2016年11月10日

錦織圭とATPファイナルの初戦で対戦するスタン・ワウリンカとは?過去の対戦成績も紹介。

いよいよ11月によりテニスのシーズンも最終戦であるATPワールドツアー・ファイナルを残すのみとなりました。ATPワールドツアー・ファイナルとは世界ランキングで上位8名に選ばれたものだけが出場できる、世界最高峰の大会です。
錦織圭の初戦の相手はスタン・ワウリンカです。世界一のバックハンドの持ち主と呼ばれるワウリンカについて紹介します。

錦織圭が出場するATPファイナル

過酷なテニスのシーズンもいよいよATPワールドツアー・ファイナルを残すのみとなりました。

ATPファイナルは世界ランキングが上位8人の選手のみが出場できる大会で、これまで日本人選手が足を踏み入れるとは全く考えられませんでした。
そんな中、錦織圭は今や世界のトップ選手の一角となり、3年連続の出場を果たしています。

ところでテニスのランキングについて、あまり良く分からないという方もいると思うので、まずはランキング形式について紹介したいと思います。

ランキングについて

そもそもATPとは何かというと、男子テニスの運営している組織のことで、ここが付与しているランキングに応じて世界ランキングが決まっています。

このATPファイナルは、2016年のツアーを戦ってきた世界中の選手の中から、ツアーで獲得したポイントが上位8人の選手が出場することができます。

テニスのツアーが過酷だと言われる理由は、ランキングが累計ではなく、単年で計算されるところにあります。
そのため、どれだけの名選手であっても、毎年毎年ツアーで良い成績を収めなければあっという間にランキングが落ちてしまい、このATPファイナルはもちろんのこと、グランドスラムのような重要な大会でもシード権を得ることができないのです。

獲得できるポイントは、より難しい大会で、より上位に入ることで多くのポイントを得ることができます。むしろここで得られるポイントこそ、大会のグレードを示すことになります。

最上位なのがグランドスラムで、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープンの4つです。
次に位置するのが、このATPファイナル。その次がマスターズとなっています。

錦織は全米オープンで準優勝したことでブレイクを果たしましたが、実はまだマスターズでも優勝できていないように、マスターズ以上のグレードで優勝するのは至難の業です。

ATPファイナルの仕組み

ATPファイナルは4人1組のグループで2組に分けられます。
組み合わせは完全に抽選で、試合順も抽選の段階で全て決まります。

ツアーの大会では世界ランキングの順位に応じてシード権が振り分けられるのに対して、ATPファイナルは運の要素も大きくなっています。

グループの中で上位2名が勝ち上がり、合計4名でトーナメントを行い、優勝者が決定します。

過去4大会は全てノバク・ジョコビッチが優勝しており、ここ最近はジョコビッチ一強だと言われるところでもあります。

錦織のグループは?

ATPファイナルでは「A組」と「B組」に分かれますが、錦織はA組に入っています。
しかし、このA組はB組よりも世界ランキングが上位の選手で固められ、「死の組」とも呼ばれています。

同じ組の対戦相手としては、世界ランキング1位のアンディ・マレー、世界ランキング3位のスタン・ワウリンカ、世界ランキング7位のマリン・チリッチです。

もちろん上位8人の選手たちですから誰とやっても楽ではありませんが、特にマレーとワウリンカは通算成績で負け越しているだけに、突破はひいき目なしに見ると5割を切っているでしょう。

残りのチリッチにしても、先月の「スイス・インドア」で負けている相手ですし、サーブで調子に乗らせたら手強い相手ですので、全敗も十分考えられます。

一方で、マレーには全米オープンで勝利しているので、当然全勝だって考えられます。これだけ実力が拮抗していれば何が起こるか分からないというのも楽しみの一つです。

初戦で戦うスタン・ワウリンカ

ワウリンカはスイスの選手で、グランドスラムを3度制覇しています。
この3度という数字がいかに凄いのかというと、BIG4と呼ばれる選手以外では2006年以降にグランドスラムを制覇したのは3人しかいません。

その3人の中の一人で、BIG4以外では最多の優勝を誇っており、近年は「新BIG4」の一角に名を連ねている選手です。 

錦織選手が得意としているバックハンドですが、画像のようにワウリンカは片手でのバックハンドを得意としており、バックハンドなら世界一と誰もが認めています。

もちろん全てがハイレベルで、サーブも常時200キロオーバーで、難しいコースを付かれたならば返すだけで精一杯となってしまいます。

通算成績は錦織にとって2勝4敗で、直近では全米オープンの準決勝でワウリンカが勝利し、そのまま全米制覇を成し遂げています。

錦織に勝算はある?

これだけ読むとワウリンカに勝てないのではないか?と思われるかもしれませんが、そこまで悲観することもありません。

まず前回の全米オープンでは、ワウリンカの前に現世界ランキング1位のアンディ・マレーに激戦の末に勝利していて、コンディション的に難しい中でワウリンカと戦っていました。
その中でも序盤は錦織が確実にペースを握っていましたし、ブレイクポイントを取っていれば十分勝てた試合です。

全米の前のマスターズでは錦織が勝利していますし、確かに格としてはワウリンカのほうが上ですが、実力を発揮できれば5分に戦えるはずです。

もちろん実力を発揮するということ自体が簡単なことではなく、シーズンの最終戦だけあって疲労も溜まっているでしょうし、コンディションも凄く重要な要素でしょう。

ATPファイナルの放送予定

グランドスラムのは多くがWOWOWの独占放送ですが、ATPファイナルはNHK総合およびBS1で放送されるので、WOWOWを契約していない人でも生中継で見ることができます。

錦織の試合はもちろん、その他の試合も全て生放送されるので、これを機にぜひテニスを見てはいかがでしょうか?

錦織vsワウリンカの一戦は11月14日(月)の夜11時から開始予定です。
テレビ中継は10時55分からNHKで行われるのでお見逃しなく!

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