2016年10月16日

クライマックスシリーズ打率8割超え!余りにも神ってた田中広輔がMVP獲得

2016年のセ・リーグのクライマックスシリーズはファーストステージでDeNAが巨人を破り、ファイナルステージに進出。ファイナルステージではリーグ優勝をした広島とDeNAが激突しました。

広島は第1戦、第2戦とシーズンでも大活躍したジョンソン、野村の両先発が冴えて2戦連続完封リレーで勝利。続く第3戦は黒田博樹が打たれ、敗れています。
そして第4戦、初回から6点を奪う猛攻でDeNAを破り、見事日本シリーズ進出を決めました。

赤ヘル旋風に湧き上がる広島ですが、中でも一際輝いていたのは1番バッターの田中広輔でした。

10月15日のセ・リーグ、クライマックスシリーズファイナルの第4戦、広島東洋カープが横浜DeNAベイスターズを破り、日本シリーズ進出を決めました。
カープのCS突破は初のことで、日本シリーズ進出は25年ぶりの快挙です。

CSでは2戦連続完封勝利を収めるなど、先発投手が躍動していたのが印象的でしたが、中でもMVPを獲得した田中広輔は打率が8割を超えており、緒方監督ですら「神ってる」というほどの大活躍でした。

田中広輔とは

田中広輔選手は広島カープの切り込み隊長としてシーズンを通して1番バッターとして出場していました。1番バッターらしく出塁率の高さと俊足を活かした盗塁が武器の選手です。

昨年からレギュラーとして定着し、今年は本塁打・盗塁の成績を大きく向上させ、2016年に飛躍した選手の一人です。

クライマックスシリーズでの活躍

CSのファイナルから登場となったカープは、DeNAと合計4戦行い3勝1敗で日本シリーズ突破を決めています。
田中広輔は4戦の成績が12打席10安打を記録。打率は.833、出塁率は.883と驚異的な成績を残してDeNAのピッチャーを苦しめました。

日本シリーズ進出を決めた第4戦でも3打数2安打、2打点を上げる活躍で、結果的に値千金となる8点目の打点をあげています。
この日広島は初回に6点を奪い、早々に試合を決めたかと思われましたが、骨折を押して出場した梶谷の2ランホームランなどまさかの反撃にあい、7点を巻き返される激しい乱打戦となりました。
もしも田中広輔が8点目を奪っていなければ同点に追いつかれており、広島にとっては厳しい試合展開になっていたでしょう。

緒方監督も「神ってるわね。このシリーズ神ってたわ」と表現するほどあまりにも神ってた活躍で、CSのMVPを獲得しています。

日本シリーズに向けて

広島はリーグ戦を2位に17.5ゲーム差をつける圧勝劇で優勝し、クライマックスシリーズも巨人を破って勝ち上がってきたDeNAを相手に3勝1敗と実力差を見せつけ無事に突破しました。

残すはパ・リーグの王者との日本シリーズです。
セパの争いとなると、交流戦では1位から6位をパ・リーグの球団が占め、7位から12位までがセ・リーグの球団が占めたこともあるなど、パ・リーグが明確に優位に立っているのが現状です。

ですが今年の交流戦では、セ・リーグで唯一上位陣となる3位につけており、パ・リーグの上位チームとも遜色のない成績を残しています。
さらに現在CS突破が濃厚視されている日ハムよりも好成績を上げており、パ・リーグとも十分互角に戦えるのではないかと思われています。

25年ぶりの優勝、日本シリーズ進出を決めた広島旋風ですが、日本シリーズでも変わらず旋風を起こせるのでしょうか。
日本シリーズから目が離せません。

広島対DeNAは新しいプロ野球の象徴!クライマックスシリーズの見所を解説
広島対DeNAは新しいプロ野球の象徴!クライマックスシリーズの見所を解説
25年ぶりのリーグ優勝に湧いた広島東洋カープ。優勝を決めた試合の視聴率は広島地区で平均60%、最高71%という記録的な数字となり、世間を騒がせました。 そんな広島にクライマックスシリーズの決勝ラウンドで対するのは横浜DeNAベイスターズ。かつては勝率3割ほどの超がつくほどの弱小球団でしたが、キャプテンの筒香を筆頭にリーグ上位になるまで実力をつけてきました。 両球団とも若手の成長が著しく、地域密着型で観客の熱も高いという特徴があります。そんな新しい時代の幕開けとも言える両球団によりクライマックスシリーズの展望を書いてみました。

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