存在しているので、今回はドラフト1位候補に挙げられている選手を紹介します。

田中正義 (創価大学)

田中正義は、文句なしのドラフト1位候補で小池秀郎、野茂英雄が持つ最大8球団競合指名を上回る可能性があるのではとも言われている投手です。

最大の武器は最速156キロのストレートと鋭く落ちるスライダーとフォークです。コントロールは特筆すべきものではありませんが、決して悪くはなく荒れ球でもありません。
大学リーグ戦で15連勝中で、50イニング無失点などまさに難攻不落の強さを誇った投手です。

最も世間を驚かせたのは2015年のNPB選抜との試合で、大学3年生ながらプロ選手を相手に7者連続奪三振を奪ったことで、野球ファンにも広く知れ渡り、この時点で1位指名間違い無しという太鼓判を押されるほどになりました。

しかし田中正義は高校時代に肩を痛めて外野手に転向した経緯があり、また大学4年時のリーグ戦で右肩痛を再発するなど、故障の不安を抱えていることがマイナス要因となっています。
一時は12球団指名もあるのでは?と呼ばれるほど報道が加熱していましたが、最近はやや落ち着いてきている印象があります。

それでも既に複数球団が1位指名を公表しており、ドラフトでももしかしたら過去最高の9球団以上の指名もあるのではと目されております。もちろんドラフトは情報線でもあるので相手の裏をかくためのブラフもあり、鵜呑みには出来ませんが、間違いなく競合指名になるでしょう。

佐々木千隼 (桜美林大学)

大学リーグ戦ではあの巨人・菅野智之に並ぶ53イニング連続無失点という圧倒的な成績を残している投手です。
150キロ台の速球をコンスタントに投げ込む速球派で、最速は153キロ。スライダーやシンカーといった変化球も切れ味抜群です。

田中正義が右肩に不安を抱えたことで、引いた潮目が佐々木千隼に向いてきており、一時は田中を超える指名があるのでは?とも言われましたが、最終的には田中正義が一番人気となっており、佐々木千隼は二番手あたりにつけています。

今の所、阪神など複数球団での競合が必至と言われています。

山岡泰輔 (東京ガス)

社会人ナンバーワンと呼ばれている投手です。
身長172センチと投手にしてはかなり小柄ですが、最速152キロの速球に加え、最大の武器は縦に鋭くおちるスライダーです。その他にもタイミングを外すチェンジアップなど変化球が多彩です。

高校時代にあのダルビッシュ有からスライダーを絶賛され、今すぐプロに行くべきとの評価を受けています。
高校卒業後は東京ガスに入社し、3年を経てドラフトの目玉投手となりました。

オリックスが1位指名すると見られており、もしかしたら競合なく1本釣りとなるのかもしれません。

寺島成輝 (履正社)

高校BIG3(後に今井達也が加わってBIG4)と呼ばれる選手の中でも最も高い評価を受けていたのが、この寺島成輝です。

淀み無いフォームから繰り出す最速150キロの速球に加え、制球力も安定しており、貴重な左腕投手でもあります。
甲子園出場は1回ながらも、総合力では世代ナンバーワンと評され、早くからスカウトに注目を集めており、高校3年生の夏には甲子園に導きベスト16まで進出しました。

DeNAがドラフト1位筆頭に掲げているとされており、競合があるかないかは他の選手次第といったところでしょうか。

今井達也 (作新学院)

もともと高校生投手では履正社の寺島成輝、横浜の藤平尚真、花咲徳栄の高橋昂也がBIG3と呼ばれていたのですが、後からこの今井達也が台頭してきたことで、現在はBIG4と呼ばれています。
今年の夏の甲子園を優勝したことで、寺島成輝を凌いで高校生ナンバーワンとの声もあるほど評価を上げています。

最速152キロのストレートに、スライダーやカットボールが持ち味の投手です。まだまだ伸びしろが抜群と、潜在能力を高く評価されている大型投手です。

中日がドラフト1位に指名すると言われており、競合もありうると見られています。

まとめ

ここでは紹介しなかった明治大学の柳裕也や、横浜の藤平尚真、花咲徳栄の高橋昂也といった有力選手も含め、今年は投手が大豊作の年だと言われています。
とりわけ創価大学の田中正義投手は即戦力間違い無しと見られており、もしかしたら過去最高の指名競合になるかもしれません。

本日17:00からドラフト会議が行われますので、興味があるかたは是非チェックしてみてください。

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